■ ご無沙汰お詫びシリーズを気にしながら、本当によかったので、記録のためにごくシンプルに載せておきます。京都でも東京でもないのだけど、すごく久しぶりに大阪「La Becasse ラ・ベカス」、京都の料理屋さんのご主人と京都のホテルのコンシエルジュと3人で、先週の初めに出かけていただいた19800円のムニュです。●かぼちゃの冷製スープ、中に、いかにハーブやスパイスの効いたお米サラダを詰めたものというアミューズの後、毛蟹です。いちどバラされたものがぎっしりぎうぎうに詰められています。

●フォークを入れるとこんな風に蟹の身があふれ出てきます。ミソも合わされてもう圧倒的なおいしさ、感動がどどどと押し寄せます。

●ガスパッチョが添えられるのです。ここに蟹の身を浸してもいいし、これだけ独立していただいてもいいし。わたしはほとんど割烹みたいに、無言でひたすら、蟹は蟹のみで楽しみました。

●次のお料理は選ばせていただいて、みんなはこんな大きなあわび。肝ソースで覆われています。おいしかったみたい。

●わたしはグルヌイユ=かえるです。もも肉のソテ。舞茸、セロリのピュレ。これはほんとフランスに行く前は食べられなかったけれど、行って暮らすうちにすごく好きになったものです。こんなたっぷりいただいたのは久しぶりです。表面香ばしく、中はしっとりと。

●シャラン鴨、ものすごく美味でした。もの自体がきっとすごくよくて、焼き具合もまた。味が濃くて香りも強くて、噛むほどにじわじわじわじわと旨みがかけ巡る感じ。とにかくうんまい!

●フロマージュ。どろどろのエポワスとフルムダンベール、そして栗の葉で包んだシェーヴル=バノンをいただきました。熟成しきったフロマージュをいただいて、生き天国です。

●アヴァンデセールにフランボワーズのジュレ。わたしはこの後のデセールにフォンダンショコラをお願いしていたので、ここで口を酸味にしたくありません。ショコラの前は口の中をニュートラルにしておきたい。申し訳ないです。<(_ _)>

●わーい♪ ショコラものが食後にあれば、すべてOKです。中は熱々でトロトロ、非常に高貴な香りのショコラでした。添えられたのはキャラメルのアイスクリームで、これも調和が取れていてよかったのです。ショコラに酸味のフルーツやらソースなんかが合わされていたら・・・わたし機嫌が悪くなるのです。ごめん<(_ _)> この日はめちゃくちゃご機嫌で最後まで食事を楽しめました。

●アンフュージョン。ティユールです。

●お茶菓子にマドレーヌとショコラも。あ、マドレーヌとティユールって言えば・・・プルーストじゃない?(今ごろ気づいた。)
★シャンパーニュと、白赤とワインも少しいただきつつ、「美食したぞー」の気持ちに満たされた夜でした。このレヴェルのものを、わたしちゃんとコンスタントに食べていかねばならん! と思ったのでした。