■ 先週の初め、久しぶりに「京都和久傳」＝ジェイアール京都伊勢丹11階にある「和久傳」にお伺いしました。こちらには緒方さんがいらした頃わりと何度も伺い、そして今は亡き筒井さん時代に一度。「現料理長＝馬場一彰さんは、とても見所のある料理人だからぜひに。」と奨めてくださった方がいらして、そしてそれはとても信頼できる方だったので、すっ飛んで行ったのです。

●お昼は、デパートの中ということで親しみやすく2625円から用意されており、次が5250円のコース、でもこれはもうちょといいおまかせコースなのです。●寒ぶりのお造り。ぽん酢吉野（＝とろりと葛引き状）。

●白味噌仕立てのお椀で、はまぐり、玄米もち、海老芋。

●雲子、玄琢ねぎの焼き物。れんこん、銀杏。

●牡蠣、ふきのとうのフリット。

●横から見るとこんな。

●からすみ、あんぽ柿、数の子、壬生菜。酸味のジュレがかかった酢の物。素材のバランスがすごくよかったです。

●丸大根と白菜。ふかひれと蟹入りのあんかけ。ほっこりした大根の味を、蟹とふかひれ＝ゴージャス系の素材が引き立てて、けれどやっぱり優しい味にまとまっていました。

●〆のご飯は、鯛味噌茶漬けなど選択肢がいくつかあるのですが、

●鯛の黒寿司を選択。定番のひとつです。

●玄琢の朝採りのいちごで終わりました。コースのバランスがとてもよかったと思います。なんとも優しく、けれどどのお皿も申し分なく味が決まっていました。間違いなく和久傳のお料理ながら、牡蠣のフリット（天ぷらではなく、本当にイタリアンのフリットの食感）なんて初めてだし粋だなと思いました。ちゃんと和食のお皿になっていたし。食べやすくて、けれどどこか新しさがほの見える感じで、すごくいい印象を持ちました。またお伺いさせていただきます。<(_ _)>

京都和久傳　電話 075-365-1000

http://www.wakuden.jp/ryotei/kyoto/index.html

ジェイアール京都伊勢丹11階　

11:00～14:30入店、17:00～21:00LO　不定休　全席禁煙◎

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（2010-02-04掲載）