

■左京・吉田山の中腹にある風雅な吉田山荘は、昭和天皇の義理の弟である東伏見宮家の別邸として昭和7年に建てられたものです。戦後、その美しい姿のまま料理旅館となりました。写真は山荘の敷地内にある、昨年オープンしたティーサロン「真古館」です。来月の本館での撮影の打ち合わせのために訪れて、しばしなごみました。

■オリジナルな飲み物があって、大豆とあずきを焙煎して香ばしいお茶にしたものを、豆乳と合わせた「あずきオレ」というもの。香りよくて温かくていたわられるような優しい味です。そして女将の手になる歌がつけられるのでびっくり。なんて能筆でいらっしゃるのでしょう。ちなみにこちら「山高み雲居に見ゆる桜花 心の行きて折らぬ日ぞなき」。わたしが読めたわけじゃなくて、ちゃんと読み方が添えられているのです。
■飲み物の後ろに控えていたのはショコラのケーキです。唯一のケーキがショコラって、センスいいと思うわ♪ これが卵や乳製品を一切使っていないもので、カカオマス100%に豆腐を使って作られているものとのこと。オリジナルなルセットで、ヘルシーにスイーツを楽しんでもらおうというオスピタリテが伝わってきます。
■1階にはちょっとしたお菓子や食材に、こんなテーブルウエアの販売コーナーもあります。ソファ席、丸テーブル、東山の連なりや「大」が目前に望める席・・・とコーナーによって雰囲気が違うのもすてきです。
ティーサロン「真古館」
京都市左京区吉田下大路町59-1
吉田山荘内 電話 075-771-6125
11:00~17:30LO・18:00閉店 不定休
吉田山荘のHPはこちら↓
■カフェのおいしいところで打ち合わせというならこちら。「
カフェ・ヴェルディ」で、
扶桑社京都シリーズ(誌名次号から変わって「とっておき京都」となります)の編集者である鈴木敏之さんと伺ってヴェルディブレンド。カフェが澄んだきれいな味がして、すーすーといただけることをいつも驚きます。うちでも同じものをいただいているのだけど、お店ではさらにおいしい。
■堺町御池下ルの「
紫野和久傳」の茶菓席では「
WaSaBi」の打ち合わせを篠田麗加ちゃんと。「祇園さヽ木」さんのページの撮影のために東京から来てくれて・・・助かりました<(_ _)> わらび餅などデセールに心引かれたのだけど、お腹ぽんぽん状態だったので、煎茶だけ。
■こういうの本当はいけないんだけど、この時もまたお腹いっぱい状態で、それでもおしゃべりしたくて「うさぎ亭」へ。カフェを一杯だけ。ご主人の中村一臣さんとヤサカ四つ葉情報の交換。・・・ばっかりしてるわけではなくて、取材先の情報をいただいたりして感謝。
■あまりにも予定詰まり過ぎの毎日、もともと大酒飲みでもないし、バーへ行く機会が減りました。食事が終わったら、できるだけ即うちに帰って写真の整理をしたりデータ入力したりします。わたしの仕事、絶対に「これで今日は終わった!」ってことないから。仕事は続くよいつまでも♪ でもこの「Kugel」、現在準備中の西麻布のお店を助けていただいている西田稔さんのバーで、東京から呼び寄せたスタッフと共に表敬訪問。激さぶだった夜、魔法のサイドカーでひととき幸せになりました。
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■先月
フランスショコラを贈ってあげた人から
フランスショコラのプレゼント、うれし♪ プティリシャール、もちろん何度もいただいたことあるけれど、こんなに味が細分化していたのね。すっと手にとってまず食べたのが赤い文様入り=カレー風味のプラリネ、次に反対色の緑を取ったらそれはタイム風味。まるで料理みたい。甘いショコラと思ったらぴりっとしてて・・・贈り主のキャラを伝えて妙だったわ(-_-;)