■「じき 宮ざわ」 2008年4月末のお昼 |

■うちからごく近いのにご無沙汰をしていた「じき 宮ざわ」さんへ。(前の記事は12月にあります。)お昼のコースは当初3680円1本でスタートしましたが、今では5250円、7350円と3コースが用意されています。今回は5250円をいただきました。●紫蘇風味の香煎でほっとして、食前酒もひと口をいただいた後に、●涼しげなガラスのお皿に、焼き筍、アスパラガス、フルーツトマト、さざえの味噌煮、黄身酢。
●「唐長」の瓢箪文様の唐紙がちょうどカフェカーテンみたいな感じで目隠しになっています。その前にガラスや陶磁器の粋なおちょこが置かれていてきれいな景色を作っています。●あぶらめの葛たたき、新わかめのお椀。蓋を開けた瞬間、湯気湯気の熱々です。優美な香味、割烹ならではの幸せです。
●造りは三重の天然のひらめを1日寝かしたもの。醤油と塩が添えられますが、圧倒的に塩が合いました。やわらかにひらめの旨みを引き立てるという感じで。塩自体が、舐めてみたらやみつき的においしかったからさらに伺うと・・・この「玉藻塩」は、ホンダワラという海藻とともに炊かれてヨード分が染み込んだ新潟の塩で、茶色いのは海藻の色によるもの。豊かな海の香りがするのです。
●丸穴子の焼霜。下に梅肉醤油、すだちと。皮の方は香ばしくバリバリに炙ってあって身は柔らか。●看板・胡麻豆腐です。焼いて甘い胡麻だれをかけて胡麻をまたあふれるほどかけた一品、これはまったくオリジナルで、よく考えたと思います。お皿の意匠も見ているだけで陽気になります。

●客ごと炊いてくださる白ご飯が本当においしいから、これだけでもめちゃくちゃに得点が高いです。使っているのはコシヒカリの改良種であるヒノヒカリ。まず蒸らしきっていないご飯をひと掬いひと口分よそってくださいます。この後、お代わり、お代わり、お代わり・・・と例外的に際限なく食べちゃうのです。お漬物は大好きだけど、ここではただ、白いご飯の香りと味わいと食感を楽しんで一膳また一膳と。主食が、素のままの状態で、ここまでおいしいっていうのを果たしてよその国の料理で味わえるかしらん? パンがそのままで、食べても食べても止まらずおいしいとか。パスタが茹でたてそのままで、つるつる止まらず旨いとか(パスタは主食ではないけれど)。うん、それはそれでありますよね。●お味噌汁はみょうががたっぷり入っています。シャリシャリとおいし。
●タイのマンゴー「マハチャノク」、味わい濃厚、ねっとり甘い。禁断の味という感じ。白ご飯で幸せが完結していたはずなのに、まだまだ美味続きなわけ。●もなかは端午の節句ヴァージョン。中のあんは出す直前に詰めてくださるので外側はサクサク。写真なんか撮っている場合じゃなくて、即いただくべきです。そして、この中のあんが格別の香りのよさ、大きなあずきの粒が入っていて食感が楽しくて・・・すごく好きかも。わたし絶対こしあん派というのに、立場が揺らぐではないの(-_-;)(-_-;)
●お抹茶で締めです。■清新な気が流れるような空間で丁寧なお料理を提供し、そして礼儀正しい接客をしてくださいます。質のいい5000円のお昼懐石は他にもありますが、その中でもとびきり満足度の高いお店だと思います。データはこちらを。オープン時から変わって、木曜が定休になっています。
2008年5月 2日, dans 京都 和食08前半 | lien permanent




