
■ つい先日の「トラットリア・ビリキーノ」以来、東大路というか、左京区というか、あのあたり一帯への癖がしばしついてしまって、どどどと伺ったところの特集をします。まずは「
喫茶 六花」、古川町商店街にあったかわいらしい喫茶店が11月14日移転オープンされました。東大路通に面した場所に、こんな外観です。わたしは夕方暗くなってから伺ったので、お昼間の外観はどうぞ「
カフェ・ヴェルディ」続木義也さんの
日記でご覧ください。(偶然だけどわたしも同じ日に訪問。)その前に「
割烹 なかじん」
中村一臣さんもいらしていたようです。

●中は白とグリーンを基調とした色使いで(以前はブルーでした)、しっとり落ち着けます。お席はテーブル席のみで、2席だけ増やされたそうな。

●カフェは1杯ずつ豆を挽いてから淹れてくださいます。カフェ 450円。以前より、50円だけアップされました。深煎りです。強くていい香りでおいしいです。

●ソーサーの模様が楽しいのです。「六花」の「6」と共に、カフェの豆が描かれていて、これが全部黒だと思っていたら、

●カップを上げると赤い豆が描かれていて、「きゃー」と思うしかけです。★それから、「喫茶 六花」さんではとても良心的なお昼をしていらっしゃいます。野菜たっぷり、優しい丁寧な味です。ぜひお試しください。ただしひとつだけ、わたしにとって問題なのは、禁煙ではないということです。ケムリが流れてくるとカフェの香りが台なしということです。<(_ _)>
「喫茶 六花」 京都市東山区稲荷町南組577-4
(「一澤帆布」さんの斜め前)
電話 075-541-3631(以前と変わらず)
9:00~18:00LO(日祝11:00~18:00LO)
水曜、第2、4火曜休み
テーブル20席 禁煙席なし
2003年3月12日開店、2009年11月14日移転オープン
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■ 続いて東大路丸太町の「
七福家」さんへも久しぶりに伺いました。18時過ぎ、まだ席があってラッキーでした。これは蟹と貝柱とふかひれ入りの卵白あんをかけた炒飯です。

●卵白あんの下はこんなです。すごく卵をたっぷりからめてあります。卵白あんは口当たりふわふわふわで優しい風情ながら、蟹と貝柱とふかひれの旨みはぐいぐい押してくるし、炒飯の方は塩加減もぴたりと決まり、もう止まらない! うまうまのひと皿です。あっという間にお皿をカラにしました。

●これは品書きの一部ですが、こんな感じでびっしりと記されています。品数多いです。全お皿で数十くらいは軽くあります。

●黒板書きされたものが、その日・その季節のおすすめです。これはよく見るとすごく楽しいです。人数たくさんで行っていろいろいただけるといいです。この日わたしは思いつきで「今から行けー!」となってしまったので、胃袋隊を結成する間もなく、ひとりでこの一品だけをいただいたのでした。
「上海家庭料理 七福家」
電話 075-771-3833
京都市左京区聖護院山王町25-11 (熊野神社の東南角を東へ2筋、そこから少し下ル西側)
11:30~14:30LO、17:00~21:30LO・22:00閉店 水曜休み
カウンター7席、小上がり8~10席、2階に座敷40席
禁煙席なし 昼夜共に予約可
昼 ランチセット6種のみ750円~、夜 一品料理750円~
2006年8月開店
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●また別のある日、ここはどこでしょう? 夕方遅めの時間に訪れました。ひろびろ~としています。これは
京大会館の地下にある「
このえ」というレストランなのです。頼もしい食べ好きMちゃんが最近久しぶりに出かけたという話を聞いて、わたしも行こう! となったのです。

●まずはポタージュ。懐かしい味、クルトンが浮かんでいるポタージュと聞いて、これはもうマストと注文。450円。

●とろりんというか、どろりんというくらいに濃度があります。フランス語でスープの濃度があることをエペっていうのだけど、(女性形だとエペス、)これは紙が「ぶ厚い」って時にも使う形容詞なのですね。それを思い出したのでした。

●ハンバーグステーキ 玉子添え 880円。甘く炊いたにんじん、いんげんのソテ、フライドポテト、クレソンと。

●黄身をソースのようにからめながらいただきます。みっちりとまとめられたハンバーグで、ドゥミグラスソースもたっぷりと、なんとも懐かしい正統派なものでした。ゆったりした風情といい、必要十分なおいしさといい、またわたし伺いたいなあと思いました。
●「パスタ:ナポリタン/ミートソース」など、見るだけで楽しいメニューはこちら。
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(2009-12-11掲載)