■「祇園にしむら」 2008年7月 |
■「祇園にしむら」さんです。身体が不調な中でいただいたコースでしたが、それでもおいしいものはおいしかったのです。●いつもの胡麻豆腐でスタートです。定番のものでも、毎回器が違うし、口当たりやら胡麻だれの具合が微妙に違うのです。
●お椀。このお椀だけでも非常な価値がありました。焼いたぐじ、生麩のようなはんぺんのような四角いしんじょう(本当に繊細な味と食感)、素麺、錦糸卵、たたきおくら、柚子。さらさらとかねっとりとかもっちりとか、すごいバランスで世界を作っているお椀です。吸い地は澄んで優美な味わい・・・って言ってもすばらしさを全然説明できてないから、どうか食べに行ってください。
●鱧と松茸、春菊と壬生菜の鍋。ぐつぐつと沸き立つ状態で供されます。おだしがうるうるするほど美味。さらにここにあわびの肝ペーストを投入してもらったら、比類なき美味よ♪ 前は日本酒で溶かして飲んだと思う・・・おだしともよく合いました。
●その、肝ペースト投入写真(あんまりきれいじゃないけれど)。●鯛のかま塩焼き。これはむっちりととりわけ美味だった鯛です。蒸しているような食感。脂は強すぎず、ただ身の風味を十全に味わえてうっとりするような稀有な塩焼きでした。
2008年7月 19日, dans 京都 和食08後半京都 祇園にしむら | lien permanent