■ わりとかなり、いやものすごくメロメロな
「山玄茶」、先月はコシヒカリだったけれど、「次回はキヌヒカリの新米が入っていますからぜひ」と言われて、うれしく10月の2週目に出かけたのでした。和食屋さんや割烹などお店は多数存在しても、最後のご飯がこれほど楽しみなお店ってそんなに多くないのです。「ごはん、ごはん」と思ってすっ飛ばして出かけて、けれどご飯に至るまでもゆったり美麗なお料理を堪能いたしました。

●胡麻豆腐、上にうに、もて菊の花。わさびと割り醤油。口当たり柔らかいけれど弾力のある胡麻豆腐です。煎らずにペーストにする胡麻を使って作られると。

●お椀は焼き目をつけた鱧に松茸、東寺湯葉です。この澄んだ吸地の味、ちゃんと覚えておきます。

●お昼は少し遊び心のあるお造り、というわけでレタスなど野菜も使ったよこわの腹身のたたきです。帆立炙ったのと。

●タテ位置にして、ちょっと横から見るとこんな。立体的に積み上げてあって、味わいの重なりを楽しんでねという気持ちがわかります。

●また盛り上がる、華麗な八寸です。あしらいの葉や柿の形のつぼつぼの蓋を取ってみると・・・

●こんなです。まながつお幽庵焼き、柚子甘露煮、エリンギ天ぷら、紫ずきん、チーズ入りふわふわ玉子しんじょう、たらこ炊いたの、鴨ロース(しば漬と)、胡麻麩の田楽、鯖寿司、大徳寺麩胡麻和え、おくらとなめこ入りのもずく(わさび風味)

●蓮餅の玉締めあんかけ、舞茸と。中にれんこん餅が入っているのです。これがねっとりして風味も豊かで忘れられない美味でした。

●なめらか~です。わたし3度のご飯より「持ち上げ写真」を撮るのが好きかも♪ 右手で持ち上げて左手で撮るから・・・先日来懸案だったのだけど・・・やっぱり一眼レフは無理という結論。実は先日キャノンのEOSを買う寸前までいったのだけど、5秒前に、美奈ちゃん=
「フローリストショップ プーゼ」浦沢美奈さんにちょっと待てと言われ、さらに普段ものを言わぬ、
いつもイケズの いつも優しいハリーせんせにまで、違うのを薦められてしまった・・・(-_-;)

●ご飯をプレゼンする増田さん。これキヌヒカリ。このご飯を夢見て、これをタノミに今日という日まで生き延びてきたのだ~!

●デセールは柿にブランデーのジュレ、焼き目をつけた栗にあん。巨峰。ざくろのルビー色もきれいでした。すべてお見事でした~!