
■ 用事や仕事で何だかあふれ返っていて、さして広くない家の中を走っているような状態なのです。かといって食事には絶対出かけるし、この前なんか、昼と夜合計したら1日に7時間とか食事に時間がかかっていたのよ。(-_-;) 南仏の人かわたし? と天を仰ぎ見て嘆息していたんだけど、天を仰いでいる間にひとつでも仕事をこなすべきです。デスクワークがあふれ溜まり、なかなか集中して大事なこのサイトの世話にかかれないのだけど、昨日掲載のフロマージュの会の直前に実は「お菓子の会」というのを自主開催しており(笑)、これはやっぱり記録のために絶対載せておきたいので、ささーっといきます。●先日伺っておいしさに圧倒された「
パティスリー S」のことが忘れがたく、(
その時の記事)季節のうちにいただかねばならんと綿密に計画を練って(笑)日曜午後いち、お菓子好きで集ったわけです。これは前回食べられなかったフレジエです。クレームにものすごく技ありと思いました。濃厚で風味豊か。これはまだしばらく店頭にありますのでぜひお試しを。

●焼き菓子! 焼き菓子で、特に京都で、これほどおいしいのは画期的だと思うのです。で、焼き菓子のいくつかの食べ較べをしたいということがありました。これは
ジャンジャンブル(=ジンジャー)、680円。

●ジャンジャンブルの全貌。全体にふわりと生姜の香りが漂います。これは絶対紅茶が合います。紅茶+マドレーヌ=プルースト、という感じ。あれは実は紅茶ではなくティユール=菩提樹のアンフュージオン=ハーブティのことなんだけど。翻訳された当時、そういう日本語がなかったから紅茶と訳され、定着しちゃったんですよね。なんて話しているヒマはないはずであった。(-_-;)

●こちらは
オランジュ、680円。切るだけでいい香りが立ちのぼります。わたしはこれが何といってもいちばん完成度が高いというか、これ以上どうしようもないという絶妙さだと思う。

●オランジュの全貌。

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プリュンヌ、780円。これはアジャンのプリュンヌ(プラム)をスパイスと共に赤ワイン煮にしたものを、汁ごとたっぷり生地に混ぜ込んだものです。しっとり美味で、口にプリュンヌの部分が感じられるとうれしい。

●プリュンヌの全貌。

●生菓子で、1月いっぱいだった
ポミエ=りんごをいただきました。これどうしても再びいただきたかったのです。りんごの香り、甘み、酸味がキャラメルムースとよく合って、質のいい洋酒が効いていて、食感なめらか、余韻美しい名作だと思います。また次のシーズンに~。

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タルトキャラメルオランジュ。これも前回に気に入ったもの。

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シシリー=ピスターシュのムースです。断面写真ないのだけど、中にピンク色の酸味の部分があり、いいアクセントともいうけれど、わたしはこの部分さえなければなあと思いました。(好きな方の方が大半と思いますので気にしないでください。)

●参加者のひとりであるMちゃんが持ってきてくれた
ガトーショコラ。3度めですね。先日と違うクヴェルチュール使用で、先日との食べ較べでした。それと粉糖あり/なし。わたし粉糖要らんかもと思いました。何でもシンプルなのがいいです。そしてこの後、↓ひとつ前の記事にある、フロマージュの会へと移動したのでした。何て楽しかった午後♪
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(2010-02-02掲載)