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2008年6月 3日 (火)

■「トラットリア・ニーノ」の夜のプリフィクスコース


Top前に一度(5月10日付)お話しした「トラットリア・ニーノ」のプリフィクスの夜のコースをいただいてみました。コース形式で4500円(税込)、アミューズ・前菜・パスタ・メイン・エスプレッソといただきます。前菜・パスタ・メイン料理は数種類の選択肢があるので、「自由に選べる感」があっていいです。といってもシェフはひとりというのもわかっているので、「できたらこのテーブル内で揃えてあげたら楽だろうな」なんて考えたりもします。それに3人で行って3パスタを選んで取り分けたりしたら、元の木阿弥ですもんね。つまり分けた挙句にわんこそば状態になり、冷めるしあまりにひと口になっちゃうし。それを避けるためにもコースになさったわけで。今回は年若き前途有望なパティシエたち2人と共に、いろいろ話を聞きながらの食事です。
12まずはアミューズ、豚肉ペーストをカリッとしたパンと共に。フォカッチャがオリーヴ入りになって、一段とおいしくなりました。
346前菜は5種類から選択できて、フランス産 ホワイトアスパラガスとローストした帆立~おいしい卵のクリームソース シチリアレモンオイルの香り~。このおいしさについてはすでに何度か騒ぎ済みです(笑)。帆立の香ばしいのがさらにお皿全体の旨みを引き立てています。パスタ料理は6種類から選択できて、タヤリン サルシッチャとうすいえんどう豆~手切りの細麺 豚挽肉とうすいえんどう豆のソース~。冒頭の写真はちょっとチーズかき分けたもの。これまた問答無用の名作です。タヤリンはこちらの看板の手打ち極細パスタですが、これが毎回表情を変えて、ラグーだったりトマトソースだったりオイルベースだったりしつつ、時季の素材を使って感動させてくれるのです。するする、するすると滑り込む食感が見事で、さらに雪のようにはらはらふわふわとかかったチーズが細麺にからんで、なんだかもう「よよよ」と泣きたいほどうまいのよ。人として生まれてよかったと。犬だったらこれ食べられんわいと。ブラッドオレンジのグラニータで口の中をすっきりと。
78メイン料理は5種類から選択できて岩手産 白金豚のロースト~干し無花果と赤ワインのソース。くーっ、豚肉旨い、香ばしく焼かれて、噛むほどにまた旨い~! 少し甘くて品のいい酸味のソースは、やっぱり犬になって皿なめたいほどでした。野菜、カルチョフィ(=アルティショ、アーティチョーク)やら黄ズッキーニやらも抜かりなく美味。
910ドルチェは別料金です。オレンジ風味のカタラーナ。クレームカラメルがアイスクリーム状態になったもの。どこででも、わたしはこれがあれば大抵注文しちゃう♪ エスプレッソで締め。
11a_212a_213a_2前菜・パスタ・メイン料理はここから選べるのです。ちょっと写真的にはびしっと揃っていなくてきれいでなくてごめんなさい(-_-;) これは5月最終週の後半に伺ったものなので、今はもう6月メニューになっているはずです。けれどこのディネが4500円でいただけるって、ワイン少し飲んでも数千円で収まるって、ひどくお値打ちだと思います。
明日もまたお値打ちイタリアン・・・明日はピッツァの話です。

2008年6月 3日, dans 京都 イタリアン08 |