◎テクストや写真の無断での転用・転載・まる写しは 
ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

◎写真はクリックしていただければ拡大サイズで表示されます。
◎タイトルの前の記号: ■=京都 ●=東京 ★=その他の話題

« ■「祇園おかだ」の夏の一品あれこれ | トップページ | ■7月8日にオープンした 「リストランテ デイ カッチャトーリ」 »

2008年7月12日 (土)

■「美山荘」の鯖寿司@祇園「OKU」


1a2a3大きなガラス窓から望める坪庭には湧き水がしつらえられて、窓際に運よく座れれば祇園のただ中にありながら水辺で食事をしている気分になれるおしゃれなカフェ「OKU」。祇園祭にちなんだ催しとして、11日より17日まで、「美山荘」の鯖寿司を出されています。「美山荘の小昼」の、いつもならおにぎりの部分が、「美山荘」で作られた鯖寿司に差し替えられているのです。
4_2今の時季の小昼のセット(1800円)は笹そうめんです。笹の葉を練りこんであってほのかに香りよいおそうめんに、5_2
おばんざいセットでもおなじみの季節野菜の天ぷらです。胡麻をまぶした小芋が楽しいです。
62aそしてこれが17日までの限定、「美山荘」の鯖寿司です。塩も酢も薄めで、フレッシュ感のある鯖が塩梅いいご飯とよく合って、格別おいしいです。いくつでもいただけそう。朝、「美山荘」中東久人さんが作りたてを車に積んで鞍馬まで下りていらして、「OKU」の原田理恵さんがそこまで取りに行く。そして大事な鯖寿司を手ずから受け取るなり祇園までびゅーんと戻ってきてお店開店の準備をするのだと。作りおきなどは一切せず、7日間、毎朝これをマジメにやって、お祭りの期間お客さまに喜んでいただこうと決めたのだそうです。偉いです!
7そして食後には、緑茶のグラニテ(600円)がおすすめです。これもまたユニークな季節のデセールです。かぶせ茶の、少し甘いソルベを作って、合わせているのはレンズ豆とパールタピオカ、そしてクコの実のシロップ煮。風味よい和三盆蜜も添えられていますが、まずはこのままいただけばほのかな甘味が心地よく、しゃりっとさわやか。レンズ豆やタピオカの食感や甘味がアクセントとなって、ひとさじまたひと掬いと、止まらないのです♪
8_29_2一応もう少し引きヴァージョン(笑)と、全体像です。グラニテの、粗めのザクッとした削り具合もいい感じです。パティシエの人がもしかしてすごい人なんではないか? と先日から気になっていたので、おねーさんはちょっと呼び出して取材(笑)しちゃったのだけど、25歳の小林圭祐さんといって、「菓子職人」に3年→「ウェスティン都ホテル京都」に2年というキャリアであるとか。たとえばこのレンズ豆にタピオカといったルセットは、ウェスティン時代にシェフから教わったものです。なんてことを屈託なく話してくれる、それはかわいらしい人だったのです。
1011プリン、フロランタン、チーズケーキ。「OKU」の看板菓子、テイクアウト可能な品です。フロランタン・・・これかなり癖になります。一気食いしちゃいますよ♪
祇園の季節ものをもう一軒・・・夜の「祇園おかだ」さん。
こちらも同時にアップします↓

2008年7月 12日, dans 京都 カフェ |