■ 「草喰なかひがし」 2009年5月末のお料理 |
■ こちらも5月のお料理で、早く出すべき、「草喰なかひがし」さんの5月の最終週の夜のコースです。最初に出される八寸は、端午の節句の名残ヴァージョンでした。よもぎは優しくなるようにという意味、菖蒲の葉は剣のイメージで、強くなるようにという意味だと伺いました。以下、デタイユです。
●ピンクの透明のはいたどりの穂先を炊いて出るジュを寒天寄せしたもの。
●いたどりの穂先に、とろろを煎ったのをまぶしたもの。
●初かつおを、ひば山椒で炊いたもの。
●根曲がり竹に、花山椒を詰めたもの。
●さんまは島根揚がりのもの。ぺたんと貼り付けて干すのでこんな形。
●ガラスの器に、炊いた青梅、葛あん。
●そら豆。
●ツタンカーメン(黒い豆)の塩焼き。
●デセールは胡麻豆腐のソルベ。露地もののいちご。白いちごも。これを差し出しつつ、「いちご白書をもう一度」と言いたかった中東さん(かわゆ~♪)。この後、いつも通り、水出しひと口カフェとこんぺいとうと蘇で締めとなりました。疎水(東大路より西側)に蛍がたくさん飛んでいて、暗闇の中であちこちでゆらゆらと光るのが夢みたいな感じで、しばらーく眺めて余韻を楽しみました。この夜のコースを思い出す時、ずっと蛍とセットで思い出すと思います。皿の上の料理だけじゃないわ(笑)!
(2009-06-08)
2009年6月 8日, dans 京都 和食09前半 | lien permanent