■ 「日本料理 とくを」のお正月料理/「元旦」という言葉 |
■ 全国100万人の読者の皆さま、年々、京都の料理店はお正月も普段通りの営業をするところが増えています。それも、昔はお正月料金なる設定があって、明らかに普段より高めだったりなんてこともありましたが、今はそんなこともありません。常と変わらぬ良心的なお値段、クオリティでもってお料理を出しているところがほとんどだと思います。で、わたしはお正月であれ、「普段通りの暮らし」が好きなので、とてもいい風潮と思っている昨今です。1日の夜の夕食は「日本料理とくを」さんへ。年末年始は毎年営業していらっしゃいます。
■ 仕入れのご都合でお正月の間はコースのみですが、カウンターもお部屋も満席。お料理も普段と変わらぬおいしさでした。以下のようにいただきました。お正月ヴァージョンの先付3種盛り以外はほとんどなじみの「とくを」さんのお皿というわけで、写真掲載2点のみですがご覧になってくださいませ。<(_ _)>
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●お祝いのお酒をひと口(写真)
●先付3種盛り:数の子、黒豆、ごまめ(写真)
●お造りは淡路のひらめの薄造り。(古伊万里の絵柄が透けて見えるくらい。)
●白味噌のお雑煮。丸餅入り
●ひらめの肝。みぞれぽん酢、糸状の海苔
●かぶら蒸し。中にぐじ。
●焼き物:ぐじ塩焼き、北海道の本ししゃも、ふぐの白子
●こっぺ蟹
●山葵で食べる牛肉
●大根と帆立の炊きこみご飯。お味噌汁、お漬物
●お祝いのお酒をひと口(写真)
●先付3種盛り:数の子、黒豆、ごまめ(写真)
●お造りは淡路のひらめの薄造り。(古伊万里の絵柄が透けて見えるくらい。)
●白味噌のお雑煮。丸餅入り
●ひらめの肝。みぞれぽん酢、糸状の海苔
●かぶら蒸し。中にぐじ。
●焼き物:ぐじ塩焼き、北海道の本ししゃも、ふぐの白子
●こっぺ蟹
●山葵で食べる牛肉
●大根と帆立の炊きこみご飯。お味噌汁、お漬物
●白味噌のソルベで締め
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●若い方と伺うということで、お料理は軽い方の1万円のコースにしていただきました。お正月気分を盛り上げるお料理と、冬の定番・熱々のかぶら蒸しや、旨みはたっぷりながら軽やかな余韻の肉などいつもの美味で安心させてくださいました。女将の小百合さんも変わらぬ優しいサーヴィスぶりで、気持ちがなごむ夕食でした。ありがとう<(_ _)>
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■ ところで、「元旦」という言葉、本来は「1月1日、元日の朝」を示す言葉だったと思うのです。ところが、しばしば「元旦は夜のみ営業します」とか「元旦も終日通常営業!」とか「元旦は1日家で食べて寝てしていた」などと言うの聞いたりするたび、「ヘンじゃないそれ?」と気になっちゃうのです。辞書を見ると、「元旦」=①元日の朝、とあって、②元日のこと。 ともあるので、ああそうか、元日終日のことも言うんだ~と思うのだけど、何だか限りなく100%に近い比率で②で使われている気がします。
今はもう、世の中的にはそうなっちゃったのかしらん?
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(2010-01-02掲載)
2010年1月 2日, dans ★言葉のこと京都 和食10前半 | lien permanent