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2009年1月12日 (月)

■ 岡崎の美しい中華 「京、静華」 2008年12月


1a まだ年末のものを全部出せてないのです。遅くなってごめんなさいですが、すばらしい岡崎のコース中華 「京、静華」です。最初の記事の後、秋に一度お伺いしているのですが写真が暗かったのでアップを控え、これは昨年末の3度目の訪問時のものです。今や予約がなかなか取れなくなっていて、これも「年内可能なら」って少し前からキャンセル待ちでお願いしていたものです。幸いお席が空いて、うれしくいただけた冬のコースです。●アミューズに鴨肉揚げ餃子。屋台風の演出で、新聞(中国の新聞!)にラフにくるんで出されました。
2a●季節の前菜9種類が白い器に盛られて整然と並びます。ほんと美しくて、並んだだけでうっとりしてしまいます。野菜に魚介も肉もと食材がたっぷり、お味も非常によいのです。以下それぞれお見せします。これは2名分です。
01a02a03a●甘エビ紹興酒漬け ●ほたてと紅芯大根、葱ソースかけ ●花くらげと白菜のマスタード和え
04a05a06a●鯉の黒酢煮 ●鴨ロース軽い燻製 甘酢野菜添え ●牛すね肉香料煮
07a08a09a●煮豚(浜松特産銘柄豚) ●じゃがいも(インカのめざめ)香り和え ●ミニトマト甘酢漬
34●ふかひれスープ ということなのですが、●まずスープ:金華ハム、丸鶏、干し貝柱でとったというスープがしみじみ深い風味で美味そのもの。
5●別添えで、ふかひれ、金華ハムの千切り、下に細いもやし。これをスープに浸しつつ、つけ麺風にいただくわけです。優美な味わいながら、圧倒的においしいのです。
7a●海鮮の卵白蒸し。かぶら蒸し風の蒸し物です。下に、だしと合わせられた柔らかい卵白の層。海鮮はこっぺ蟹の卵やうになど。おろしたかぶらがふわふわと海鮮にまとわりついて、熱々で、こちらも繊細にして忘れがたい美味でした。
8a●鹿肉葱風味炒め。甘い九条ねぎと鹿肉の炒め物で、これは強めのお皿。これだけでも十分なのですが、そこに合わせるのが、
9a●香菜と水菜のサラダです。ざくっと一緒にからめながらいただくと、また印象の違う料理になったのです。
10a●ひらめのお刺身、静華風。ナッツやハーブを混ぜ合わせていただく中華風のお刺身です。ひらめの煮凝りも添えられて、実にリッチな風味です。
11a●びっくり酢豚。フルーツたくさん、酢豚風味で肉のかたまりに見えるものは・・・実はフォアグラを丸めたものなのですが、これが全く不思議な食感です。すごいオリジナリテです。
12a13a1415●麺またはご飯が選べて、担担麺か炒飯です。シェフおひとりの厨房だからバラバラの注文は申し訳ないと思いつつ、両方いただきたくて両方。
17a●杏仁豆腐もスペシャリテのひとつです。限りなくやわらかくて真っ白で香りがいいです。これがどーんと大きなポットで供されて、お代わりお好きなだけどうぞなのです。
18a19a●最後に定番のフルーツティ。杏仁豆腐のおからクッキーが添えられます。どのお皿もきれいで忘れがたくおいしくて身体にもいいに違いないコースでした。お名前の通りもの静かで穏やかなシェフの宮本静夫さんと、丁寧な接客をしてくださるマダムの恵子さんによる、本当にいいお店です。
「京、静華」 
電話 075-752-8521
京都市左京区岡崎円勝寺町36-3
17:30~20:00LO
月曜、第1,3火曜休み
テーブル6席、個室(円卓10名くらい)
全席禁煙◎
要予約
現在夜のみの営業、コース8000円(+税サ)のみ。
2008年4月開店

2009年1月 12日, dans 京都 中華 |