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2008年5月31日 (土)

■「ラニオン」で粋なデジュネ/「遊形サロン・ド・テ」でデセール


12ラニオン」はなかなかお席が取れないほどの人気で大変。お店はきれいだしおいしいし、エレガント過ぎずかといってひどくカジュアルでもなく、程がいいから。シェフとマダムの恒例のフランス旅行の前に一度伺わねばと、「井澤屋」の、才気煥発でいつもすてきな井澤美紀子さんと共に。アミューズに赤ピーマンのムース。
34コーン(「ゴールドラッシュ」)のスープ。マダムお手製のパンは料理によく合って味を引き立てます。
56鹿児島県産黒豚ロースのグリエ アンチョビ風味。わたし豚も好きよ♪ 焼いて塩だけで食べるのでも十分においしいだろう豚にアンチョビ風味が加わって、ちょっとやみつき的なお皿です。じゃがいものパリっと焼いたのも豚の旨みとよく合ってたまらん。
789デセールは3種類から選択で、わたしはショコラのムースとアールグレイのアイスクリーム。このショコラのムース、濃厚で香り強くて、けれど口当たりはふわりとエアリー。陶酔的なおいしさです。これだけ丼一杯とかバケツ一杯食べたいわわたし。高貴なショコラに・・・アールグレイのアイスクリームとの組み合わせでとても安心しました。ショコラにはしばしば反対色とか反対味のものが組み合わされるから・・・たとえばフランボワーズとか・・・あれやめてくれたらなあと常々思っているのです。ほんと好みの領域なのだけど。それからフランボワーズ自体は好きなのですよ。けれどショコラは絶対にショコラとして食べたいとわたしは思うし、大半のショコラ好きはそう思っていると思うのだけど。違ったらごめんね<(_ _)>
10アンフュージョンで締めです。以上 Dejeuner B (アミューズ、スープ、メイン、デセール、カフェ)2000円、本当にお値打ちのデジュネでした。しばしば伺いたいお店です。週1くらいでも・・・って、いいお店で感動のある食事をした後いつも本気で思うのですが、仕事であちこち行かねばならんからなかなか伺えずで <(_ _)> フランス大好きなシェフの宮野多門さんとマダムの恭子さん、いい旅してきてね♪
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1_2そしてショコラのムースといえばこちら、「遊形サロン・ド・テ」です。何度かご紹介してきましたが改めて。これはもう神がかり的な名作、「リドル」時代の味がそのまま甦ったものなのです。ポルト酒のジュレがムースを覆っていて、グリオットチェリーは「遊形」となってからのせられたものです。ジュレの酸味はほどよくて、ふるふるとショコラに寄り添って、わたしこれはオッケーなわけ。矛盾と言われるかもしれないけれど食の嗜好はもうそれぞれどうしようもないもんだと思うから、許してね。トロトロよりは手前で、ある程度粘りけのあるムース、ショコラの稀有な香味がここにあると思いつついただきます。
2_2門上武司さんとお会いすることがあり、それならとびきりいいところで、というわけでこちらになったのです。門上さんの「おいしいコラム」では5月28日付でアップされています。
4_2そしてもう一品、季節ものだからといただいたのがこれです。新作、期間限定! ヨーグルトのブランマンジェにいちごのソースです。まず真っ赤できれい♪ そしてスプーンを入れるとこちらはゆるゆるのトロトロ、食感を堪能したくて黙っちゃうくらい。ブランマンジェの優しい味わいに、いちごの鮮やかな香りと甘さがすばらしいです。
3_2「抜群」とか「見事」とか「全然違う」とか、ひたすらそんな言葉が頭の中で飛び跳ねます。ポットサーヴィスのアールグレイと共にいただきました。

2008年5月 31日, dans 京都 サロン・ド・テ, 京都 フレンチ |

2008年5月30日 (金)

