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2008年11月15日 (土)

■ 「遊形サロン・ド・テ」のかぼちゃのブリュレ


1 姉小路麩屋町の「遊形サロン・ド・テ」、秋深い風情で雰囲気たっぷりです。新しいデセールをいただきに出かけました。
2●横長で、屏風のようなプレザンタシオンです。これが何かというと、
3●かぼちゃのクレームをブリュレしたもので、温かいりんごが添えられているのです。こちらのデセールとカフェや紅茶の監修をされているのは中島研一さん、今や伝説のカフェとなってしまったけれど、かつて木屋町三条で10年にわたって「リドル」をやっていらした方です。「俵屋」佐藤年さんは、ちゃんと「リドル」のデセールを憶えていらして、オープンに当たって中島さんを上手に誘い起用なさった。すごい眼力だと思うし、そしていい仕事をしていれば絶対誰かが見ていてくれるという励みになるすてきな例だと思います。
4●掬い上げるとこんな。形を保てるぎりぎりのやわらかさのなめらかなかぼちゃのクレーム、ヴァニラの粒粒も見えます。生クリームに、バターも加えて風味を出されたとかで、けれど濃厚すぎることもなく、ひたすらすべらかな口当たりとかぼちゃの香味が味わえます。かつて「リドル」でさつまいものケーキってあったの覚えている方は、あれ式なわけです。あひるの子が白鳥になったみたいな感じかしらん。そして、バターでキャラメリゼした後カルヴァドスでフランベしたという温りんごが何とも粋で調和していること、これは本当においしいです。相当いい食事の後でも、ケーキやムースに生のフルーツが添えられていて、わたしにとっては合うはずもなく(ごめん<(_ _)>)、そのたびがっくりすることもたびたびだったこれまでの人生なので、このセンスのよさにはしんそこ安心できます。
5●伝説のショコラのムースは定番としてあるようで安心。そしてもうひとつのデセールとしてこの「かぼちゃのブリュレ 温かいりんご添え」が今のメニューとして載っています。もちろんわらび餅は「遊形」さんの定番として常にあります。
6●カフェと共にいただきました。(ポットの写り込みごめん<(_ _)>) 以上で2200円。デセールのアイデアやお手間、たっぷりした飲み物、それにインテリアやら雰囲気やら全部込みと思えば納得のお値段です。
「遊形サロン・ド・テ」 
京都市中京区姉小路通麩屋町東入ル北側
電話 075-212-8883
11:00~19:00 
火曜休み(11月は営業)

2008年11月 15日, dans 京都 サロン・ド・テ |