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2008年5月25日 (日)

■岡崎に先月オープンした中華 「京 静華」


Logo_71_4岡崎に4月20日にオープンした「京 静華」のご紹介をします。これは門上武司さんに教えていただいたもので、(門上さんのサイトでは5月21日付で紹介されています)、ピッツェリア「ダ ユウキ」の2階にある中華です。まずは「ダ ユウキ」を訪れたわたし(5月19日付)、この時2階に上がって下調べして即予約、先週半ばに伺ったのでした。今は夜のみの営業、8000円のコース1本です。まずは
メロンのソルベに白きくらげがのったものが供され、口の中をさっぱりと。
2_3そして前菜がふたり分、ずらりと並びます。取りやすいようにトングも添えられます。「京都では、ホテル以外で華麗な中華ってなかなかなかったよね」と、あけ~み・京都ブライトンホテルが誇る稀代のコンシエルジュ小山明美と話しつつ食事が始まります。ひと皿一皿本当にきちんとしていて、もうこれだけで十分感激しています。詳細です↓
D1D2_2D3D4D5D6D7D8D9冷製・海老チリソースの固めたの セロリとくらげの足のマスタード和え 冬瓜で巻いた蟹ときゅうりの酢の物 牛すね肉の北京風煮込み ピリ辛の棒々鶏 万願寺とうがらしピータン詰め ういきょう風味の豆 にがうりのジュレ 浜松産トマトの甘酢漬け。
34冷菜の後に、温かいスープがきます。北京風のいかと卵のスープです。上品で優しい味わい、けれど酢と胡椒も効いて、才気を感じさせます。
56次のお料理はご主人の宮本静夫さんが出てきてくださって説明がなされます。
丸い生地で具材を包んでいただく春餅(チャンピン)です。それぞれに供されるのがすてきです。遠慮なしにぱっぱといただけます。
91078筆状になったねぎを使って生地に味噌を塗り、卵とそら豆、ホワイトアスパラガスと豚肉、トマトと賀茂茄子などの具材とねぎなどの薬味も巻いて、ほお張るのです。おいしくて楽し♪
1112いし鯛の刺身。目の前で混ぜ合わせて盛り分けてくださいます。カシューナッツ、胡桃、アーモンド、くこの実、紅芯大根などなどがたっぷり合わせられています。食感が楽しいお皿です。
14_2酢豚のように見えるけれど・・・フォアグラです。衣がついていて外側に少し食感があり、中はトロっと。濃いめの味付けです。赤ワインと合いそうです。添えられた小玉ねぎとさくらんぼが同じくらいの大きさで、なんだか愛らしい。甘味と酸味が添えられて、フォアグラとよく合って、お皿の中でいいバランスになっています。
15161718ご飯ものは選択可能で、この日は野菜の湯麺か、グリーンピースと卵のチャーハン、スープに浸ったもの。どちらも上品で、スープが優しい味。野菜や豆がおいしかったのです。ピクルスもきれい。
192021杏仁豆腐はふんわりトロトロ、そして最後はフルーツティで締めです。フルーツがびっしり入ってほんのり甘くていい香り。限りなく優美で、そしてどのお皿も非常にちゃんと作られた充実感のあるコースでした。
Table_2Topテーブルには白いクロスでシンプルです。そして外観は看板らしい看板もなく、壁面にただ「京 静華」とあるだけです。ご主人の宮本さんは25年間浜松で中華料理店「静華」を営んでいらっしゃいました。55歳でひと区切りとお店をたたみ、(なんという勇気でしょう!)北京へ1年いらっしゃって再び勉強の日々を送られたといいます。そして長年好きで通われた京都で新しいスタートをなさる決意をされたのです。食の都京都で、京都ならではの素材も生かしていきたいとのこと。奥様の恵子さんが丁寧な接客をしていらっしゃいます。白を基調とした店内で、テーブル席が3卓(6席)とゆったりしており、奥には10人ほど入れる円卓のお部屋があります。ゆくゆくはお昼もなさるとのことでした。京都にはなかったタイプのお店、あけ~みも気に入って「これはお客さまにおすすめできる♪」とショップカードをまとめてもらっていたから・・・わたしもまた伺いたいけれど、あっという間に予約が取れなくなりそうです。
「京 静華」 京都市左京区岡崎円勝寺町36-3
(1階はピッツェリアの「ダ ユウキ」)
電話 075-752-8521
17:30~21:00 月曜、第1,3火曜休み
要予約 現在コース8000円のみ。

2008年5月 25日, dans 京都 中華 |