■「イル・ヴィアーレ」で粋なデジュネ


1Logo_a安定した美味で安心、お店も粋。人と会っておしゃべりをしつつ軽くお昼をいただく時に、必ず喜んでもらえて程のよいイタリアンとフレンチを今日明日で1軒ずつ。いずれも先週~今週初めに伺ったものです。まずは堀川御池の「イル・ヴィアーレ」、ちょっと久しぶりです。東京から食べ歩きに京都を訪れることを趣味としているかっこいい女社長、「」の柳田亜沙美さんと共に、前菜、水牛のモルタデッラチーズと野菜いろいろ。野菜が多彩に美しく、本当にこれひと皿のためだけでも来てよかったと思えます。
2天使の海老とほたるいか、じゅんさいのパスタ。天使の海老というのはオーストラリア・ニューカレドニアの青い色の海老だそう。ほたるいかの内臓の風味と相まって、さらにじゅんさいで食感が少しとろっとなって、魚介の旨みがどどどと迫り来るパスタです。ボッタルガのパウダーやらばさっとかけられた芽ねぎやらが渾然一体となって、ちょっと本気でおいしいのよ。あたふたあちこち探さないでも、ここにさえ来ればこうしておいしいパスタがいただけるっていうことです。間を空けずにもっと伺おう・・・。
3静岡のもち豚のソテ。白ねぎ、トレヴィス、壬生菜、モスタルダ(チェリーのマスタードシロップ漬け)、バルサミコソース。魚の選択もありましたが肉よ肉。豚のおいしさ全開です。メイン皿にもとろとろのねぎやら野菜いろいろでバランスよくて優しい。「もち豚」っていい名前だなあと思う。
4ブルーベリーヨーグルトのジェラートにレモンのソルベ(右側後ろ)、さくらんぼはシロップ漬けにしたもの。普段から、食後にあまり酸味のものは要らないなあ、と思っているのですが、このレモンのソルベの、かぐわしいレモンの風味は比類なきものでした。ちょっと感動・・・。 
1112シェフの渡辺武将さんが見せてくださった・・・ レモンはこんなです。あまりにレモンの香りがよくて伺ったのです。「3年もの」とのこと。皮がごつっと分厚くてちょっと爪を立てたらもう香りが立ち上るのです。
1314自家製リモンチェッロ、アルコール度数の高いウオッカで作るのです。これを眺めつつ、カフェで締め。以上Pranzo B (前菜・パスタ・メイン・ドルチェ・カフェ)3675円。何もかもがスマートで、どのお皿もレヴェルが高く美味、幸せなお昼でした。

2008年5月 30日, dans 京都 イタリアン |

2008年5月29日 (木)

■「祇園さヽ木」 2008年5月


12先週後半に伺った5月の「さヽ木」さんです。先附:新れんこんをたたいて丸めたものの中に、甘海老、羅臼のうに。海老の頭から取っただしのにこごりで作ったすだち風味のジュレ。
34太刀魚と新じゃがの博多押し。テリーヌ風に仕立てたもの。香川県のホワイトアスパラガスに鹿児島の一寸豆。向附のまな板皿が出てきて・・・
56向附:淡路島のかれいを、かれいの肝入りのポン酢で。大分の車海老、勝浦のとろの寿司。
78三河湾のとり貝を踊り食い状態で。マルドンで。これは格別おいしかった♪
910和歌山・すさみ港のかつおの握り。かつおの香りを出すためにすこしシャリ温かめにしたと。海老の頭の焼いたのは全部バリバリいただきます。
111213お椀代わりに白甘鯛のスープ仕立て、沢煮風。新ごぼう、椎茸、ふき、三つ葉。白甘鯛のやわらかな舌触り、スープのおいしさは格別でした。お餅ピッツァの準備にかかっています。釜に入れた後も佐々木さんがつききりで様子を見ている。焼き上げるまで、3分弱くらい。
1415餅生地のピッツァ。餅米7割、うるち米3割。この比率で、たれて流れてしまわないお餅生地になるんだそうな。ピッツァといってもにんにくとチーズ使うのはご法度としたそうです。この生地は、ご飯と考えれば何を載せてもいいわけだと。醤油味、梅肉OK、今日はからすみだけど、ほたるいかやへしこを使っていたと。おもゆをソースがわりに塗って、レタスとからすみをダイナミックに載せたものです。切り分けてもからすみが2切れどかーんとのってるの。すごい迫力。お酒飲めよなひと皿であるし、おしのぎっぽくもあるし。
161718琵琶湖の鮎を2尾。塩がきいてバリバリと頭から食べて旨い!じゅんさい(三田)でさっぱりと。すっと飲めるほどの酢加減。ごく細かいさいの目にしたきゅうり、長いも。わさびと梅肉も少し入って味を引き締めています。さっぱりした後にまたコントラストでぐつぐつが来ます。穴子と新たまねぎ、わらび。肉厚の淡路島の玉ねぎがちょっと瞠目のおいしさで、スープはしみじみ深い味。
202119ご飯ものは2種類で、まずまぐろの中落ちをづけにしたもの、うすい豆のご飯。豆の甘さやわらかさがごはんによくなじむように合って、これは本当においしかった♪ 滋賀県の中主(ちゅうず)の豆。お漬物。

