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2008年10月21日 (火)

■ ご無沙汰お詫び④ 「草喰なかひがし」


1a_3 1年近くぶりに伺った「なかひがし」さんです。10月2週目のある夜、東京からいらした方々とご一緒させていただいてとても感謝。秋の趣の深いコースです。華麗な八寸から始まります。
2a もちょっと寄って、これで見やすいかしらん。ニュアンスのない写真でごめんなさいなのですが、八寸のデタイユをざっと・・・わらびの葉に、●栗を揚げたの、●蒸した銀杏、●小芋と実山椒、●燻製して焼いたさんまにくるみ、●炊いたどじょうと山椒の葉、●香茸、●モロッコいんげんと黒胡麻、●みょうがのお寿司、●ガラスの器に、むかご、柿、花穂紫蘇、底にきな粉酢。
3a●白味噌のお椀。焼いたさつまいも、さつまいもの葉、赤ずいき、溶き辛子。
4a5a_2●子持ち鮎の幽庵焼き、笹にくるまれて。収穫祭風情で、もち米の稲穂のフリット、卵の味噌漬け、にんじんやとうがらしなどがあしらわれています。
6a●葉っぱを開くとこんなです。香ばしくて、ふっくらと、子持ちで卵のつぶつぶ感も楽しかったのです。
8a7a●鯉の細造り。鯉の皮の湯引きと煮凝り、生姜のソルベ、黒豆の枝豆、ラディッシュ、坂本菊、間引き菜やにんじんの葉、のびる、とんぶり。
9a●煮えばなのご飯。撮ってないで即いただくべきです。秒単位でご飯の状態が変わります。
10a●祇園豆、松茸を生のまま刻んだもの、赤いのがガマズミ(木の実、お酒造る)、鱧にそばがき。
11a●なれ寿司、黄色や青のトマト、椎茸。大吟醸のお酒が一杯添えられます。合い過ぎるほど合います。
12a●かぶらをすりおろして揚げたものに、きのこあん。きのこ5種類入りのあんかけです。生のかぶらや金時にんじんも鮮やかな香味。あずきは塩茹でにしたものです。
13a●ここでうなぎとの選択があったのだけど、松茸ご飯をお願いしたら、からすみの載った状態で登場。
14a●焼いた松茸が白いご飯の下にどっばーっと隠れています♪ 松茸の香りを最大限生かすために炊き込みではなくて白ご飯に松茸というシンプルな組み合わせ。これほんとーにおいしい~!
15a16a●みょうがとおくらの味噌和え、おくらの花も。●ご飯セット。小鉢の中は納豆です。
17a18a19a●白ご飯に、●定番のめざし。●おこげもいただきます。パリパリ=フランス製のおこげってこの日も中東さんは言ってらしてかわい♪ 先ごろ(7月)来日してこちらを訪れたアラン・パッサールさんにもこのネタを披露、「これはフランス製のおこげです」とおっしゃったということ。最終的には理解されたと。
20a●デセールは「ほったらかし」ぶどうに普通のぶどう、梨、いちじくのコンポート、みかんのジュレ。山はちみつ。ほおづきトマトと。
21a22a23a●いつもの煎り番茶に、●蘇、金平糖とちびカフェで締め。豊かな実りの秋の味たっぷり、12000円のコースでした。鄙な風情が洗練されて、どのお皿も優しくも美味に決まり、11年目でも変わらぬ人気なのがよくわかります。わたしもっとちゃんと、季節ごと伺うべきだと思ったのでした。<(_ _)>

2008年10月 21日, dans 京都 和食08後半 |