■ ワインバー「ヴィオラ」で「食べ塾」=フロマージュの会 |

1)フレッシュタイプ:リコッタ
2)フレッシュタイプ:モッツァレラ・ブッファラ・カンパーナ
3)白カビタイプ:カマンベール・ド・ノルマンディ
4)ウォッシュタイプ:マンステール
5)青カビタイプ:ブルー・ドーヴェルニュ
6)シェーヴルタイプ:ビュッシュ・トラディショネル・フレ
7)シェーヴルタイプ:サント・モール・ド・トゥレーヌ(アフィネ)
8)圧搾タイプ:エメンターラー
9)圧搾タイプ:トム・デ・ボージュ
10)圧搾タイプ:パルミジャーノ・レッジャーノ 48か月
パンは「進々堂」さんのものでした。


以上会費5000円でしたが、本当に内容充実、お皿の上もたっぷり豊か、雰囲気もよくて、価値ある催しでした。びっしりノート取った中から(職業柄ね、)一部をランダムに紹介すると、
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●多くの国で多くの種類のチーズがある。
●チーズは「乳」からできている。いろいろな動物の乳。牛、山羊、羊、水牛・・・
●チーズ製造とは、母乳を飲んだ赤ちゃんの体内で起こることを人為的に造り出すこと。
●母乳は、それだけで赤ちゃんの栄養と免疫力をまかなうもの。
●液体はすっと流れ出るものだけど、それが長く体内に留まるように、赤ちゃんの体内の酵素で固形に、つまりチーズ状にされている。
●胃の中の酵素で液体と固体に分けられる。乳を固めるのは酵素。
●以上のような過程を、人為的に乳酸菌やレンネットを加えて作り出すことで、チーズを作る。
●どうやってチーズが生まれたか? アラブの商人が、仔羊の胃を乾燥させて作った袋を水筒にして砂漠を旅していたが、ここに乳を入れていたら適温だったから発酵して、乳は白い塊(チーズ)と黄色い液体(ホエー)となっていた。ここから。
●ヨーグルトとチーズとバターの違いとは?
●水分の多い/少ないで、食感や保存可能期間が決まる。熟成期間でも。
●同じ動物の乳でも、季節によって、えさによって、風味が違ってくる。
●熟成方法でも風味が違ってくる。
●乳脂肪分の多い少ないでも全く違うものになる。
●乳をブレンドすることもある。牛、山羊、羊など。
●乳酸菌もいろいろ。菌なしには発酵はしない。
(まだまだ続く・・・)
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こんな感じで、前半、とても勉強色が強かったのでした。和泉夕加里さんは、本当にわかりやすく流れるように話されて、フロマージュ文化の普及にとても大きな役を担っていらっしゃることが改めてわかりました。すてきな会となりました。15時スタートで18時前くらいまで。もっと勉強したいですよね。実はわたし、言いだしっぺなのこの企画の。だから責任持って、簡単だけどリポートでございました<(_ _)> 夕加里さん、そして店主の石井RRR龍さん(←巻き巻きで発音します)、ありがとうございました。<(_ _)>
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(掲載:2009-09-14)
2009年9月 14日, dans 京都 フロマージュセミナー | lien permanent