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NHK文化センターの講座「京都 美味案内」です。1月から始まった第2金曜講座、1~3月の3か月は特別コース「冬の味覚」で、その第2回目を
「祇園さヽ木」さんで行いました。昨年の10月に開講した講座(第1木曜)で好評だったので、2講座目をお願いしたところ、佐々木さんからのご提案で、蟹の時季にしましょうということに。昼講座ですが、夜の蟹コース2万円で開催です。

●カウンター17席貸切です。「予約の取れないお店にやっと来られた~」という方が多数で、その興奮で初めからわんわんと雰囲気が盛り上がっていました。12時過ぎにスタートしました。


●献立は蟹を中心に魚介満載で、●先付はふぐのミルフイユ仕立て。厚めに切ったふぐの身と皮、下にはしゃりっとした食感の白菜が重ねられています。がばっといただきます。

●椀盛りは、蟹味噌入りの蟹しんじょう。京人参とうぐいす菜。うす葛仕立てでとろっとして温まります。蟹の身たっぷりです。

●温物で、「贅沢なおでんと思ってください」と大根含め煮、からし、あわびの柔らか煮、穴子のだしを煮詰めたソース、胡椒。

●向付は、(わたしのこのお皿はひとり分盛りですが、まな板皿にふたり分華麗に)対馬のとろ寿司、長崎のひらめのえんがわ、さわらの焼霜、笹形の器に赤貝・辛子酢味噌。


●お寿司にしたづけは、赤身と中とろの間くらいの部位。●大間のうにのお寿司。高松で見つけられたという海苔は香りがいいです。

●津居山港の松葉蟹がどさっとプレゼンされます。

●蟹の時季にはおなじみの佐々木さんの蟹さばきショーです。

●焼肴。まず、ピッツァ釜でわずか火を入れて、フレッシュ感を大事にしたほぼレア状態のものが供されます。

●次に、もう少し火を入れて、甘みを感じさせるものが出されて、ちゃんとお箸で食べべやすいようにしてくださいます。

●進肴。白子のグラタン風。中に車海老、帆立貝、いか、百合根、きくらげ。上からねぎ、ぽん酢。

●熱々です。中にはみっちり具が入っています。

●最後のぐつぐつの鉢物。白魚、蕪、水菜。半熟玉子をくずしつついただきます。柚子の香り。


●蟹の季節はこの蟹チャーハンです。たっぷりあって、おかわりをする方続出でした。●お漬物。

●デセールは、ティラミス、キャラメルチーズケーキ。グラスにフルーツ、生クリーム。17席フルにお邪魔させていただき、(=講座中で唯一横一列に並ぶカウンター、)14時半頃までにぎやかなひと時を過ごさせていただきました。食後、蟹について少し解説もいただきました。蟹はなぜ高価なのか? 日本海の蟹がおいしいのはなぜなのか? など。ご主人の佐々木浩さんと大勢のスタッフの方々に感謝いたします。わたしは今回初めてお目にかかる受講生の方もいらして、新しい出会いをうれしく思いました。来月はまた違うお店で皆さまにお目にかかります。ありがとうございました。<(_ _)>
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(2010-02-13掲載)