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2009年9月10日 (木)

■ 「とらや」の秋の、栗のお菓子/そのTV収録


1aとらや」さんの秋のお菓子です。栗シリーズ3種をいただきました。そして、美しいサロン・ド・テ「虎屋菓寮」で、すてきなリポーターのあだち理絵子さんのお相手をさせていただくという形で、TVの収録をしていただいたのです。なんとか秋らしく見えるようにして出かけました。とにかく入稿と校正その他重なりまくっての絶体絶命状態の中で、実は2時間半しか寝てなかったのだけどそんな顔ではダメだろうし、もう必死~♪ だいたい、しゃべったことも、その場で聞かれてその場で答えて、で、筋書きを準備していたわけではないし、こんなんでいいんかー? と思いながらも、わたし、しゃべるのは嫌いじゃあないわ。言葉はいくらでも湧き上がってくる。TVだろうがこのサイトだろうが同じです。言いたいことが多すぎるの。ごめん<(_ _)> ●で、この「とらや」さんのお菓子は期間限定の生菓子で、発売されたばかりのものです。「栗粉餅(くりこもち)」というもので、裏漉しした新栗と白餡を混ぜたそぼろを、求肥包みの餡に付けたお菓子です。なんとも上品な栗の香り、すっと溶けゆく品のいいそぼろの味わい、そして中の餡もまたなめらかで高貴な香味です。うっとりおいしく、秋を感じることができます。1個税込みで 525円、10月いっぱいいただくことができます。
2a●今回いただいたのはこの3種類です。撮影は2種類でしたが、わたしはお菓子の解説をする役をおおせつかった(と思い込んだ)ので、前日に伺って予習と思っていただいたわけです。下取材ですね。ところが、実際の収録では「詳しい説明は要らないから、おいしー♪ とかいい香り~♪ みたいな、印象を述べることに徹してほしい」と言われて、あはは(苦笑)、少しでも準備を、と思ういつもの記事原稿を書く時のような、周到な取材(えっへん!)は要らなかったのだ~とわかりました。●「おいしー♪」とか「いい香り~♪」ってのは、雑誌においては、写真のキャプションというより写真に添える(かぶせる)キャッチとしてそういうのやりますね。「じゅわじゅわじゅわとおいしさが口の中で広がる」なんていう一文を、20字以内とか、非常に厳密なレイアウトの中で書いていくわけです。本文と別にね。撮影は撮影でも、雑誌の撮影とえらい違うなあと思いながら、また違う世界をのぞいているなーって、うれしかったのです。スチールの世界だから、わたしも写真を撮って本を出せたりしたんだ。映像の世界なら、素人がぽっと何かやるなんて、(できなくはないんだろうけれど、)もっとすごく大変なことだろうな・・・。
3a●そして、栗粉餅に並んで、忘れがたい風味をたたえていたのが、この栗蒸羊羹でした。棹物の羊羹を切り出したのではなく、初めから個別のデセール用に作られた羊羹です。餡に、小麦粉と葛を加えたものがアパレイユよ。そこに、ざくっと栗が入っていて、はっきり食感があり香味が感じられ、さきほどのきんとんのお菓子よりは、プリミティヴなおいしさだと思いました。
4a●こちらは栗鹿の子です。蜜漬けした大粒の新栗が、実り豊かな秋を感じさせる、というお菓子です。中に白餡です。これは、栗蒸羊羹よりももっとストレートに栗を感じることができます。
5a●サロンでいただく時のセットです。せっかくなのでと2種類3種類とお菓子を召し上がるお客さまもいらっしゃるそうです。お菓子愛好同盟だわ♪ 
6a●この小型の羊羹、これもきれいでかわいらしいです。きちんとライティングしたら、もっときれいに見えるだろうなーと思いつつ、「とりあえず撮り」です。
●収録では、京都メディアセンターの野村大輔さんと小谷菜津子さん、そして撮影のスタッフの方々にお世話になりました。ありがとうございました。<(_ _)>
「虎屋菓寮」
(2009-09-10)

2009年9月 10日, dans 京都 サロン・ド・テ★イヴェント |