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2008年7月11日 (金)

■リニューアルしたトラットリア、「サルティンバンコ」


1aイタリアンが続きますが、いいお店をもう1軒。押小路通両替町の「サルティンバンコ」が6月半ば、リニューアルされました。開店されておよそ10年、京都においてものすごく目立つ存在ではないけれど(ごめんね)、実はかなりいいお店、安定してみんなに愛されているトラットリアだとわたしは思います。リニューアルオープン後、遅くなりましたがやっとこさ伺ってアラカルトでいただいたものは・・・15種類の野菜を使ったサラダ バーニャソースで 900円。バーニャ「カウダ」(熱い)ではなくて、冷たいソースを囲んで15種類の野菜です。西洋種のきゅうりに日本のきゅうり、トマトも違う生産者で2種類、キャベツも2種類、お芋も2種類・・・という具合に、野菜の多様な味わいと食べ較べを楽しめるすてきなお皿です。9種類が盛りあわされる美しい前菜のお皿も健在ですが、これはリニューアル後、より野菜を楽しめるように考えられたとのことで、非常に楽しいものでした。
2a地の黒枝豆とドライ生ハムの冷製カッペリーニ 1300円。これは香りを楽しむパスタです。驚きの香り・・・枝豆のピュレが冷たいカッペリーニに絡んでいるのですが、風味を落花生オイルでつけてあるのです。「山中油店」さんの油とのこと。わたしもこのオイルは撮影させていただいたことがあるのですが、高貴な芳香にびっくりしたのです。これがまあ~、枝豆と絶妙に調和してすごい。さらに、生ハムは粉末状になってはらはらとかかっていて、塩気と香りを添えていて粋。このカッペリーニは忘れません。つい最近いただいた賀茂茄子カッペリーニ(きのう付ご参照ください)もすごかったけれど・・・どちらもイタリアにはないと思う。ほんとユニークです。
3aメイン料理は鶏肉です。「村田さん」の滋味深い地鶏の炭焼き 1700円。もも肉と胸肉です。サルサヴェルデが添えられていたのだけど、わたしは鶏じたいをあまりにもおいし~と思ったのでソースはつけず、うっすらつけられている塩気だけでいただきました。食べながら「ぐふふふ」とか「うひひひ」とか笑い出しそうなおいしさ。じわじわじわと、うっまーーーいのです。付け合せが、ポテトのソテ、ポレンタグラタン、焼きリゾットと選べるのもすてきです。これは風味いい焼きリゾットです。
45あー、やっぱり赤ワインをと、途中でワインを注文してしまいました。グラスで常時6種類、スプマンテ、白、赤と用意されています。イタリアワイン以外もあって、ブルゴーニュなんて見えたら、フランス組のわたしは当然ブルゴーニュです。Savigny Vieille Vignes Louis Chenu 05。華やかで優美な色と味わい・・・結局フロマージュも欲しくなって牛乳のタレッジオに、後ろが羊乳と牛乳の混乳・ラトゥール。これらも「ぐふふふふ」なんて笑いそうに美味。ズルいほど美味。
67順番が逆になりますが、アミューズに出たのが、いわしの締めたの。パンはフォカッチャが自家製でもう片方はごく近くの「フリップアップ」さん製。
89a店内の手前にL字型のカウンタースペースができています。(他はそんなに変わらない。)以前のカウンターと違って、シェフとお話しできるようになって、とてもいい感じです。わたしには唯一たばこのケムリがつらいということがありましたが、他は気軽でおいしくて、そして何よりオリジナリテが感じられて、すごくいいなあと思ったのでした。さらに、リニューアル後、LOの時間が23時になって、より訪れやすくなりました。また伺います。食べたいもの、次に食べるぞと決めたものがあるのです。
「サルティンバンコ」
京都市中京区押小路通両替町西入ル金吹町460 ベルメゾン1F
電話075-213-5046 
平日11:30~14:00LO、土日祝12:00~15:00LO、夜18:00~23:00LO 
月曜、第3火曜休み
HPはこちらです。http://saltinbanco.jp/index.html

2008年7月 11日, dans 京都 イタリアン08 |