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2008年5月16日 (金)

■「はしたて」の新しい夜のコース


1_22_2京都に戻ってきたわたし、閉店間際のビックカメラに駆け込もうかと激しく逡巡するも(だっていま明確に必要なものが3つもあるんですもの~)、東京から戻ったらやっぱり和ものをまず食べるべきでしょう。「和久傳」の経営になる「スバコ」3階のお丼屋さん、簡単に和食気分を味わえる「はしたて」の鯛にゅうめんが頭にちらついて、新幹線の改札出る前から、頭の中は鯛にゅうめんだったのよ♪ ところが、鯛にゅうめんを注文しようとしていた瞬間に飛び出してきた料理長の木山義朗さんいわく、「先月からコース料理を始めました!」駅ビル内、改札出た先のイートイン的な店で望まれるコースとは? さらにジェイアール京都伊勢丹の上にある「京都和久傳」との差別化をどうするか? これらを考慮して3コースを用意なさったと。・・・ここまで伺って、新しいコースをいただかないで帰れるでしょうか? (いいや帰れはしません♪)4品、6品、8品と3コースある中で、いちばん軽いコース=先附・造り・煮物・ご飯物の、「はしたて4品コース」 2625円をお願いしました。先附が、焼き茄子 胡麻クリームとホワイトアスパラガスの揚物。茄子は冷製でひんやりと口に心地よく、アスパラガスのフリットはさくっとした口当たりで、「ちゃんとお料理食べてる~」という気分に。
11_212_2お造りは二種盛りで、淡路島のうにと舞鶴のあじ、浜防風。なかなか上質なものなのです。ほとんどカフェのような気安さで入れるのに、出てくるものはちゃんと和食です。
21_222_223_2煮物はお椀仕立てで、鱧の揚げたの、冬瓜、新玉ねぎ、おくら。椀だねは大ぶりで、量感があります。そして吸い地のおいしいこと。「煮物」なんて品書きにあったから、たとえば炊き合わせみたいなんが品よくお皿にちょろ、っていう可能性もあるなあと思っていたのに、この大盛りお椀仕立て。充実感がありました。そして、おだしものを食べたかったわたしの気分にもぴったりと合って、俄然幸せに♪ 鯛の胡麻味噌丼。「和久傳」らしい予定調和な一品です。胡麻味噌だれの絡んだ鯛のねっとり旨いこと。ご飯が進みます。最後は味噌をつけながらお茶漬けにしました。幸せな締めくくり。2千円台でコースの気分、カジュアル風情ながら「和久傳」エスプリがきちんと盛り込まれた、よくできたコースでした。
31a32aお品書きはこんなです。コース3種類に一品料理いろいろ。これに、もともとのグランドメニュー=丼や鯛にゅうめんなどがあります。次回新幹線降りたらまた伺って、品数多いコースをいただいてみます。コースは17:00からで、21:30LOです。

2008年5月 16日, dans 京都 和食08前半 |