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2008年10月30日 (木)

■ 「祇園さヽ木」 2008年10月


1a2a ああもう10月が終わっちゃう! 10月20日の週に出かけていただいた「祇園さヽ木」さんのお料理、前のカメラで撮ったものです。先付が菊の紋様の器で、●大分の車海老、帆立、さいの目にした柿と幸水、下に豆腐のソース。
4a5a3a_2●和歌山の大きな松茸がプレゼンされて、●ピッツァ釜で焼かれたものを2度に分けて。
6a7a8a●お椀が、くえと胡麻豆腐を揚げたもの。くえおいし。胡麻豆腐も香ばしくて、強い味どうしでいい調和でした。●お椀の蓋はこんな。秋の夕日?
9a●いつも通りにハデな向付が供されて、徳島のさわらのたたき、千葉の戻りかつお、韓国の鱧の焼霜、伊根のとろ寿司。
101112a13a14a_2●向付のデタイユ、そしてその後のお寿司です。づけにしたお寿司のまぐろは大間のもの、そして穴子のお寿司。●鱧の肝を炊いたものも。
15a16a17a●鱈の白子=雲子の玉締め。確実に季節が秋→冬になっているのです。●秋田の笹かれいの風干しを焼いたもの。日本酒と合います。
18a●ふかひれがどかーんと出てきました。ふかひれステーキに、すっぽんスープのあんかけ・・・。これはゴージャスです。揚げた海老芋にちんげん菜が添えられています。
19a●わかりやすくものすごく美味でした。無言でいただきました。ぶ厚くて、口当たりしっとり、歯ごたえはプチプチと。あんがまたやみつき的に旨みたっぷりで、問答無用という感じでした。<(_ _)>
20●さんまご飯! 秋にいちばん楽しみなご飯で大喜びします。目の前でざくざくと、さんまをほぐしつつすだちを回しかけつつ大根おろしを混ぜ込んでよそってくださいます。年間を通してわたしこれが一番好きかも。
21222324a●野菜とお揚げのご飯も用意されています。両方をいただき、けれどお代わりをいただいたのはやっぱりさんまご飯ね。わたしたち3人だったのだけど、「この後、デザート要らんくらいにご飯食べてくださいね」って佐々木さんやたらおっしゃって・・・たっぷりいただきました。
26●けれどこんなすてきなデセールが出てきたのです。栗のクレームブリュレです。栗の香り強くてなめらかで、秋のお料理を締めくくるにふさわしい・・・。
2527b●全体像はこんな。栗の葉があしらわれていたのです。●そのデセールを召し上がってるのは・・・京都を代表するパティシエの方です。マダムもご一緒に。それで佐々木さんは「デザート要らんほどご飯どうぞ」ってしきりに言って笑わせてくださったのです。クレームブリュレを出しつつ、「これ今FUJIYAで買ってきたもんです! 何かあったらFUJIYAに言ってください!」だと。いやー、そんな言わないでも、すごくおいしかった、よくできていました。何よりキンゾさんも褒めていらっしゃいました。「平皿で供するクレームブリュレは、もともとボキューズやロブションのスタイルですね」なんていう解説付きでした。季節感明確、メリハリあるコースで、この晩も劇場式あっという間の2時間半、おしゃべりもたくさんして、とても楽しめました。<(_ _)>

2008年10月 30日, dans 京都 和食08後半 |