22_2デセールはグラスに、マンゴーと桃、マンゴスティン、ブルーベリー。赤肉メロンのソースと。
この日もわんわんと満席、ちゃんと「さヽ木」さんらしい盛り上がりで安心、楽しくいただきました。とり貝とお椀代わりのスープがとりわけ美味で、バリバリの鮎が季節の気分でよかった。新登場のお餅ピッツァはこれからどんなヴァリエーションを見せてくれるかしらん? 蟹味噌塗ったりしてもおいしかろ~! 白子のグラタンなんていう冬の料理があるから、その応用ピッツァ版もあるかしらと思ったり。一緒に行った人たちにも喜んでもらえてうれし♪ また来月~!

2008年5月 29日, dans 京都 和食 |

2008年5月28日 (水)

■「味味香」の、2008年版 冷やしきつねカレーの細うどん


Kitsune_froide_main_3全国100万人の読者の皆さま、割烹料理こそ京都が世界に誇れるもの、とわたしは常々思っているのですが、うどん、とりわけカレーうどんもまた、京都ならではの味を楽しめるすばらしいジャンルのひとつだと思います。おしなべてやわやわのおうどん(←「お」つけちゃう)に、おだしのきいたカレー粉入りスープがからみ、優しい味わいがたまらなーい♪ けれど本日ご紹介するこちら、西木屋町六角の「味味香」のカレーうどんの夏仕様・冷ヴァージョンは、その手とはまた違うものです。年々ヴァージョンアップしているものですが、先日5月22日から2008年版が登場しています。これは昨年までの和のおだしベースのものと違い、豚肉のフォンをベースに玉ねぎなどの野菜でこくと甘味を与えた、sauce curry, =カレーソースで食べさせるものなのです。
麺も細うどんというより少し太いひやむぎくらいの細さで、つやつやでコシがしっかりあるタイプ。注文を受けてから生麺を茹でて冷水できりっと引き締めるというお手間があってこその歯ごたえです。上にのるのは大ぶりの甘きつねが2枚。おあげはふんわりと柔らかくて甘くて、このはんなりとした味はやはり東京にはなかなかないものよ♪
店主の平岡良彦さんはもともとフランス料理を目指された方で、かつて「リヨン」などで修業をしたというような経歴をお持ちです。(ちなみのその時、現・京都ホテルオークラのシェフソムリエ・西別當 選さんが先輩としていらしたとのこと。) 飽くことなきお味追求はフレンチ時代から変わることなく、うどんを扱われるようになっても、やはりおいしさとユニークさで喜ばせてくれるのですね。
Kitsune_dete_2冷やしきつねカレーの細うどん、730円。俯瞰全体像はこんなです。これから暑い季節~9月末頃までの季節メニューです。うどんだけではなく、中華麺や蕎麦でも作っていただけます。中華麺でつるつるってのもおいしいだろうなあ♪ これが安心の店内(明るくて全席禁煙!)で、朝の3時(週末なら朝の5時)まで食べられるって、本当にすてきなことです。

