■ 木屋町仏光寺の「日本料理 とくを」さん、あっという間に1週間たってしまいました。3連休中にいただいた、感動深かった夕食です。まずはいつものアミューズ=先付3点セット。白ワインと共に、●黒豆の湯葉 ●のれそれ ●ふぐの煮凝り。

●若竹煮。もう筍です。どこ産のものにせよ、なんだかうれし♪ まっ白ですべすべで柔らかでそれでいてちゃんとおだしの味を含んで、しみじみ幸せな味です。わかめも柔らかで、黄金の組み合わせです。

●ぐじ塩焼き。「頭? 身?」と尋ねられたら・・・そりゃあ「頭」です! 「ヴィジュアル的にもいいと思うので」なんて言い訳みたいなことを言いつつ頭を注文♪

●せっかく頭だから、うれしくていろいろ撮ります。ほんと脂の具合、外パリパリ中しっとりの焼け具合、塩加減も味も香りも抜群のぐじでした。サイコー♪

●のどぐろ煮付け。のどぐろと見たら食べないではいられません。煮付けがおすすめとご主人の徳尾真次さん。ねっとり海老芋としゃきしゃきれんこんと。

●かぶら蒸し。かぶら蒸しも、見たら食べないではいられませーん。京都に暮らしてよかった。

●2つに分けていただいたもの。ふわふわと柔らかでいい香りで甘くてあんがとろりんとしていて、こんなにおいしいかなあ~と思う。こういうものを食べたくて、いてもたってもいられず東京から通って通って、こうなっちゃったわたしの人生です。

●なんだかとてもすてきなお椀です。古いものだそうです。

●白味噌のお椀 中は野菜です。一緒にいただいたスガノさんは「京都のお雑煮の感じで」ってお餅を入れてもらっていました。この方も東京から通いの方。見事に京都に魂を奪われてしまった組なのです。

●ふぐの白子焼き。ふぐの白子を、わたしは圧倒的にたらの白子より好きで、これも見たら注文せずにいられなーい。焼いて塩をしたもの。中は熱々で、ヤバ旨いです。どうしましょ~\(゜o゜)/

●「次のお皿を待つ間どうぞ」と、おしのぎ的に。自家製の千枚漬のお寿司でした! 上手に薄くスライスして漬かった蕪がきれ~なお寿司になっていて感激。

●わさびで食べる和風ステーキ。これはここで必食かも。京都は近江でも但馬でも松坂でも入り放題の牛肉ワールドだけど、あえて脂の少ない群馬の肉を使うとのことで、なるほどと賛同します。

●わたしはシンプルに白いご飯、お漬物、お味噌汁。ここでお箸を新しくしてくださってうれしいです。

●スガノさんは大根ご飯。

●このお店でこれも必食です。白味噌のソルベをデセールに。「山利商店」さんの白味噌ですね。どのお皿も見事に決まってしみじみおいしかったです。一品料理であれこれ好きにお願いできるのも価値があります。菅野聡之さん、一緒の夕食ありがとう<(_ _)> 京都に魂を奪われて幽体離脱することなく、正気で東京に戻ってください!
「日本料理 とくを」
電話 075-351-3906
京都市下京区木屋町通仏光寺上ル(東側)天王町151
11:30~14:00、17:00~22:00
日曜休み(月曜日が祝日の時は日月休み)
カウンター10席、座敷(掘りごたつ式)6席
全席禁煙◎
昼は要予約、夜は予約が望ましい
昼コース5250円、 夜一品料理1500円~、コース7875円、10500円、15750円。
2005年2月開店
(2009-01-20)