◎テクストや写真の無断での転用・転載・まる写しは 
ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

◎写真はクリックしていただければ拡大サイズで表示されます。
◎タイトルの前の記号: ■=京都 ●=東京 ★=その他の話題

« ■ 「祇園 末友」の新しい15000円のコース | トップページ | ■ 料理もイケズも進化、「ケザコ」 2009年の初夏  »

2009年6月 8日 (月)

■ 「草喰なかひがし」 2009年5月末のお料理


1a_2■ こちらも5月のお料理で、早く出すべき、「草喰なかひがし」さんの5月の最終週の夜のコースです。最初に出される八寸は、端午の節句の名残ヴァージョンでした。よもぎは優しくなるようにという意味、菖蒲の葉は剣のイメージで、強くなるようにという意味だと伺いました。以下、デタイユです。
2a_2●いたどりの葉が敷かれています。
●ピンクの透明のはいたどりの穂先を炊いて出るジュを寒天寄せしたもの。
●いたどりの穂先に、とろろを煎ったのをまぶしたもの。
●初かつおを、ひば山椒で炊いたもの。
●根曲がり竹に、花山椒を詰めたもの。
●さんまは島根揚がりのもの。ぺたんと貼り付けて干すのでこんな形。
●ガラスの器に、炊いた青梅、葛あん。
●そら豆。
●ツタンカーメン(黒い豆)の塩焼き。
3a_24a_2●豆入りのきぬさや豆の白和え、上にえごまです。●ちまきは鯖寿司。
5a_26a_2●煮えばなのご飯をひと口。●微発泡の日本のミネラル水「心水」、お料理にぴったり合いました。
7a_2●白味噌汁。玉ねぎの焼いたの、ねぎの葉のソテ入り。溶き辛子と。
8a_2●岩魚の頭と尾を取って焼いたもの。パリパリに焼いた骨。ねぎ、ねぎ坊主と。朝風きゅうりは3年熟成の味噌と赤紫蘇と。
A●蛸を炙ったもの。わらびの海苔巻きと。ナスタチウムの葉、山うど、クレソンの花。
10a_2●ぐじのたたき、大徳寺納豆、赤玉ねぎのねぎ坊主、清見オレンジのジュレと。
11a_2●椀盛りが、「恋の季節」だそうで、鯉、じゅんさい、緑のがぎぼし、柚子の花。
12a_2●柚子の花はこんなに可憐なもの。
13a_214a_2●ミネラル水「心水」気に入って大ボトルで。アラビア語みたいに見えるロゴにイスラム模様みたいで不思議な感じ。●鯖のなれ寿司。じくみょうが、大根は花と実(大根おろし)。白ワイン「ナイアガラ」と。
15a_2●炊き合わせ。小鮎、はちく、いたどり、山ふき、わらび、木の芽。
16a_2●締めたかつおに、酒盗、上から乾燥醤油。岩たばこ、こしあぶら、みょうがだけ、ラディッシュ、わけぎ、田ぜり。うなぎの焼いたもの、という選択肢もありました。(わたしはうなぎあんまり要らない。)
17a_2●山うどのお浸し。
18a_2●白ご飯の前にお漬物、メインディッシュのめざし、葉山椒の炊いたのが供されて、
19a_2●白ご飯が出てきました。
20a_2●フランス製のおこげ=パリパリのおこげもマストでいただきます。
21a_2●デセールは胡麻豆腐のソルベ。露地もののいちご。白いちごも。これを差し出しつつ、「いちご白書をもう一度」と言いたかった中東さん(かわゆ~♪)。この後、いつも通り、水出しひと口カフェとこんぺいとうと蘇で締めとなりました。疎水(東大路より西側)に蛍がたくさん飛んでいて、暗闇の中であちこちでゆらゆらと光るのが夢みたいな感じで、しばらーく眺めて余韻を楽しみました。この夜のコースを思い出す時、ずっと蛍とセットで思い出すと思います。皿の上の料理だけじゃないわ(笑)!
(2009-06-08)

2009年6月 8日, dans 京都 和食09前半 |