
■ 東山七条の美しいホテル、
ハイアット リージェンシー 京都 の「
THE GRILL ザ・グリル」で、横山健一郎・総支配人さま、広報担当の木村和子さんと共に夏のお料理を試食させていただきました。「ザ・グリル」は薪が燃えるオーヴンを備えた、文字通り焼き物をスペシャリテとするレストランです。今回いただいたのは、6月3日から始まる夏のメニューからの4品でした。

●前菜に、
鮎のムース。鮎の香りと苦味が生きたムースです。 フォアグラが混ぜ込まれているので、とろりと少し脂っけを感じさせます。お昼なのでいただきませんでしたが、ワインと間違いなく合います。ブリオッシュのグリエが添えられます。これはアラカルトの品ではなく、昼のセットメニュー(京都日吉ポークのグリルセット2650円)に組み込まれるお皿とのことです。

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ガスパチョ オマール海老のポーチ 2200円。ハイアット リージェンシー 京都開業当初からの定番・夏のメニューです。よく冷えて口当たり心地よく、少しスパイシー。さっぱりしているようでいて、海老の強い旨みも味わえます。気軽なスープながらゴージャス感もある一品です。

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ハーブチキンのロースト 夏野菜のブレゼ。3~4名分で、6800円。まず左の写真のようにプレゼンされます。いったん下げられてデクパージュされ、上の写真のように供されます。お皿の上は、右側がもも肉で、左側がむね肉です。タイムやローズマリーなどのハーブで香りをつけられた京都産の鶏肉のローストです。肉質は非常に柔らかで繊細です。そのよさを最大限生かすような火入れがされています。中はほとんど蒸し鶏のように、しっとりしていたのです。

●メニュー名は「夏野菜のブレゼ」となっていましたが、この日の付け合せは新じゃがのローストでした。ほくほくなロースト加減は、鶏肉と同様にジャストなものでした。


●こんなにたっぷりパンもバターも添えられて贅沢感があります。

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ルバーブのコンポート ミルクアイスクリーム。ホワイトチョコレートで作られたテュイルが添えられます。アイスクリームの下になっていて見えませんが、リュバーブの酸味は食後にとても爽やかでした。これは6月の夜のコース(ハーベストメニュー 10000円)の中に組み込まれるデセールのようです。


●食後に
ハーブティです。これはカモミーユ。ハーブティが複数用意されているとすごくうれしくなります。★気持ちのいい食事をさせていただきました。わたし自身は室内の方が好きですが、しばらくはテラスでの食事にもいい季節です。

●さらにこんな新商品も発売されます。黒豆のケーキ、
東山七条 というものです。これは広報資料としていただいた写真です。以下、ニュースリリースの通りです。
バター風味のケーキ生地にオリジナルレシピで煮含めた福知山産夜久野町産黒豆をたっぷりと散らし、柚子果汁のグレイズをかけた黒豆と柚子のケーキ「東山七条」は、柚子の香りが口いっぱいに広がる中、黒豆の品の良い自然な甘さと歯ごたえを濃厚なバター生地とお愉しみいただける、ペストリーブティック自慢の一品です。 わたしもひと口いただいてみました。甘く炊いた黒豆に、柚子の酸味と香りですから・・・正直なところ、これは好き嫌いが分かれるかもしれません。ともあれユニークな新商品です。パッケージもシックでした。
(2009-05-20)