●東京・銀座「GINZA Kansei」 のディネ |
■月替わりのメニューのおはがきを毎月送ってくださる「カンセイ」さん、東京へ行ってもお昼の軽食をいただくばかりで、ディネに行きたーいと思い続けていたのです。先月久しぶりに夜に伺って大満足♪ まずこの位置皿を見てください。ただの「黒いフチ」と違うのです。これはなんと磁器プレートの上に、漆を塗ったものだとか。本当にすべすべのぬばたまの漆黒、きれいでした。
■6月のディネ12000円(税込み・5%サ別途)より、まずはアミューズという感じで軽やかな2皿が来ます。●冷製でさっぱり、わけぎと新じゃがいものポタージュ。コンソメジュレ入り。●岩手県産紫うに、下にフロマージュが入ってとろっと濃厚なスクランブルエッグ。うにがこんなにおいしいかと瞠目の思いです。
●パンのおいしさも思い出しました。全粒粉のパン、くるみパン、ミルクのパン・・・●添えられるのが、ミルクと生クリームを合わせてふわりと空気を入れた「自家製バター」というもので、イタリアンパセリ入りでいい香り、塩気もほどよくてパンばっかり食べちゃう。止まらない。
●あらかじめプレゼンされた北海道のホワイトアスパラガス。太くておいしそう。●そしてこうしてしばしば出てきて様子を見に来てくださる坂田幹靖さん。一緒にめちゃくちゃ笑ってるのは同業のタケシさん=小学館のフリーエディター&ライター山本毅さんです。
●ムニュはフォアグラのテリーヌだったので、差し替えていただいたほうれん草、桜海老、帆立のテリーヌです。それぞれの香りが生きて、優美な舌ざわり。●南伊豆産”今が旬”のいさきのポアレ。ほくっと焼き加減よく、すてきなお皿でした。
■肉のお皿は3種類から選べるのです。2皿を、ふたりで半分ずつにしました。●黒毛和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み。これはもう口に入れるなり溶けゆくような柔らかさの肉です。ちょっと桃源郷です。そして次はがっつんと、
●岩手県産佐助豚ロースのグリエ。これは、さきほどの繊細な煮込みとは対極です。がっつりと、豚の旨みこれでどうだ!というお皿です。じわじわと旨いこと、そして塩加減がジャストなこと。豚肉はエラい! いや、この味を引き出した坂田さんが偉いんだ・・・
●肉を堪能した後はデセールです。数種類から選択できます。わたしは当然ガトーショコラ。ラムレーズンのアイスクリーム添えです。確かタケシさんはブランマンジェでした・・・わたしショコラに熱中してて記憶がおぼろ。(←確かでした。ここで確認。)●そして「もうお腹いっぱでしょうから、」とおなじみコンタクトレンズほどの大きさの焼菓子をアンフュージョンと共に。●同業といえど、旅取材の多いタケシさんの話を聞くと、全く違う世界が目の前に広がって新鮮で、だいぶ笑いました。(うどんとイリコ味のソフトクリームなんて信じられる?) ああ楽しかった! やっぱりしばしば東京に行かねば!
2008年7月 5日, dans 東京 フレンチ | lien permanent