2008年5月 28日, dans 京都 うどん |

2008年5月27日 (火)

■「山玄茶」 2008年5月の4週目の夜と昼


Y1Y2先週の前半と後半に「山玄茶」に伺いました。まずは前半の夜のお料理(軽い方の11000円)を、「パティスリー オ・グルニエ・ドール」の西原金蔵さん、純子さんと共に。長芋かん。うに、穂紫蘇、一寸豆。お椀は賀茂茄子、鱧、黄にら、じゅんさい。
Y3Y4お造りは鯛、いか、車海老、よこわ。梅肉醤油も添えられます。 
Y5Y6太刀魚をのせた飯蒸し。上にしば漬。八寸 鴨ロースねぎ巻き シュガートマトにマスカルポーネ 鯛の真子 万願寺とうがらしのおひたし 八幡巻 玉子しんじょう(クリームチーズ入り) 穴子ちまき寿司 (グラスに、)鯛の白子のちり酢 鱧ときゅうり。 
Y7Y8鮎の塩焼き。揚げ物はホワイトアスパラガス、帆立の湯葉包み、鱧。わさび塩とちり酢添え。
Y9Y10 おしのぎに冷麦。梅干入り。「インカのめざめ」を揚げたもの。
Y11Y12茶碗蒸し。焼き茄子、ふかひれ、みょうが油煮。
Y14Y13 Y15 Y16Y17しらすをごくやわらかく炊いたの。お漬物。うすたれの味噌汁。炊きたてのご飯にいつもながら大喜び。最後はお茶漬けに。
Y18Y19Y20グレープフルーツとワインのジュレ、さくらんぼは佐藤錦。さくらんぼを食べたら、氷に小豆をのせてくださって、かき氷に。
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H1H2H3週末のお昼(5500円)を、「ELLE a table」編集者の河合知子さんと、そのお友達と共に。彼女たちは試食と視察のために週末京都を訪れたのです。いいところにお連れしなくちゃいけません! 茶碗蒸し冷製 中に百合根。上にうに、汲み上げ湯葉、ジュレがけ。穂紫蘇と柚子。 お椀は賀茂茄子、鱧、じゅんさい、黄にら。
H4H5H6_2かつおのたたきを、下津井の蛸を食感のコントラストに。おろしポン酢を上からどっとかけて、しゃりしゃりパリパリふわふわと。ベビーリーフ、大根、にんにくチップ。これは昼だからこそできる遊びのひと皿とのこと。
H7H8八寸。右は葉っぱをはずしたところ。 すずきの焼いたのにたで酢 小鮎の揚げたの アピオス(栗みたいな食感の芋)の揚げたの 万願寺とうがらし ガラスの中にはきゅうりと大徳寺麩の胡麻和え海そうめん、長芋のたたいたのと新生姜おろしたの ほうれん草と釜揚げしらす和えたもの 玉子しんじょう
D1D2D3D4D5八寸のデタイユです。お昼でも夜でも本当にていねいできれいです。きれいだけでなく、お味もよしの八寸です。お酒と合います。
H9H10れんこん餅。れんこんを擂ってまとめて揚げたもの。青ずいきと三度豆。あんかけ、生姜。そして待望の白ご飯♪
H11H12こちらの白ご飯、ずば抜けておいしいと思うのだけど、ご主人の増田さんいわく、「普通に洗って30分おいて炊くだけ」と。でも「愛情を込める」「お客さんが喜ぶようにと思いながら炊く」と。その思いが絶対ご飯をおいしくしているのです。
H13H14うすたれの味噌汁。八丁味噌のうわずみだけ使うから、味噌汁というより味噌風味のお吸い物。お漬物。
H15ご飯は塩、釜揚げしらすたっぷり(ご飯と同量くらい)と。ご飯のやわらかさとしらすのやわらかさは同じくらいです。ふわふわいい香り。
H16最後お茶漬けに。「山玄茶」においては、白ご飯にただひたすら無条件降伏してしまいます。
H17_2H18_2オレンジのジュレ。ふるふると口当たりよく、食後にさわやかです。
H19H20さくらんぼをいただいたら、氷に練乳をかけてくださって、かき氷として楽しみます。すてきなやり方♪ お昼は夜の軽い方のコースの半額だけど、満足感は変わりません。夜はゆったりできて、お昼は自然光で写真がきれいに撮れてすてきです。すべて味よし、雰囲気おっとり、ご主人優しい、最後の締めのご飯がまたおいしい・・・というわけで、どなたをお連れしても大丈夫でわたしも幸せになれる「山玄茶」さんでした。

