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2010年5月30日 (日)

■ 地味うま&ハデうまだった「祇園にしむら」


1「祇園にしむら」さんの5月です。キラキラゴージャス☆☆☆永末摩美さん永末書店と共に、先週のある日、お座敷でいただいたコースです。優しく静かにおいしい回が続いていたと思うのですが、今月は最後に強烈においしいものが用意されていて驚かせてくださいました。まずはいつもの●胡麻豆腐 で始まります。切子ですごく涼しげ。
2●お椀は鯛にゅうめん。錦糸卵、三つ葉、柚子。じんわりしみじみおいしいです。おだしの余韻が美しい。
3●お造りは、明石の鯛、羅臼のうに、沖縄の天然のまぐろ。すべての具合が最高だと思います。口に当たる大きさとか厚さとか温度とか。それ以前に熟成の加減とか。完璧なお造りを食べさせていただいていると思います。今月はシックなお皿です。
4●八寸はグラスから時計回りに、○じゅんさい、○しろ菜、水菜、防風、棒茗荷のおひたし ○蛸に三杯酢の煮凝り ○丸十 ○ずいきに辛子酢味噌 ○うすいえんどう豆の翡翠煮。全体にさわやか~な色、口当たりのものが多いです。ずいきが出てきて、ああ夏だ~と思います。しゃりっとしてすごく好き。ひと口のおひたしとかえんどう豆とか、何でもなさそうな品の、この目ざましいおいしさはどういうことでしょう~\(゜o゜)/
5●からすみを1枚。これがまた格別おいしかったのだけど、これは摩美さんがものすごく反応されました。やっぱりお酒飲みだからね~笑笑。西村さんに伺ってみたら、やっぱり最高級のものだそうです。
6●安曇川の稚鮎。そら豆、レモン。蓼塩と。
7●これがとても新しい食感でした。焼いてから素揚げにされているそうで、焼いただけのワイルドさから、一段上品になり、それでいて旨みが増した感じ。すごい・・・
8●ぐじのかしらの酒蒸し。焼き色がついて香ばしい鯛の蒸しもの。なんてなんて美味なのでしょうか。
9●焚き合わせです。煮物というよりは、とろとろのスープ状。これがのたうちうまかったのです。(T_T)(T_T) たいら貝、車海老、グリーンアスパラガス、冬瓜、搾り生姜、とろみは葛。たいら貝からスープ出て白濁。かつおと昆布のだしがベースだそうです。とろりんとしていながら軽やかなのは、わずかに酸味を効かせているからとかで・・・意表を突かれるおいしさでした。
10●これがまた犯罪的に美味な、あわびの肝のピュレです。これはもうれつに後を引きます。わたしも大好き。でもお酒飲みにはもっとたまらんはずです。やっぱり摩美さんの反応が顕著でした。笑笑
11●ご飯とお漬物とお椀がきまして・・・
12●お椀の意匠がすてきです。韓国文様とのことです。華やかで見飽きぬ美しさ。さてこの中身は・・・
13●先ほどいただいたぐじのかしらの酒蒸しの、骨を入れたおだし・・・これが今回、最も強烈においしかったです。馥郁たる香り・・・けれど、じわじわとかではなくて、いきなり旨みに直撃されておいしかった。転げそうなほどおいしかった。桃源郷と思ってクラクラしたくらいおいしかった。(T_T)(T_T)(T_T)
14●デセールは、赤ワインジュレをからめたいちご、上からヨーグルトと合わせた生クリーム、マンゴーソース。
いやもう、どの品も完璧のぺき子ちゃん状態で、美しく、おいしかったのです。このお料理をいただけたことに感謝。楽しかった摩美さんとの時間にも感謝。いつも写真を撮らせていただくこともみんなに感謝。 次は「朝日カルチャーセンター」講座でこちらに伺います。ちょっと今までと違う趣向でやります。受講生の皆さまどうぞものすごくお楽しみに。
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(2010-05-30掲載)

2010年5月 30日, dans 京都 和食10前半京都 祇園にしむら |