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2008年12月15日 (月)

■ 「菊乃井」本店で、しぐれめし弁当


01a_202a先週末のあるお昼、円山公園の「菊乃井」本店に伺い、師走のしぐれ飯弁当をいただきました。このしぐれ飯弁当は、「料亭の昼弁当」の草分けというか、ブームを作ったものと言えると思います。わたしが初めてこれをいただいたのは、東京から京都へ毎月通い始めた1990年頃のこと。お弁当の気軽さゆえ「菊乃井」さんに伺えて、本当にうれしかったのです。この頃から京都の料理屋さん通いに血道を上げるようになって今に至ります・・・当時の尋常ではない熱中ぶり(今もだけど(-_-;))を思い出し、懐かしいようなはずかし~ような気持ちになったのでした。●しぐれ飯弁当という名は、高台寺の茶室「時雨亭」にちなむものです。
3a●すべて同時に運ばれますが、だいたいいただく順番にいきます。こちらが先付、聖護院かぶら鯛味噌かけです。お弁当といえど、季節感ある熱いもので始まりうれしいのです。
2a_2煮物椀です。海老しんじょう、椎茸、三つ葉、松葉柚子。お椀はやっぱりお昼でもお弁当でも、料亭ならではの深い味わいで、しみじみ美味で価値あります。
1a●お弁当箱の中に、バランスよく取肴がおさめられています。口取り:玉子富久佐焼き 床節 いか団子 陳笠 サーモン砧巻き 甘藷茶巾しぼり 菊菜と菊花おひたし しめじ 酒煎り銀杏。小鉢:胡麻酢和え(塩くらげ 山くらげ) 天盛りいくら 焼物:からすみかれい味噌柚庵焼き 菊花かぶ  炊き合わせ:東寺湯葉 金時人参 壬生菜 紅葉麩 針柚子 揚げ物:野菜天婦羅 海老丸あられ粉揚げ 大根おろし (別皿で)喰いだし
4a_2時雨飯です。茶碗写しの器、ご飯の上に鯛の身胡麻だれ、山芋とろろ、鶉卵、青海苔。鯛が東山の連なり、青海苔と卵で、雲と月を表現しているのです。香の物は天ぷらのそばにおさめられていて、白菜漬と大根梅酢漬。ボリュームたっぷりで充実感があるお弁当です。京都の料理入門編として、すでに京都好きの方なら原点を知るという気持ちで召し上がればと思います。
5a●東山の裾野、真葛ケ原(まくずがはら)という地名も美しいことです。昔は葛が生い茂る地であったのでしょう。また、この地に湧き出る菊水と呼ばれる名水にちなんで「菊乃井」という屋号とされたとのことです。威風堂々たる料亭の構え、中村外二工務店による格調高い造りです。10以上あるお座敷は、それぞれ異なる趣を持ち、すてきな洋間もあります。
「菊乃井」本店
京都市東山区祇園円山真葛ヶ原
電話 075-561-0015
12:00~14:00入店、17:00~20:00入店
不定休(年末・年始休みあり)
しぐれ飯弁当は税サ込で4620円。
他、懐石コースは昼9240円~、夜17325円~。
要予約(お弁当は当日の朝までに)

2008年12月 15日, dans 京都 和食08後半 |