2008年5月 27日, dans 京都 和食 |

2008年5月26日 (月)

■斜め向かいに移転オープンした「ビストロ スリージェ」


Top1出町柳駅の近く、かわいらしい雰囲気の中、フランスの地方料理を大ボリュームで提供、在京フランス人たちにも根強い人気を持つ「ビストロ スリージェ」が5月16日、移転リニューアルオープンしました。
1a2a3a移転先は今までのお店の斜め前。知らなくて前のお店を訪ねて来ても、必ずわかるのです。これは理想的な引越しですよね。今まで夜と変わらぬクオリティなのにデジュネ1500円(前菜・メイン・デセール・カフェ)なんていう驚異的なことをしていらっしゃいましたが、このリニューアルを機に昼夜同じ内容と値段になりました。コースはなく、すべてアラカルトで選ぶのです。(昼だけサーヴィスでカフェが付きます。)どかんと大ボリュームなので、基本、前菜とメインの2皿で十分。デセールも数種類用意されています。位置皿やリネン類も新しくなって、フランスの田舎のゆったりと食事を楽しむ幸せな感じが店内に満ち満ちています。
1112鳥が好きなわたし、メイン料理の鵞鳥(冒頭の写真)をまず決めたのです。そうしたらマダムから「すごい量ですから、無理に前菜を選んでいただかなくて結構ですよ! どうぞひと皿で」なんてまるでお商売っ気のないことを言われたのです。でもせっかくだからひと皿でもたくさんわたしはいただいてみたい。それで軽めに、本日のスープ、にんじんのポタージュ630円。とろりんとなめらかで、bien epais です。スープだから女性形で、epaisseかな。
21a22a23どんなに大きいか、グラスやパンとの比較でわかるかしらん? 冒頭にも出した、フランス産ガチョウのコンフィ 赤キャベツ添え 2520円。大きい、旨み強い、脂もたっぷり。フォアグラを取った後の鵞鳥とのことで、わしわしと食べ進んで満足、食べ応えたっぷりのひと皿でした。下に酸味の赤キャベツがこれでもかと敷かれていて、脂たっぷりの鳥肉といいバランスでした。ほんと今度から、これひと皿目指して出かけそう。午後からの仕事のことを考えてワインは飲まずだったけれど、本当ならこのお皿は赤ワインと共に味わうべきです絶対に。野暮なことで、毎日外食しながら、いつも「ちゃんとクリアな頭で帰ろう」って思っているの。といいつつ、結構しばしば「後は野となれ~」にもなっているんだけど(-_-;) お昼のカフェはサーヴィスです。紅茶の選択もありです。その前に、胃に空きスペースが残っているなら、そして時間にも気持ちにも余裕があるなら、フロマージュ盛り合わせなんていうのもあるし、もちろんデセールも。2plats のデジュネで十分に満足感に包まれたけれど、またゆっくり出直したいものです。
31a32a新しいお店の中はこんなです。「フランスの田舎の家の風情で」という希望が、そのまま実現したとシェフの四宮知之さんもマダムの正子さんも喜んでいらっしゃいます。壁の質感や色合い、テーブルやカウンターの様子も、だんだんに味わいが出てくるだろうなと思います。前のお店で壁面を埋め尽くしていたポスターやハガキの類は今度は額縁に入って壁を飾っています。シェフがさささと描かれたという油彩画もかかっています。
41a42aできればもっとお席数を増やすデザインもあったろうに、カウンター5席にテーブル10席と、むしろ前より2席減っているのです。「これ以上はできないから」と。客席のお部屋の外に出るとこんなスペースがあって、さらに外にはミニテラスです! 「このテーブル使っているの? 予約できるの?」とマダムに即伺ったのだけど、「まかないで使っているだけ♪」だって。えーっ、それはうらやましいまかないタイムです!! 前のお店で10年頑張られたわけですが、実は3年来、移転のための物件を探していらしたんだそうな。こちらもまた、「頑張っていれば、すべてうまくいく!」っていういい例です。
「ビストロ スリージェ」 
京都市左京区田中下柳町1-3 電話 075-723-5564(番号は前と同じ。) 
12:00~14:00LO・15:30閉店、18:00~21:30LO・23:00閉店
木曜、第3水曜休 
カウンター5席、テーブル10席
予約が望ましい。

