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2008年8月18日 (月)

■「ル・サルモン・ドール」の夏のデジュネ


21先週の後半に、ちょっと久しぶりの「ル・サルモン・ドール」でハルナちゃんとデジュネです。日本はもうインドになってしまったんだと思うあづさの中、まずは涼味あふれる粋なスープでもてなしてくださって・・・ヴィシソワーズ 岩牡蠣、青りんごのさいの目、海老のコンソメジュレ入り。口あたりひんやりと涼しく、ひと口めから「おいし~!」と騒ぎます。岩牡蠣のミルキーで味たっぷりなこと、そこにしゃりしゃりしたりんごの食感、旨み強いコンソメジュレのちゅるっとして心地いいこと。これひと皿でいきなり後は野となったのでした。
11こちらも冷製。薄くスライスした茄子をくるくると巻いたものが出てきて「何かな?」と思うわけです。マリネした茄子の中は、煮はまぐりと野菜を合わせたもの。トマト、バジル風味のソース。
12茄子の中にまたしっとり旨いものが待ち構えていてうなります。トッピングのトマトが軽やかに酸味と甘味を添え、バジル風味のソースがいい香りでアクセントとなっています。
21シェフの上島康二さんが、こんなまん前でドレッサージュしてくださるわけです。できたてのお料理が味わえるって最高だと思います。いつも必ずひとり客の方もいらっしゃるのです。カウンターだからひとりでもいいかな、って思えることと、誘う相手がいなくても、ここのお料理を食べに訪れたいってことだから、いいなあと思います。
22a魚料理が、若狭の甘鯛のフリットにたっぷりの夏野菜。コーンのピュレのソース。いや~この甘鯛のおいしかったこと。バリバリうろこの香ばしさ、身のしっとり香りよくやわらかなこと。メロメロ状態・・・
23さらに野菜がこんなにたくさん合わされています。主従の関係ではなくて、存在感は半々くらいの感じ。味わい鮮やかな夏野菜をこんなに集められたんだ・・・たっぷりたっぷりで幸せです。
3132鉄板焼きピーマン、中に赤と黄のピーマン煮込みを詰めたもの。オリーヴソース、レモンオイル和え、パルメザンチーズ風味。本日の詰め物シリーズ第2弾(笑)。野菜のみで堂々ひと皿です。ピーマンの味わいをグラデーションで楽しませてくれるのです。ピーマンを割った時の彩りの驚き、オリーヴのソースとレモンの強すぎない酸味で味がばっちり決まっていました。
41伊根の黄あこうのロースト、ごぼうのソテ、ビーツと共に。じゃがいもの蒸し焼きにトマトピュレ。魚料理ふた皿め。遠目に金目かなあ、なんて思っていたのだけど、あこう鯛の黄色いのと。
43この焼き加減が、もうジュストジュストです。外側パリパリ身はむっちりと。こんなにおいしい魚なんかって感動。合わせたのがごぼうとビーツっていうのがユニークだし、じゃがいもが味濃くてまたよかったの。
51525354デセールです。アドベリーのスフレグラッセ。中にピスターシュ。赤いのはアドベリーのソース。マンゴーと。アンフュージョンを淹れていただきます。ヴェルヴェーヌ。お茶菓子はいつものココナツのと、ショコラでした♪ ひと皿ひと皿本当にていねいに作ってくださったことがひしひしと感じられる、気持ちの入ったお料理でした。しんそこおいしくて、以上で平日デジュネ=4200円です\(゜o゜)/(飲み物はもちろん別です)。これだけお手間のかかった料理でこのお値段、ものすごくお得! と思ったのでした。

2008年8月 18日, dans 京都 フレンチ |