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先日ご紹介した「
紫野和久傳 大徳寺店」の新しい典座コースの全容です。
平日11時~14時の典座(てんぞ)コース 2625円。大徳寺の近く、端正な店内でいただけて、このコースが2千円台って、ほんとあり得ないようなことです。ありがたいというか、もったいないというか。席に着いたら、まずは赤紫蘇の少し甘いジュースでもてなされます。ほっとして、食事に向けて期待いっぱいになります。

●白味噌汁です。とろりと甘く、はんなりした味わいです。ころんころんと見えているのは、

●胡麻豆腐をお団子状に丸めたものです。ふんわり雅です。

●八寸がこんな器で供されます。

●上から、①はすいもとぜんまいの胡桃和え、②賀茂茄子の田楽、木の芽味噌、③酢取りのみょうがとれんこん。

●いたどりとスナップえんどうの酢の物。

●揚げ物は、干したかんぴょう、干し椎茸、高野豆腐、乾燥麩、ごぼうなど。

●炊き合わせ。こんな風に出てきますが、写真としては、

●この方がおいしそうに見えるかなーと思って横から撮ってみたり。食感がわかるような気がして。

●朴葉にくるまれてご飯登場。

●葉っぱを開くと、新生姜のご飯です。

●お漬物。ひょうたんもしば漬も、すべて自家製です。手前の葉っぱは「うこぎ」というもの。

●こちらが新しい季節のお菓子、「
笹ほたる」です。抹茶羊羹に、ほたる部分はほうじ茶のジュレです。これは即席偽ライティングをします♪ この「笹ほたる」か、もう一種類かが供されます。もうひとつのお菓子とは・・・

●こちらも新しいお菓子です。看板のれんこん菓子「西湖」と似ているようだけれど、よく見ると結ぶひもが少し違ったていたりします。

●笹の葉を開くと、透明な、清らかな水がそのまま形になったようなお菓子です。銘を「
希水(きすい)」といいます。おおばこを原料に、りんごの香味も漂います。ひんやりとして、つるっといただけて、なんとも爽やかなものです。


●料理長の中村茂雄さんです。週に2~3回は山に行って素材を求めていらっしゃいます。洗練の菜食に徹する、他の「和久傳」のお店と違うこのお店に、中村さんは本当にはまっていると思います。ご本人にとってもお仕事にとっても幸せな例だと思います。
「紫野和久傳 大徳寺店」 電話 075-495-6161
京都市北区紫野雲林院町28 (北大路通 大徳寺前交差点 北東角)
★新しい典座料理のコース(2625円)は
平日(火曜~金曜)の11:00~14:00 LO
予約が望ましい。
★典座料理(5250円)は9:00~19:00LO
★朝の9:00~11:30LOは茶粥(2100円)もいただけます。
月曜休(祝日の場合は営業、翌日休み)
物販は10:00~18:00
カウンター10席 全席禁煙◎
予約が望ましい