■北山にある「南山」という焼肉レストランで、岩手の短角牛、それも「プレミアム短角牛」が今いただけます。ブラインド試食にお誘いいただき、先日体験してきました。初めてのお店、一緒に来てもらったのは肉食あけ~み、
京都ブライトンホテルの稀代のコンシエルジュ小山明美です。4種類のロースの食べ較べとは、
●プレミアム短角牛(オス)、
●通常肥育の短角牛(オス)、
●由緒正しい近江牛(オス)
●京都府産タンクロ(メス)です。見た感じでわたしたちは一発目、間違いなく当てていたのですが、食べてみてから「えー、もしかしてこちらがプレミアム?」と一部正解をひっくり返したりしてしまったのでした。4種類、どれもおいしいわけだし。けれど、脂の具合とか噛んだ時の感覚がやはりそれぞれ違います。「プレミアム短角牛」とは、岩手県・岩泉町で、牧草と、産地で生産された(輸入ものではない)栄養価の高い安全な飼料を食べて、野山を駆け巡って丈夫に育った牛です。噛めば少し硬めで、じわじわと旨みが広がる赤身が特徴です。
■こんな風に、ひと皿に京丹黒毛和牛、プレミアム短角和牛、近江牛と、特選牛ばかりを盛り合わせたものが通常メニューにもあります。「南山」においてはどの肉も生産者がはっきりしているということで、よい肉を仕入れて提供しようという熱意が強く伝わってきました。今年はこの稀少なプレミアム短角牛を7頭まるごと買い取り、3月から提供しているそうですが、7月が最後の仕入れとのことでした。プレミアムがなくなった後は普通の短角牛になるそうです。短角牛についての詳しいことなど、すべて
HPでどうぞ。
■そして気持ちが牛肉になってしまったわたし、牛肉癖がついて、いつも行くお店でも牛肉です。「
京都ネーゼ」で夜22時にやっと席が空いて、いくつかいただいた中でこれは黒毛和牛の炭焼き(100gで2200円~、量は加減してくださいます)。ここで牛肉をいただくのは初めてです。アブラ気なしで~とお願いしたら見事に柔らかな赤身です。断面美しいこと。焼き加減も塩加減も絶妙です。

●さらにこんなに野菜がたっぷりでものすごく満足。心底おいしい。
■そして「プチレストランないとう」でも多分初めて、牛肉をメインに。いつもとんかつか季節メニューですから。切ってる時のサクサクって音からたまらず、濃いデミグラスソースがとろりんと。香りいい衣に、肉はすーっと噛み切れる柔らかさ、ひと切れまたひと切れと、止まらぬおいしさでした。

●このお皿もまた野菜がどかんと合わされて、肉の旨みを支えていました。賀茂茄子とねぎ、シンプルながらこれだけでもメインを張れそうな強さです。遅めの入店(20:30くらい~)ならアラカルトが可能、これもアラカルトでの注文です。4000円くらい。

■大丸地下の「三嶋亭」イートインコーナーで、夏限定で「特選サイコロステーキ膳」(ご飯と味噌汁付で1785円)があったのを思い出し、食べてみようではないの~。7、8、9月のみ。いろいろな部位のサーヴィス品・・・? まあこれはすごく味わうというより、簡単に肉を食べられてしばしうれしいというものです。ちょっと火を通しすぎかも。けれどここで「ア・ポワンより手前くらいで」なんて言うのも、かなりヘンですよね(笑) 「お手軽に肉気分」を味わえてよし、としましょう。結局、わたし肉を買って帰って、夜中に焼いて食べたのでした♪ 肉騒ぎの日々は、まだ続きます・・・。