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2008年11月 4日 (火)

■ 新町四条下ルの和食、「和ごころ 泉」


新町四条下ルの「和ごころ 泉」(2006年4月開店)に初めて伺いました。門上武司さんさんから伺っていて、さらに泉さんと長く親交のある東京・「赤芳亭」のご主人・赤塚心一さんからもおすすめいただいていたのです。場所は、かつて「マルセイユ・グルモンド」というフレンチがあったところ。お座敷2部屋、テーブル6席(こちらも半個室的)で、お店の中に広々感やパースペクティヴなどはありませんが、席に収まれば寛げる造りになっています。夜は税込み7000円~で、まずはこちらをいただいてみました。
1a2a●まずお白湯でなごんだら、一拍おいて先付が供されて・・・
3a●先付が、赤かぶに、うにと甘鯛の博多。赤かぶに、うにがはさまれたもの/甘鯛がはさまれたものが重ねられているのです。「ねっとり」と「しゃき」でいい組み合わせです。
4a●お椀は蟹しんじょうです。澄んだ吸い地で「あー和食よ♪」の幸せ。しんじょうの中には蟹のかたまりみたいに蟹の身がたっぷりと。秋風情の演出もすてきです。
6a5a●お造り:北海道のしびまぐろ、和歌山のもんごいかと和歌山のひらめ。たまり醤油に、ゲランドの塩も添えられます。7000円のコースでこれだけ出されるのは偉いんじゃないかしらん。
7a_28a●風情たっぷりの八寸が柿なます、玉子カステラ(卵と白身魚すり身)、鴨ロース、北海道のいくら、丹波栗のシロップ煮、雲子、秋田のとんぶり。●焼物は金目鯛の酒塩焼き、ほうれん草と干大根のお浸し。
9a10a●冷やし物が、ぶりに大根おろし。焼物の後にきゅっと冷たい冴えたお皿。大根おろしからめていただくぶり、おいしかったわ・・・●炊き合わせに、かぶと自家製厚揚げの玉締め。一転して優しい温かいお皿です。メリハリ効いていていいです。
12a13a●ご飯は土鍋で炊き立てのものをプレゼンしてくれます。目の前でよそってくださって盛り上がります。丹波篠山のお米だそうで、このご飯、ものすごーーーくおいしいです。昔風の製法で、いったん田んぼをカラカラにしてから育てると。海老芋とみょうがご飯で出てきましたが、ぜひ白ご飯いただいてみたいです。
11a14a●お漬物と、●八丁味噌の味噌汁。
15a●愛媛の富士柿、黒豆きな粉のブランマンジェ、豊水にブランデーのジュレ。これはアヴァンデセールでした!
16a17a●自家製生八橋に、●お薄で締めです。本当にていねいに、可能な限り手をかけて作られていることがわかるお料理です。ご主人の泉昌樹さんは三重県出身。名古屋や東京にも出られて和食店で勤められましたが、京都に移られてからは、「桜田」さんで最も長く(10年以上)修業されたとのことです。奥さまの貴子さんが女将をつとめていらっしゃいます。なんとも穏やかな雰囲気のお店で、お昼が3800円~、夜が7000円~。本格和食でありながら控え目な値段設定も良心的だと思いました。
18a「和ごころ 泉」
京都市下京区四条新町下ル四条町366
四条敷島ビル1F 
電話 075-351-3917
11:30~13:00LO・14:30閉店、
17:30~19:30LO・21:30閉店
水曜及び月末休み 要予約

2008年11月 4日, dans 京都 和食08後半 |