■ 「祇園にしむら」 2009年12月初旬 |
■ 10日ほど前のある晩、東京からわぐりたかしさん(=放送作家で、フードジャーナリスト会議代表/語源ハンター)がいらしたので、「祇園にしむら」さんへ。ちょっと前には謎解きもしていらしたりしたしね(笑)。カウンターがいっぱいだったので(なにしろこの晩は2回転だったとか)、先月と同じ2階のお座敷でいただくことになりました。なので、ちょっと撮影条件がよくなりました♪ 以下、15000円のコースです。●いつもの胡麻豆腐で始まります。
●八寸。上から時計回りに、○柚子釜: 中に雲子、椎茸、白菜。味噌で風味付け。柚子のいい香りが漂って、中は熱々です。○なまこ ○くわいもち ○柿なます: 柿、大根、金時にんじん、水前寺海苔。下に春菊、菊花のお浸し。
●海老芋と水菜の小吸物。海老芋が軟らかくて、味をたっぷりかかえ持っているという感じ。ふくふくとおいしい。初めのお椀がすっぽん&鶏卵と動物性のおいしさだったのに対してこちらは野菜だけで、小さな一品だけど、お造り、鯖寿司、八寸と旨いもの責めにされた後で、少しだけ、ふと我に返るような役割をになっていたと思います。
●ちょっとお皿全体見てみるとこんなです。(あまり変わらなかったかな?) 例の「半七さん」によるお皿だそうです。作風違うと思ったけれど。デコラティヴという意味で一緒かしらん? ・・・夏に、「にしむら」さんと「千ひろ」さんで同時に同じ意匠の皿でお造りを撮影してしまった例のお皿ね。
●鴨ロースの、治部煮風です。丸大根と共に。焼魚の強い旨みの後に鴨が来るけれどやさしいだしのあんをまとっているという「やるな~」な作りで、このあんがごく薄いめながら、しみじみおいし。大人~な味。地味だけど印象に残るおいしさ。
\(゜o゜)/
●ここまで蟹を出さずに引っ張ってきたのもよくやると思った。もっと早くに、ぱーっと出してもいいのに、最後のご飯にのせてきた。(ちなみに先月はかぶら蒸しの顔をして出てきた・笑)けれど蟹ミソたっぷりに、強い旨みで、「うぐぐぐぐぐ」とうならせるおいしさ。びっくりのプレゼンでした。
<(_ _)> わぐりさんは「人生オモシロガリスト」だけあって、お話が転げるほどおもしろくて、あっという間に時間がたちました。そしていつもながら勉強になりました。ひとつ、身につまされる話もありました。(ちょっとここで述べられないけれど。(-_-;) )重ねて御礼です。<(_ _)>
★「祇園にしむら」さんの年末年始のお休みは31日~5日とのことです。
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(2009-12-14掲載)
2009年12月 14日, dans 京都 和食09後半京都 祇園にしむら | lien permanent