■「陶然亭」 2008年5月のコース |

■少し久しぶりの「陶然亭」です。先週の後半に、東京から取材にいらした同業ライターの喜多川美穂さんと共にいただいたものです。●ホワイトアスパラガス(見えないけれど)と一寸豆、胡麻風味の豆腐、後ろに湯葉の炊いたの。胡麻風味の豆腐、とは、胡麻豆腐ではなくて、豆腐を裏ごしして胡麻を加えたもの。いい香り。左側の肉厚そうな葉っぱは、バラフという南アフリカ原産のサボテンの一種。●お造りは、もんごいか、鱧の洗い、鯛、うに。鱧は細く切られて、落としなんかで食べる時とは全く違う食感。

●ぐじの梅昆布蒸し。ぐじを焼いてから蒸したもの。ぐじを焼いただけで十分に美味なものを、おだしに浸って梅の風味が移っている風雅なものです。昆布の旨み明確なおだしにぐじの旨みも染み出して、ちょっとおいし過ぎ。●新ごぼうのおかき揚げ。ごぼうがほくほくで熱々、ざくっとおかきを崩してつけた厚めの衣がこの「ほくほく」といいコントラストです。塩気も程よく効いて、ばっちり決まっていました。●あさり、ずいき、ふきをあん地で。揚げ物の次に優しいお皿です。あさりの旨みと口当たりのいいずいきや香りのいいふき、ずーっと食べ続けていたいような穏やかなおいしさ。
●新玉ねぎの上に田楽味噌、その上に鹿児島牛。肉厚で甘い甘い玉ねぎと味噌、それだけでうんまい!そこに鹿児島牛の焼いたのがのって、すーっと歯の入っていく柔らかさ、ジューシーさ。そこに胡麻の芳香も重ねられ、問答無用! に美味なお皿です。 
●ご飯にはおじゃこがたっぷりと。少し甘めの味付けです。●お漬物。水茄子が夏の到来を感じさせます。

●クレームブリュレはこちらの定番デセールです。この日はみかんが添えられていて・・・●小ぶりで甘くて味が濃くておいし♪ ・・・●なのでご主人の渡邉敏朗さんに伺うと、「カラマンダリン」というもので、こうして袋にひとつずつ詰められているとのこと。みかんというよりオレンジという味。後で調べたら、キングマンダリンと温州みかんとを交配したものらしいです。わたしも買ってみよう。以上夜の1万円のコースでした。全体優しい味わいで、でもぐじやら牛肉やら、強い印象を残すお皿がいい具合に配され、最後は爽やかに。流れに任せてコースをいただけば、ところどころ驚きも用意されていて、楽しかった! といつも思わせてくれるお店です。2008年6月 2日, dans 京都 和食08前半 | lien permanent