2008年5月 26日, dans 京都 フレンチ |

2008年5月25日 (日)

■岡崎に先月オープンした中華 「京 静華」


Logo_71_4岡崎に4月20日にオープンした「京 静華」のご紹介をします。これは門上武司さんに教えていただいたもので、(門上さんのサイトでは5月21日付で紹介されています)、ピッツェリア「ダ ユウキ」の2階にある中華です。まずは「ダ ユウキ」を訪れたわたし(5月19日付)、この時2階に上がって下調べして即予約、先週半ばに伺ったのでした。今は夜のみの営業、8000円のコース1本です。まずは
メロンのソルベに白きくらげがのったものが供され、口の中をさっぱりと。
2_3そして前菜がふたり分、ずらりと並びます。取りやすいようにトングも添えられます。「京都では、ホテル以外で華麗な中華ってなかなかなかったよね」と、あけ~み・京都ブライトンホテルが誇る稀代のコンシエルジュ小山明美と話しつつ食事が始まります。ひと皿一皿本当にきちんとしていて、もうこれだけで十分感激しています。詳細です↓
D1D2_2D3D4D5D6D7D8D9冷製・海老チリソースの固めたの セロリとくらげの足のマスタード和え 冬瓜で巻いた蟹ときゅうりの酢の物 牛すね肉の北京風煮込み ピリ辛の棒々鶏 万願寺とうがらしピータン詰め ういきょう風味の豆 にがうりのジュレ 浜松産トマトの甘酢漬け。
34冷菜の後に、温かいスープがきます。北京風のいかと卵のスープです。上品で優しい味わい、けれど酢と胡椒も効いて、才気を感じさせます。
56次のお料理はご主人の宮本静夫さんが出てきてくださって説明がなされます。
丸い生地で具材を包んでいただく春餅(チャンピン)です。それぞれに供されるのがすてきです。遠慮なしにぱっぱといただけます。
91078筆状になったねぎを使って生地に味噌を塗り、卵とそら豆、ホワイトアスパラガスと豚肉、トマトと賀茂茄子などの具材とねぎなどの薬味も巻いて、ほお張るのです。おいしくて楽し♪
1112いし鯛の刺身。目の前で混ぜ合わせて盛り分けてくださいます。カシューナッツ、胡桃、アーモンド、くこの実、紅芯大根などなどがたっぷり合わせられています。食感が楽しいお皿です。
14_2酢豚のように見えるけれど・・・フォアグラです。衣がついていて外側に少し食感があり、中はトロっと。濃いめの味付けです。赤ワインと合いそうです。添えられた小玉ねぎとさくらんぼが同じくらいの大きさで、なんだか愛らしい。甘味と酸味が添えられて、フォアグラとよく合って、お皿の中でいいバランスになっています。
15161718ご飯ものは選択可能で、この日は野菜の湯麺か、グリーンピースと卵のチャーハン、スープに浸ったもの。どちらも上品で、スープが優しい味。野菜や豆がおいしかったのです。ピクルスもきれい。
192021杏仁豆腐はふんわりトロトロ、そして最後はフルーツティで締めです。フルーツがびっしり入ってほんのり甘くていい香り。限りなく優美で、そしてどのお皿も非常にちゃんと作られた充実感のあるコースでした。
Table_2Topテーブルには白いクロスでシンプルです。そして外観は看板らしい看板もなく、壁面にただ「京 静華」とあるだけです。ご主人の宮本さんは25年間浜松で中華料理店「静華」を営んでいらっしゃいました。55歳でひと区切りとお店をたたみ、(なんという勇気でしょう!)北京へ1年いらっしゃって再び勉強の日々を送られたといいます。そして長年好きで通われた京都で新しいスタートをなさる決意をされたのです。食の都京都で、京都ならではの素材も生かしていきたいとのこと。奥様の恵子さんが丁寧な接客をしていらっしゃいます。白を基調とした店内で、テーブル席が3卓(6席)とゆったりしており、奥には10人ほど入れる円卓のお部屋があります。ゆくゆくはお昼もなさるとのことでした。京都にはなかったタイプのお店、あけ~みも気に入って「これはお客さまにおすすめできる♪」とショップカードをまとめてもらっていたから・・・わたしもまた伺いたいけれど、あっという間に予約が取れなくなりそうです。
「京 静華」 京都市左京区岡崎円勝寺町36-3
(1階はピッツェリアの「ダ ユウキ」)
電話 075-752-8521
17:30~21:00 月曜、第1,3火曜休み
要予約 現在コース8000円のみ。

