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2010年2月10日 (水)

●フードジャーナリスト会議ご参加の皆さまに感謝<(_ _)>


A1第23回フードジャーナリスト会議が「ビジョンセンター秋葉原」で開かれまして、ゲストスピーカーとしてお話しさせていただきました。115名の方にご参加いただきました。ご来場いただいた方々に、心から御礼申し上げます。これを含めて、3点の写真はカメラマンの秋山雄一さん撮影のものです。大抵自分が出演したイヴェント写真がないので、今回はカメラマンの方に撮影していただいた写真があってうれしいです。
カメラマン秋山雄一さんのHP  
B1■これは日本フードジャーナリスト会議を主宰するわぐりたかしさんにご紹介いただいている図なのですが、なんかわたしがご紹介しているみたい?(笑)
C1■ こんな感じで、赤いパワーポイントは、株式会社のぞみ藤田功博さんが作ってくださって、とても助かったのです。
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1a■ 以下、ご来場いただいた立命次郎=菅野聡之さんよりいただいた写真です。なかなか上手に撮ってくださいました~(笑)。細かくありますので、順を追っていきます。わぐりたかしさんと葉石かおりさんが、おみやげ提供企業のご紹介をすることから始まりました。
2a●東京京都大学プレオープンの告知もありました。
3a●株式会社のぞみの藤田功博さんが、基調講演というか、基調となるお話です。「2010年、京都はこう動く!」
4a●わたしからは、①京都取材のこつ3つ。 ②京都取材であんまりやっちゃいかんこと、覚えておいた方がいいこと6つ。③実際にいまおすすめしたいところということでお話いたしました。1個150円のおまんじゅうを家族だけで作っているようなお店に対して、「雑誌全体のデータ様式の統一だから」という理由で、カードが使えますか? なんて聞かないものだよ~というお話です。
5a●こつなんてそんなにないのだけど、たとえばお味噌やさんにいただく和食新店情報はありがたい、というような話です。
6a●「この前の戦争でいったん全部焼けまして」 「うちは戦後からここでずっとやってます」って言った時の戦争って・・・応仁の乱という話。そして文政2年創業とか寛永年間とか言われてもびびることはない、という話(笑)。
7a●ここからは具体的に店名を挙げて、今の時代、今の気分のお店を厳選6軒だけご紹介です。カウンターに限って、和食3軒、イタリアンとフレンチ(いずれもカウンター)、そしてお点前式にカフェを淹れるお店。「食堂おがわ」さんを筆頭にお話。
8a9a●若手代表で、「食堂おがわ」/「じき 宮ざわ」さんをご紹介。
10a●「祇園にしむら」さんの華麗な器と、地味ながら底力あるおいしさのコースの話も。ほか、わたしのサイトについてのお話も少しさせていただきました。
●名刺交換会でお話しさせていただいた方々に御礼申し上げます。<(_ _)> 久しぶりでお目にかかれた方々もうれしかったです。御礼申し上げます。
●ゆきぴ=大森由紀子も来場してくれて、さっそくアップしてくれました。ありがと♪
http://ameblo.jp/omoriyukiko/entry-10456038978.html
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追記です。わぐりたかしさんがイヴェント後、来場者に配信してくださったレジュメを、ここに貼り付けます。ありがとうございます。<(_ _)>
わたしのレジュメ+藤田功博さんの解説です。
【関谷江里】
■<関谷江里が今、いいと思うお店>
不況の昨今でも、
普段使いできる人気集中のお店、
東京からのお客さまを自信をもってお連れできるお店とは?
(おいしいのは当たり前という前提です。)
 ①安い。お得。
 ②楽しい。おもしろい。ユニーク。
 ③自由がきく、わがままが言える。
 ④稀少性がある 自慢ができる。
 ⑤「京都ならでは」を感じさせる。
 (個人的には ⑥禁煙 も必須事項。)
 以下、上の条件を満たしている一例として挙げたお店です。
 (すべてカウンターのお店!)
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 ●「食堂おがわ」
 ●「じき 宮ざわ」
 ●「祇園にしむら」
 ●「ケザコ」
 ●「京都ネーゼ」
 ●「SOU・SOU」
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【藤田功博】(↑解説)
 エリーさんが挙げた店の共通点は、
 小バコのカウンター!
 関東だとカウンター=常連の居場所だが、
 関西では誰もが座りたがる特等席。
 京料理は、見せ方・出し方・演出が上手い。
 割烹のカウンターはそれがもっとも感じられる場所。
 さらに、カウンターに座ると話しかけられるし、
 旅行中の貴重なコミュニケーション経験となる。
 他の街だと、下手をすると無言で1日が終わることも。
 →京都ええなぁ~温かいなぁ~の印象につながります。
【関谷江里】
■ 京都取材のためのコツ3つ
1)コツなどありません。
  まめに通ってお料理をいただく。お付き合いを大切にする。
 (普通の人付き合いと同じです。)
2)酒屋、花屋、味噌屋さん。
 (新店の情報をかつてよくいただきました。)
3)祇園で工事中物件を見つけたらちょっとお邪魔!
 (美しいしつらいなど見えたら、即入って行って取材!)
■ <京都取材でちょっと気をつけること6つ>
1)カード使用の可否を問わない/特典の付加を求めない。
2)ページ内での競合同士の扱い、お店の格に注意する。
3)掲載順に注意する。(結局は50音順が順当?)
4)無理な住所統一をしない。
 (町名表記など各店を尊重しつつ、通り名でも表記)
5)店名表記は、どんなに注意しても注意しすぎることはない。
 イノダ「コーヒ」。 「コーヒー」と音引きつけません!
 半兵衛「麩」、市原平兵「衛」商店 (以上漢字2つダメな例です。)
 和菓子屋さんにも、ものすごく似た名前が多数あり・・・
6)「この前の戦争」といえばしばしば応仁の乱。
  天保○年/寛永○年創業など、年号でびびらない(笑)。
【藤田功博】(↑解説)
 京都で取材をするときに、ふだんより
 神経を細やかにしなければいけないのはなぜなのか?!
 それは・・・
→京都の老舗は一般消費者向けの販売が、
 主要事業で「ない」店が多い。
 たとえば街の小さな和菓子屋さんや道具屋さんは、
 店頭で商品を販売しているものの、
 それはプレゼンテーションでしかない。
 実際の収益は、法人向け、
 たとえば寺社仏閣向けや、
 職人を抱える工務店向けで成り立っている店が多い。
 なので、消費者向けメディアにはそもそも
 「協力『してあげてる』というスタンス」で接している。
 だからメディアの取材がありがたいとも思っていないし、
 まぁ、取材したいならご自由にどうぞ、
 みたいな上から目線である。
 だからこそ、最低限のマナーすら守れないと、
 「ほらみたことか」となり、
 冷たい態度をとられてしまうことに。
■<関谷江里のサイトの、他との違い5つ>
1)編集者として雑誌入稿と同様に、掲載許可をとる。
  同時に内容確認:データ、コース内容の店への確認
  誤字脱字には細心の注意。(「友情校閲」を数人に依頼。)
2)コースの全容がわかる。データがものすごく詳しい。
3)継続してきたことで料理人の生の声が反映されたりも。
4)料理写真をおいしそうに撮影する努力(実際はまだまだだが(*_*))
5)実際に見たもの、食べたもの、撮影したもので毎日更新。
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(2010-02-10掲載)

2010年2月 10日, dans ●講座・講演会 |