■ 蒸したてでほわほわ、ふわーっと湯気といい香りが立ちのぼって、あったか~い飯蒸しです。蟹の身がたっぷり混ぜ込まれて贅沢です。生姜の香りも効いています。

●「
紫野和久傳 堺町店」の2階の茶菓席にいるのです。
1月2日付でアップしたれんこん饅頭をいただきながら、(それは本当においしいものだったのに、)「蟹の飯むし」とお品書きにあるのを見つめつつ「食べたい・・・」。いじましいですね~(-_-;) よほど即いただこうか? と思いつつも、その直後に食事に行く予定もあったし・・・と言いながら、この時はさらに「できたて本わらび餅」も食べちゃったのよ(-_-;)

●その後、ある日出直していただいた「蟹の飯むし」は、こんな風に朴葉をふた代わりに供されました。素朴な風情だけど粋なことです。

●陶ばこ・・・お弁当で見たことのある陶製の箱です。これに、デセールがついて1365円。飯むしは昨年始まったもので、季節によって鯛や鮎や鱧を使ってきたと伺いました。ほんとおしのぎというか、ごく軽食なのだけど、さすが料理屋さんならではの丁寧さと素材の良さで、「少しでいいけど、いいものが食べたい」という時にぴったりです。何よりこのスペースでいただけるのがいいわ♪

●デセールに、デギュスタシオンサイズのわらび餅です。ふるふると口当たりいいです。きな粉いい香り。これだけまた本格的に食べたくなって・・・

●けれどわたし、「よもぎと百合根の葛焼」をいただきました。「せっかくだから」の気持ちになってしまって。季節限定と言われたら弱いのだ。よもぎが練り込まれた葛焼きに、アクセントにほくほくの百合根。熱々なのです。抹茶付で892円です。

●下のおもたせ販売コーナーではこんな包みで売ってました。秋の栗もおいしかったし、簡単に温められてほかほかでいただけて、このシリーズわたし好きだわ♪

●そして季節限定といえばこちらもです。わたしはこれ季節中常備・・・「寒柚」です。かんゆう。柚子のコンフィチュールですね。このままでも、お湯で割って飲んでも。
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■ こちらは月替わりのお鍋シリーズ「京のひめ苞」(きょうのひめつと)です。取材の合間にお願いして見せていただいた3月発売の「
花見鍋」のサンプルです。花冷えの頃にこれを囲めばどんなにうれしいでしょう。内容は、よもぎ餅、椎茸、はまぐりしんじょう、穴子、ふき、引き上げ湯葉、れんこん、結んだかぼちゃ麩、蛸の子、みょうが、桜にんじん、桜大根、三つ葉、木の芽。以下揚げたもので:筍、海老、ふきのとう。袋状のものが、大根おろし(長芋で少しねっとりさせたもの)に、桜漬入り。おだしが別添えになっています。いや~ん、このセット、何だか夢みたいじゃない? 2人前で6000円。クール便で全国発送してくださいます。日持ちは製造日を含めて2日間。紫野和久傳の本店や堺町店のほか、承り営業部075-495-5588で注文ができます。

●さらに、人気の「春のにがみ」の後に、4月に販売されるものがこれとのことで拝見。筍、うど、みょうが、蕨。美しいですね。銘を、「
初夏採菜」(しょかさいさい)といいます。
(2009-01-21)