■ あづぐでしょうがない中、イケズカメラマンせんせのおかげで命からがらの撮影の日々ですが、合間にこんな涼しい氷のデセールをいただいて幸せです。祇園の「
OKU」で、抹茶氷 800円です。これは、かき氷に抹茶蜜をかけているのではなく、抹茶のグラニテですね。点てた抹茶じたいを凍らせて、少し凍ったところでざりざりとかき混ぜて全体を均一化して、同時に空気を含ませ、ふんわりと仕上げてあるのです。氷ながら、口に入れた時にかたまりがはらっと崩れる感じがして、さーっと溶けゆくのです。頭がキーンとならないの。そして馥郁と広がる抹茶の香り。自家製の白玉と「美山荘」製のあずきが添えられています。栗の甘露煮も。シロップも添えられますが、抹茶氷はほどよい甘みに仕上げられているので、わたしはシロップなしで十分でした。午前中の撮影が終わった後に訪れて、水が湧き出るお庭を眺めつつしゃりしゃりといただいて、ひんやりいい気分になりました。

■ 秋のお料理を撮影して回っています。どんな本に出るか? 近日中にお知らせしますが、ある料理屋さんではこんな秋のお椀を撮らせていただきました。天才ハリー中西せんせはものすごいイケズカメラマンですが、とても感謝していることもあって、こうして、撮影後、ライティングそのままでわたしにも撮らせてくれるということです。これは貴重な写真の練習とわたしは喜んでいて、せんせが横で仁王立ちで見張っている上、2秒くらいでライト消して片付け始めちゃったり、初めから「停電ですね」とライト消して真っ暗にしちゃったりするから(イケズ<`ヘ´>)、ほんの一瞬のチャンスなわけですが、これを大事にしなければ。せんせの美しい仕事を目にたたき込んで、わたしもきれいな写真を撮ろうと思うのです。
■ ところがだよ。感謝したのも束の間のことだったよ~。(-_-;)(-_-;) 駐車場で料金を払う段で、たまたませんせのドイツ車の前にいたわたしに向かって、えらい勢いで急発進してくるではないの。\(゜o゜)/\(゜o゜)/飛びのいて回避したけれど・・・「今、わたしを殺そうとしたよね?」とたずねると、お答え:「今だけではない。」と。
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●命の危険を感じつつも、次の取材先に向けて乗った高級車M の後部座席。飲み終わったペットボトルのカラになったのなんかがごそっと袋に入ってかたまっていて、思わず、「あの、ゴミ捨てた方がいいんじゃないでしょうか・・・」と申し上げると・・・「ここ(運転席と助手席)から後ろ、全部ゴミ。」だと。後ろには、わたしが座ってるのよ。
。゜(/_\)゜。。゜(/_\)゜。。。
読者の皆さま、ゴミ扱いをされてでも耐え忍ぶ心でもって、美しい雑誌のページは作られているのです。
■ うはは。Hスカーフ買っちゃったわ。だって、ひどいイケズに立ち向かうのに必要ですもの! ・・・というか、わたし自身を撮影していただく本があり、やっぱり秋のものが要るではないの~。やむを得ないわ、致し方ないわ♪ Hスカーフ・・・エッチスカーフではかわいそうだから、エルメススカーフとちゃんと言います。これをシーズンに何枚か必ず買うようになってもう20年くらい? 少し重みがあって、とろっとなめらかな絹の手触りがたまらず、色みは鮮やか、新品の時の匂いがまた独特で懐かしく、とにかくフランスの美しいものを常に身につけられるのがうれしいのです。20年来のエルメススカーフへの気持ち=模様のこと、手入れのこと、いただいたり、売ったり、年若い友人にあげたりしたこと、どうしても欲しい色や柄のために苦心したこと、パリで真冬にソルドに行って入手したこと・・・などなどのエピソード、これだけで3日3晩は語れちゃうかも~、です。
(2009-08-12)