■「ケザコ」でまた驚き 2008年11月 |
■ 今回もお見事~! な「ケザコ」でした。夜の8000円のコースをお昼にいただいたものです。今月はどんなかな? という期待以上に、新しいカメラでうまいこと撮れるかな? とどきどきで(だっていつも「まだ撮ってんの? 溶けるで」と怒られるし)、前菜のお皿を待ちながら試し撮りをして準備します。●魚前菜:鯵とぶどうのタルタル、ヨーグルト、あさつき、いんげん 赤紫蘇ヴィネガーのムース。酸味でコースが始まるの、わたしすごく好きです。ぱしっと口の中がリセットされるようで。それもムースでやわらかな口当たりですてき。鯵がちょっとぶ厚くて食感明確で、いろいろの食感や香味がありながら、ちゃんと鯵を食べたって印象が残ります。すごいと思う。
●視覚的に驚かせるだけじゃなくて、おいしいのです♪ 白いソースがレフォール、赤いソースがビーツ。だいたい2種類ソース技で、素材の違う食感、味に、さらに味が重ねられ響き合います。これだけ食材使っているのに、味がびしっと決まって、過不足がない。
●ちょっと寄ります。ホロホロ鳥の燻製がじわーとおいしい。栗のスープ、それだけでも美味なのに香ばしさやパリパリ感やら真ん中のフラン状態のフォンダンの口当たりの優美さやら鳥の旨みやらで、なんだかはちゃめちゃに幸せな気分に。スープより鳥の旨みが印象に残りました。
●魚料理は、若狭湾のまと鯛に、白味噌を塗って、里芋ピュレをかけて焼いたもの。たっぷり盛り上げるように魚に付けられた里芋ピュレはレモン風味が香りたちます。大原と静原の野菜たっぷり。ソースは魚の骨のだしに、バター、レモン、ヴァニラビーンズで風味付けしたもの。どんだけお手間かかるかと思う。いや本当に、魚もその衣も蕪やら他の野菜も、おいしさ全開な感じ。
●ちょっと肉が見えるようにしました。やわらか~な肉に泡泡のソースがふわりと絡んで、夢を見ているみたいな気分になるお皿です。ソースはこれもダブル技で、ジュ・ド・ヴォーのソースと、へしこの骨のだしに生クリームを合わせたソース。
2008年11月 7日, dans 京都 フレンチ | lien permanent