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2010年4月22日 (木)

■ 「ぶっとびスープ」@「老香港酒家京都」


4a■ 全国100万人の読者の皆さま、週半ばに、わたしはぶっとんだのです。ぶっとびスープをいただいてぶっとんだ。「またふざけたこと言ってる~」と思うでしょう? そうではなくて、正式メニュー名が「佛跳牆」(ぶっとびスープ)というものなのです。この、ぶあついふかひれだけではなく、実に贅沢なものがびっちりみっちり入った蒸しスープなのです。
1a●順番にいきます。COCON烏丸にある情報工房・浅井俊子さまにお誘いいただき、リビング京都新聞社の藤田晶子さん(久しぶりの女王さまですね~)と共に、お昼にCOCON烏丸地下1階にある「老香港酒家京都」に出かけたわけです。このお店には以前も何度か伺ったことがありますが、お昼の軽い飲茶ランチとか夜でもごく簡単なものしかいただいたことがなく・・・わたしは全く認識不足でした<(_ _)> ご自宅の食堂のように、こちらを日常的に利用していらっしゃる浅井さんにお連れいただいたからこそいただけた献立だったと思いますが、いやもう、圧倒的なおいしさに感服のお昼だったのです。
コースの内容は:
・石鯛のお刺身 野菜やナッツと和えてサラダ状で。
・小籠包 黒酢と
・佛跳牆(ぶっとび)スープ
・伊勢海老 XO醤油風味で春雨と(写真)
・あぶらめの香港式姿蒸し
・そのスープで和えた香港麺
・デセールにはマンゴープリンを選択
2a_2●これがぶっとびスープです。ふつーのスナップで申し訳ないです。本当はもっときれいなものです。青磁色の壷に入っています。蓋がされた状態で供され、目の前で蓋を取ってくださいます。
3a●ふかひれ、干しあわび、干し貝柱など高級食材から、冬虫夏草とか、なつめ、くこの実のような漢方薬的なものまで、ものすごくたくさんの素材が使われた贅沢なスープです。具材もリッチだし、風味の豊かさ、香りのよさ、そしてめちゃくちゃに身体が温まることに驚きました。お昼にいただいて即ポカポカになって、夕方近くまでポカポカが続きました。こんなすごいメニューがあったなんて。\(゜o゜)/興奮冷めやらぬうちに急ぎHPを調べると、ちゃんと出ているではありませんか!
(以下、「老香港酒家京都」さまHPよりまるまる転載です。)
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佛跳牆(ぶっとびスープ)
フカヒレや干し鮑など数々の高級食材を数日かけて煮込んでつくった福建省発祥の伝統的なスープで、不老長寿の薬草といわれる冬虫夏草、免疫力の向上など万病に効くとされる高麗人参、心臓機能回復などの効果がある梅花鹿の角、滋養強壮や老化防止に効果があるとされる龍眼やナツメ、クコの実などを入れ、とても身体に良い料理としてこれからの季節に特におすすめの一品です。
ぶっとびスープの名前は、「あまりにも美味しそうな香りに誘われ、修行僧ですら香りの方へ向って塀を飛び越えてやって来た」という話に由来していますが、スープのふたを開けると数々の食材が混じり合った魅惑的な香りが一気に広がり、多くのミネラルやコラーゲンが溶け混じり合った滋味あふれる複雑な味わいで、時間をかけてゆっくり噛みしめたくなるほど深い旨味のスープに仕上げています。
2日前までにご予約をお願いいたします。特製スープはお一人様1万円(税サ別)から承ります。ご予算に応じて調理する食材が異なりますのでお気軽にご相談ください。
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5b_3●そして、このお茶。「茶王」というのだと、店長の陳暁冬さんが教えてくださいます。月に一度は行く香港で買っていらした稀少なお茶なのだと言って、手際よく入れてくださいました。これがまた、とんでもなくよいお茶だったのです。ひと口含んで仰天しました。馥郁たる香り、シャンパーニュの酔い心地というのかしらん、後々まで続く優美な余韻、桃源郷ってこんな香りが漂っているのかもしれないと思わせたのでした。
●この店長の陳さんが才気煥発、話術巧みで、たくさん笑わせてくださったのです。なんておいしくて楽しいお店! 浅井さんのおかげでこんな素晴らしいものをいただけました。ありがとうございました。<(_ _)> 変わらず華麗な女王さまにも会えて何重にも楽しく、唯一、お釈迦さまのようにいい方、情報工房の編集者・高井洋文さんに会えなかったのは残念でしたが、いろいろな方のおかげでいいお昼を過ごさせていただいたこと、盛大に感謝いたします。<(_ _)>
「老香港酒家京都(オールドホンコン)」 電話 075-341-1800
京都市下京区烏丸通四条下ル西側 水銀屋町620 COCON 烏丸地下1階
昼夜営業 年中無休
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(2010-04-22掲載)

2010年4月 22日, dans 京都 中華 |