■ 再び縮小版 京のマドレーヌ |
■全国100万人の読者の皆さま、ご愛読ありがとうございます。3連休で京都にいらしている読者の方々からメールいただいたりしております。感謝<(_ _)>ほとんどお返事できていなくてごめんなさい。またしても1分も無駄にせず仕事するモードに突入しております。入稿ができてほっとしたのも束の間、どどどどと初校が出てきています。この3連休中に、216軒中、156軒分と、地図や目次などなどの校正をしています。ひいひい写真を整理し、原稿を打ち込んでいた時期は、「校正」の日々が来ること自体が、はるかかなたにあるバラ色のような、輝く別天地に至る、みたいな気持ちだったけれど、出てきたら出てきたで作業は膨大、ぼーーーだいで、ひたすら精緻に間違いがないように見てゆくしかありません。店名表記にしても、たとえば「レストランルージュ」という時、「レストラン・ルージュ」/「レストラン ルージュ」/「レストラン ルージュ」・・・つまり、「・」なのか「 」なのか「 」なのか(←ナカグロか、半角アキか全角アキか)といったことにも細心の注意を払います。もともとかなり精緻にデータ管理をしていて、本サイトにアップする際もほとんどは掲載許可をいただきデータ確認もして載せていますので(=雑誌掲載時と同じレヴェルでやっています)わりときちんとしている方だとは思っているのですが、それでも216軒を同時に並べることで、「あっ!」と気づくことなんかもあるわけです。それと地図確認が注意が要ります。何度も行ったところでも、「あれ? この筋だっけ??」なんて思ったら、また行ってみたりもします。ネットで調べればいいんだろうけれど、もう行っちゃうの、目で見たら絶対確か(多分)だから。東京にいた時はこれが大変でした。有名でない小さなお店、友人に見に行ってもらったことがあります。この規模で、丸ごと1冊京都で以前に仕事したのは文藝春秋「CREA eats」のNO6「京都のうまいもん」(2005年5月発行・ISBN 978-4-16-008427-8 (4-16-008427-3) )の時ですが(キヨシさま今でもありがとう)、あの時は168軒でしたから、今回は216軒で、より多いです。
●そして、今回はわたしが自分で撮った写真を掲載するということです。校正が出てきて、これが一番驚いたというか、入稿したんだから当たり前なんだけど、自分の写真が印刷物になるというのが信じられない思いです。\(゜o゜)/これでいいんだろうか? CREAの時も(他の仕事でも)、ヴィジュアルはほぼ必ず巨匠・ハリー中西せんせに撮っていただいているわけで、校正が出るなり「あ~写真きれいな~。みんな写真見るから、文章そんなに読まないよな♪」なんて、どこか安心(?)していたのだけど、つまり、「これでページは大丈夫!」と安心して思えたわけだけど、今回は自分の気持ちをどういう風にしておいたらいいのかよくわからん。(-_-;) 本を出していただけるとなってから、ターボかかったように必死で毎日写真を撮ったけれど、食べる現場でその場のライトで一瞬勝負、後から見て「ああ"~」なんてのも多々ありました。白状すると今週に入ってからも何軒か撮影に行きました。デジタル時代、まだ差し替え可能というわけで、ちょっとでもとあがくわけです。それで焦げっぽかった鴨のコンフィを、つやつや鴨コンの写真に差し替えしたりしていたわけ♪
●というわけで、とにかく作業に没頭しないといけません。マジメにやろうとすればするほど、どんなに時間があっても足りない。サイトは縮小版でごめんなさい。入稿明けに1軒、しみじみほんと~においしい割烹に伺っているのですが、しばし待っていてくださいませ。写真のセレクションまではできているのだけど。
●これは少し前にあるところでいただいた「松屋長崎」の京のマドレーヌ。ありがとうサエコさん。なつかしいお菓子です。取材は難しいお店ですが、以前電話番号を掲載しないという条件で「CREA eats」NO.3(2004年夏)のスイーツ大特集中の「京都パティスリ大百科 はんなりシックな京都の洋菓子」に載っていただいたことがあります。久しぶりにいただけてうれしかったです<(_ _)>
2009年3月 20日, dans 京都 スイーツ | lien permanent