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2009年9月22日 (火)

■ 「祇園にしむら」 2009年9月


1a2a■ 和食新店が1軒控えていますが、先に先々週に伺った「祇園にしむら」さんを出します。東京から、すごい京都好き=京都病の、重篤までもいかないが軽症でもない(笑)ユウコさんを迎えて、京都らしい、大人らしい夕食です。「にしむら」さんは京都で食べ慣れている人にこそおすすめしたいお店のひとつなのです。●いつもの胡麻豆腐で始まります。わたしは少し小さくしていただいています。
3a●こんなお椀の器・・・もしかして初めてではないでしょうか? と尋ねると、ずっと持っていたのに、忘れていらしたと。(-_-;)
4a●お椀は鱧、にゅうめん。
5a●お造りは塩を添えて出されました。
6a●きれいな器です。望遠を使ってもうちょっと中を覗き込みます。
7a●とろは宮城の250kgのもの。鯛、いか。甘酢漬けの大根、シンプルなきゅうりの短冊切り
8a●ここでいつもの名作・鯖寿司です。
9b●八寸が、いちじく胡麻クリーム/枝豆は紫ずきん/煮栗(愛媛県)/からすみ/ほうれん草と春菊、菊花、その上に擂ったつくね芋、北海道厚岸のうに/いくら だし醤油漬。
10a●鱧の肝、あわびの肝ペースト。あわびは食感としてあんまり要らんけれど、あわびの肝のソースとかペーストとか、そういうのは激うまいとわたしは思うのです。
11a●焼き物はマイセンのお皿で太刀魚。
12a●太刀魚の下には揚げて蒸した湯葉、おから、銀杏。おからはとろっとして、なめらかなマッシュポテトみたい。つくね芋を少し混ぜているとのこと。にんじん、椎茸、ねぎだけ。味はだし、砂糖、みりん、醤油のみと。このおから、驚いた・・・
13a●鱧と松茸のフライ。ウスターソースで。
14a●お鍋でも焼き物でも天ぷらでもなく、サクっとフライってのが楽しいです。
15a●賀茂茄子。油で揚げていないのです。食感も残した火の入れ方。茄子の中には味を入れておらず、あんの地の風味と共に。万願寺とうがらしを千切りにしてあって驚き。チンジャオロースのイメージでとのこと。
16a●ご飯、赤だしは昆布と豆腐入り。伏見とうがらしとじゃこの炊いたの、お漬物。ご飯と赤だしは、これは諸般の事情で(?)左右が違う(笑)。
17a_2●フルーツは、桃、梨、巨峰、マスカット。ワインジュレ。全体優しい味で、けれどほんとーにおいしかったです。お料理に関して、ご主人の西村さんに「なぜこうしたの? 」と伺うと、いつも全部理路整然と答えてくださるのもすばらしいです。「おいしさには種も仕掛けもあります♪」って。器も美しいし、なんだか全体におっとりしていて居心地いいし、必ずおいしい安心のお店。と同時にこちらではすべて勉強でもあります。また食べ好きの人を誘って行くのです。いつもありがとう。<(_ _)>
(掲載:2009-09-22)

2009年9月 22日, dans 京都 和食09後半京都 祇園にしむら |