■先日伺った久しぶりの「上賀茂 秋山」さんです。街なかから遠いけれど、みんないいところは遠くても行きます。ますます人気で、予約を取るのが大変です。待合で冷たい紫蘇ジュースをひと口いただいた後、
●先付にひらあじ。トマト、水なす、黄色い千切りはコリンギー=かぼちゃ。酸味の効いたお皿です。
●お椀は、明石のすずき、にゅうめん、シルクなす。シルクなすってきれいな名前だけど、「美山の安ちゃんのところから」と。
●鱧のおとし(温製)、つるむらさき、梅肉。
●定番、黒米のお粥。
●スイスチャード、ささげ豆、とり貝、酢味噌。
●にが瓜、とうもろこしをつぶして和えたもの。
●糸瓜、ひゆ菜、海老、蒸しあわび、焼き茄子の皮。酸味のうす葛。
●3人分、からすうりのつるや夕顔の花をあしらわれてこんな風に。
●淡路のうに、明石の海苔。下につくね芋。
●美山の鮎の塩焼き。モロヘイアと。
●鱧のおだしで、鱧のみょうが蒸し。鷹ケ峯とうがらし、いたちきゅうり(美味!)と。
●パイナップル豚で、豚しゃぶ。おくら、おくらの花と。おだしおいし♪ 盛り上がります。
●白桃、ブルーベリー、細長いぶどうはレディスフィンガーという名前。美山の西瓜は「歌麿」という名前とか・・・でも「安ちゃんがそう言ってるから」ってことだから、本当かな?
●待合に移って、蓮の実入りのぎゅうひ餅。
●お薄で〆。
●東京から帰って来ている京都の人たちと共に楽しみました。相変わらず鄙びた風情ながら、ものすごくたくさんの食材を使って手間をかけたお皿は、どれもばしっとおいしくて、「ここまで来てよかったなあ」と思えるコースでした。これでお料理1万円ほどって・・・あまりにもお値打ち、京都が誇れる良心です。場所と値段と料理と雰囲気と、全部がいいバランスだと思います。秋山さん偉いです!