2008年5月 25日, dans 京都 中華・ラーメン |

2008年5月24日 (土)

■「パティスリー オ・グルニエ・ドール」の「ルノワール」


1a2京都国立近代美術館で開催中のルノワール+ルノワール展を記念して、「パティスリー オ・グルニエ・ドール」では「ルノワール」という名前のブランマンジェが作られています。(20日から発売開始されています。)ルノワールが愛して描いたオリーヴの樹からのイメージで、やはりオリーヴの香りを生かしたデセールを考えられたとシェフの西原金蔵さんはおっしゃいます。真っ白なブランマンジェに大ぶりのグレープフルーツとピンクグレープフルーツが入り、オリーヴオイルがぱーっと明るい香味を添えています。3年前にデビューして以来人気の「バジル風味のブランマンジェ」がありますが、あのヴァリエーションとも言えます。バジル風味だったのが今度はタイムの香りになっているのです。
3白に、グレープフルーツのグラデーションとフランボワーズの赤とオイルの彩りで、南仏の光と影を表現したともおっしゃいます。添えられたマカロンもタイム風味で、これは「最後に食べてください」と。あくまでとろとろのブランマンジェの食感とグレープフルーツをこのお菓子の第一印象としたいということなのですが、わたしは中ほどで食べるのがいちばんいいんじゃないかという気がします。最後またとろとろで終われるから。美しさに目が喜び、なめらかな食感と品のよい酸味、オリーヴオイルの味わい、そしてフレッシュタイムの鮮烈な香りが余韻として響く、今の季節にふさわしいデセールです。ひとつ460円。
11a12ケースの中はいちごものが今は盛りで、ショートケーキ、ミルフイユ、タルトなど、たっぷり揃っています。これは眺めるだけで気持ちが浮き立って幸福感に包まれます。わたしは野山に出るとか、わざわざ遠くへ行くお花見なんかは実はじゃまくさくてしょうがないのだけど(-_-;)、お花屋さんや料理屋さん、和菓子屋さんやパティスリで(つまり文明の中で)人の手で演出されるこんな季節感は限りなく好ましく思えるのです。
21a22a2324季節ものでおいしそうだなと思ったもの。昨年なくて一昨年にはあったバナナのタルトなんて見つけて大喜びで、これはタルトタタンのりんごのようにぎゅーっと熱で甘くしたバナナの旨みが凝縮していて、カラメリゼした香りもたまらん一品です。買わなくちゃ♪
3132a33a 「ルノワール」の他に今回いただいたのが、バナナのタルトと レモンのタルト。これはちょっとレモンにメロメロになってしまうことが最近あって、あまり酸味のものは買わないわたしが例外的に。そして季節のものといえばこれ、リュバーブのタルト。これはこの時季一度は必ず。
「ルノワール」は1日20個くらいの用意だそうです。「ルノワール」を目がけて出かける場合は電話で取り置きのお願いをするのが確実です。
「パティスリー オ・グルニエ・ドール」はリニューアル工事をなさいます。
次の火曜日5月27日まで通常営業
5月28~31日は工事休業
6月1~24日は「エスパスキンゾー」のある冨美家北ビルの2階で、サロン・ド・テとテイクアウトを営業
6月25日~7月9日は夏季休業
7月10日、リニューアルオープンです。
リニューアル後は今のお店がテイクアウト専門店に、「エスパスキンゾー」の方は2階がサロン・ド・テ専門に、そして3階がお菓子教室になります。サロン・ド・テで、ゆくゆくはアシエット・デセールもなさるとのことです。これはものすごく楽しみですよね。

