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2009年1月 7日 (水)

■ 「千ひろ」 で優しいお正月料理 2009年1月


1a_2 お正月2日から営業なさった「千ひろ」さんへ、3日の晩に。永田さんに、「もう顔忘れてるかと思ったわー」と言われてしまって、確かに10月末以来だけど、そう怒らないでくださいませ~ <(_ _)> Canon G10にしてから、仕事の必要からもお久しぶりシリーズに突入してて昼夜いっぱいいっぱいで・・・。あとStephanも怒ってるかもなあと気にしているんだけど、ちょっと待っててね。お正月ヴァージョンの「千ひろ」さんはいつもと違いました。びしっと改まった料理・・・の逆で、むしろリラックスした感じで、すごーくよかったのです。●粕汁。菊姫大吟醸の酒粕を使用。にんじん、大根、ごぼうのささがき、豚肉、薄あげ、こんにゃく。上から芹。フルーツ+魚介の先付ではなくて、なんとぽかぽかに温まる粕汁でスタートよ♪ 
3a●秋からずっと「千ひろさん行こうね」と約束していたこういうメンバー。手前のにこにこはカレー屋有紀ちゃん=「プティ・ムッシュー」のいつもかっちょいい女主人・佐藤有紀さんが着物姿で。その向こうは・・・どちらの女将さまでしょう・・・(笑)。楚々として見えていて実はばしばし仕事する人、けれどいつも笑いくずれているという稀有な人です。
4a●お造り 伊根のとろを焼霜にしたの、鯛の皮目だけ炙ったもの。醤油と塩昆布が添えられます。永楽のお皿で。
5a_2●とろの焼霜が口に入れるなりしゅわっと溶けるようで、はやりのエスプーマか? っていうような食感。食べながらあっけにとられる感じ。
61●華麗なお椀が登場して、
62●白味噌仕立てのお椀。お雑煮風で、見えないけれど中に焼いたお餅に海老芋。
7a●まぐろの幽庵焼き。肉に見えるけれどまぐろです。これがしっかり濃い味です。
8a●おぼろ豆腐に湯葉すり流しをかけたもの。濃いもの続きの後にお豆腐でほっと。
9a●今の時季だけのおせち風盛り込み。おめでたい鶴の形のお皿で。(これを白鳥! といった人があって笑いました・・・)
10a●菜の花、ぎんなん、にんじん、百合根の茶巾、からすみ、数の子の粕漬け、たらこ、だし巻き、京都地鶏の蒸し鶏。「千ひろ」さんのだし巻きなんてこれが初めてかも。からすみ、数の子、たらこ・・・お酒飲めという酒肴です。「立山」をすーすーと。お着物のマダムたち、いつもより控えめとか言いながらやっぱり飲みっぷりよかった。
11a●かき揚げ:ふきのとう、たらの芽、こごみ、小海老。サクサクして、春を先取りできてうれし。
12a●あんしか見えないけれど、かぶら蒸し。
13a●かぶらの香味を感じるためのかぶら蒸しとのことで、ほんと味も香りもストレートに伝わってきます。焼き穴子、銀杏、百合根、きくらげ。優しい味で温まって幸せ。
14a15b●まぐろのそぼろ入りのだし茶漬け。海苔をばさっとかけてざざざといただくんだけど、おだし美味だしあったかいしで、これもひどく幸せ。
16a●ジュースでごちそうさま。満席の上、2回転目のお客さまもいらしたりして、やっぱり人気の「千ひろ」さんでした。前回と同じ18900円だけど全然様子が違って、おつゆものが多く、思わぬおいしいリラックス料理に気持ちがなごみました。松の内はこのヴァージョンとのことでしたから、だいたい同じお料理があとまだ1週間いただけます!
2a「千ひろ」
京都市東山区祇園町北側279-8
電話 075-561-6790
12:00~13:00入店(前日までに要予約)、17:00~20:30入店
日曜休み(祝は営業。日月と祝日で連休の時も営業、火曜休み。)
カウンター8席、座敷(2~10人)
カウンター禁煙
要予約
コースのみ。昼夜共に12,600、15,750、18,900円。

2009年1月 7日, dans 京都 和食09前半 |