■ 「祇園にしむら」 2009年10月のコース |
●九世白井半七による乾山写し、「竜田川」のヴァリエーション。稀少なものですが10枚ひと組で入手されたそうです。少しずつ絵付けが違って色の配分も違います。1年のうち、秋にしか使えないお皿ですが、華麗で気分を盛り上げます。
●鯖寿司。今月から千枚漬がのった秋冬仕様になっています。本当は3切れのところ、胃の容量を考えて1切れだけいただきました。(残りはお持ち帰りに。)
●八寸はフルーツ満載ヴァージョン。舟形の器から時計回りに、①ほうれん草と春菊と菊花のお浸しにいちじく、②いくら、③栗(島根産)の炊いたの、④紫ずきんの天ぷら、⑤柿(和歌山)に胡麻だれ。
●あわびの肝ピュレ。犯罪的な旨さ。最後はお酒に浸します。
●きのこの茶碗蒸し。きのこは椎茸、舞茸、松茸。すごくいい香り。何か種やら仕掛けがあるみたい。
●焼き物はかます。菊のお皿に、菊花なますと。
●鱧と小芋の炊き合わせ。
●お漬物もちゃんと自家製、
●「うちもちゃんと新米炊いてます」。一瞬の炊き上がりご飯プレゼン(はやりの割烹スタイルで・笑)の後、白ご飯とお味噌汁。豆腐と昆布入り。
●お漬物もご飯もおいしかったので2膳目少しだけいただいてお茶漬け。かぶらの葉漬をのせて。
●デセールに、20世紀なし、巨峰、アレキサンダー。上に栗のソース。
以上12000円のコースでした。秋風情いっぱいで香りのいいお料理が多かったのです。どのお皿もばっちりおいしかったし、なごめる方々と一緒の食事で楽しかった~。わたしにとっては、いまや京都の和食スタンダードの1軒で、味の基準の確認といった気持ちもあります。職業的にも、ぶれない味を定期的に食べないといけないと思うからです。「ミシュラン」に載る・載らないとか星のありなしとか、西村さんにおいては関係ないこととは思いますが、でもやはりおめでとうだし、星を得たことで、今後予約が難しくなっちゃったらどうしようなんて思ったりもします。
●鯖寿司。今月から千枚漬がのった秋冬仕様になっています。本当は3切れのところ、胃の容量を考えて1切れだけいただきました。(残りはお持ち帰りに。)
●八寸はフルーツ満載ヴァージョン。舟形の器から時計回りに、①ほうれん草と春菊と菊花のお浸しにいちじく、②いくら、③栗(島根産)の炊いたの、④紫ずきんの天ぷら、⑤柿(和歌山)に胡麻だれ。
●あわびの肝ピュレ。犯罪的な旨さ。最後はお酒に浸します。
●きのこの茶碗蒸し。きのこは椎茸、舞茸、松茸。すごくいい香り。何か種やら仕掛けがあるみたい。
●焼き物はかます。菊のお皿に、菊花なますと。
●鱧と小芋の炊き合わせ。
●お漬物もちゃんと自家製、
●「うちもちゃんと新米炊いてます」。一瞬の炊き上がりご飯プレゼン(はやりの割烹スタイルで・笑)の後、白ご飯とお味噌汁。豆腐と昆布入り。
●お漬物もご飯もおいしかったので2膳目少しだけいただいてお茶漬け。かぶらの葉漬をのせて。
●デセールに、20世紀なし、巨峰、アレキサンダー。上に栗のソース。
以上12000円のコースでした。秋風情いっぱいで香りのいいお料理が多かったのです。どのお皿もばっちりおいしかったし、なごめる方々と一緒の食事で楽しかった~。わたしにとっては、いまや京都の和食スタンダードの1軒で、味の基準の確認といった気持ちもあります。職業的にも、ぶれない味を定期的に食べないといけないと思うからです。「ミシュラン」に載る・載らないとか星のありなしとか、西村さんにおいては関係ないこととは思いますが、でもやはりおめでとうだし、星を得たことで、今後予約が難しくなっちゃったらどうしようなんて思ったりもします。
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■ おまけ:「竜田川」のお皿を見せていただき、あんまりきれいだったので載せておきます。きちんとライティングをして撮ったらきれいだろうなと思いつつ、ただのスナップで申し訳ないですが、せっかくなので。このお皿には実はエピソードがあり、CREA 11月号京都大特集をお持ちの方は47ページをご覧ください。割烹ご紹介の最終ページに、最後に必ず伺うべきお店として「千ひろ」さんと「祇園にしむら」さんに出ていただいていますが、ご覧の通り、「千ひろ」さんも半七の「竜田川」でお造りをご用意くださったのです。そして「祇園にしむら」さんも撮影時、「竜田川」でご用意いただき・・・西村さんと話をするのに熱中していたうえに、巨匠カメラマンせんせの撮影に安心しきっているわたしは、撮影時、お料理チェックを絶対にするのにこの時に限って見なかった・・・写真の上がりを見て、お2人ともが、最高のものをと、偶然同じお皿=稀少な「竜田川」で出してこられたことを見て仰天、結局西村さんにお願いして違うお皿での再撮をさせていただいたのでした。これは初めてのことで、ほんとわたしがいけないのだけど、珍しいことでした。再撮させていただいて西村さんにありがとうだったし、いやがらんと行ってくれた天才カメラマン・ハリーせんせに、この時ばかりは深く感謝いたしました。けれど~、撮影後、せんせは魚をちゃっかりおいしく召し上がったとのことで、再撮に伺えなかったわたしはうらやましかったのでした(笑)。
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(掲載:2009-10-18)
2009年10月 18日, dans 京都 和食09後半京都 祇園にしむら | lien permanent