2008年5月 24日, dans 京都 スイーツ |

2008年5月23日 (金)

■見事な町家でシンプルな炭火串焼き 「串くら」


Top_a高倉通御池を少し上がると西側にある「串くら」、威風堂々たる町家が見事です。築100年以上の建物を料理屋さんにしてすでに15年、シンプルな串焼きをメインに京都素材を味わえるお店として愛されています。
31a店頭にはこんな風雅な絵がかけられて、なんだかおいしそうな感じです。
21_2店内は奥に奥に広くて、1階と2階合わせて100席ほどもあるのです。坪庭が望めるお部屋があったり、写真のようなお茶室風の小さいお部屋があったり、お集まりもできる広いお座敷があったり、そして炭火焼きを目前で楽しめるカウンターがあったりと、全く違う雰囲気の空間が広がっています。

1_22_2ライトアップされた坪庭が望め、ほりごたつ式で足が楽な「室町」というお部屋で、先日のある晩いただいた夕食です。京都素材としてマストなお豆腐、これは2種類あって、豆腐と十種野菜のサラダ 760円 バジル豆腐 320円。豆腐のおいしい京都で、さまざまな豆腐の味わいを提供したいと、何と2軒の豆腐屋さんから仕入れていると伺いました。サラダの方が「京豆腐 服部」で、バジル豆腐の方が「京・美山ゆば ゆう豆」とのこと。「服部」さんは黒谷で北海道の大豆100%、能登のにがりを使って本気の豆腐作りをしていらっしゃいます。「南禅寺豆腐」の商標の使用を許可されている由緒あるお豆腐屋さんです。そして「ゆう豆」さんの方は、美山に何ヘクタールもの広大な大豆畑を持ち美山大豆100%で作っていらっしゃると。おぼろ豆腐は口当たりよく、バジルの風味にも負けない香り高いものでした。
3a4_4さらに一品もの、焼き茄子のゼリー寄せ 360円。おだしのジュレがからんだ冷たい焼き茄子はなんとも口当たりよくさわやかです。ビタミンたまごの出し巻き 500円。黄身がオレンジで盛り上がる卵を使って、巻きたてのほわほわ、大ボリュームです。ひと切れの大きさも、大口開けてほお張るという感じ。3人でちょうどいいくらいの量です。
11_312_213串焼きに突入して、京生麩串 240円  きも串 180円 せせり串 180円 鴨ねぎ串 380円 豊年串(つくねをもち米で包んで焼いたもの) 1本280円。こくのある丹波黒鶏を使い、備長炭で焼いたものです。鶏っておいしいです、本当に。