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2008年3月31日 (月)

●京都鉄板焼 「ぎをん か波羅」、内装ほぼ完成、撮影!


1_22全国100万人の読者の皆さま、5月14日に東京・西麻布にグランドオープンする京都鉄板焼「ぎをん か波羅」、ようやく内装がほぼ完成しました。着工が12月でしたから、以来4か月かけて実に丁寧に造られた、今どき珍しい凝りようのお店です。内装と料理の撮影のために京都から招いたのはもちろんこの人、京都最強の神さまカメラマン・巨匠ハリー中西です。「K6」「Kugel」 の、こちらも京都における神格バーテンダー、西田稔さん監修によるバーコーナーの撮影をしてくれています。
3バーコーナーでは宙に揺れる「唐長」さまの唐紙の下で、華麗なガラスの美を堪能していただけます。エチケットのついた普通のボトルは一切置かないのです。すべてデキャンタに移し替えて並べるのです。そして、ボトルを光で照らします。西田さんいわく、「エチケット付のボトルというのは本来運搬の便宜のためのものである」ということ。
45おびただしい撮影量をこなしてくれた神さまハリー。「神さまどうか」と<(_ _)>ひれ伏して、東京までおいでいただいたのです。今日撮ってもらったものはプレスレリース原稿に、またプレス配布用の画像資料となります。このサイト上でも今後時々お見せしてゆきます。皆さま、「ぎをん か波羅」をなにとぞよろしくお願い申し上げます<(_ _)> 
この日の話は日を改めて、続きます。

2008年3月 31日, dans 東京 「ぎをん か波羅」 |

2008年3月30日 (日)

■本日移動、少しお休みヴァージョンです


12全国100万人の読者の皆さま、本日わたしは東京へ向けて移動しております。京都の話題の画像がふつふつと溜まっておりますが、本日少しお休み版でお許しくださいませ。「せっかくだから」と京都駅改札内でばーんと張り込んで買ったのは「辻留」さんのお弁当、5250円。\(゜o゜)/びっくりする必要は実はなくて、何度か撮影もさせていただいているものです。けれど撮影でお世話になるばかりではなく、ちゃんと実際に自分で買っていただいてみるべきだというすばらしい考え方ですね~♪ このごろの若い割烹ではかなり充実したお昼をいただけるお値段だから、半端じゃあないのだけど、「お弁当作りにさすが慣れていらっしゃる」と思うのです。たとえば普段、お弁当をし慣れていない割烹に撮影用なんて言って折り詰めをお願いしたりすると、すぐにわかるのですね。そこでいただくお料理はいいけれど、お弁当としては食べにくいとか、おつゆ気が多すぎるとか、こんなんお弁当向きでないとか、無理無理詰めたなとか、新幹線でどうやって広げるねんとか、破綻が見え隠れするわけ。もちろん「頑張ってくれたんだなあ」とほほえましい気持ちでいただくわけですが、老練のお弁当にはやはり安心感があるというのは確かです。
1112間隙を縫ってビックカメラへ。用事が終わってしばしの合間、飛び込んだのは22時まで営業の有楽町店です。神さまありがとう、わたしいい国に生まれました。気持ちも浮き立って、髪の毛逆立てて1分を惜しんで仕事してたのはいつのことだ? 目はハート、口はポカン状態で幸せを満喫です。21:30とかそんな時間でもわんわんと賑わっていて、違うなあ東京は♪
1314いくつか買い物目標はあるものの、今これ↑に惹かれています。カシオの電子辞書は3年ほど前のモデルを持っているんだけど・・・当然電気製品の3年ものなんて、すでにアンティークですね♪ それにこれ、このたびロベール仏和大辞典が入ったっていうのはすごい。見逃せん。やっぱりカシオから逃れられぬ運命か? 液晶画面も数段きれいになっているし・・・だいたいライターが3年前の電子辞書を使っていていいのだろうか? (いいやいいはずはない♪)致し方ない、止むを得ない・・・ポイントをばーんと使って連れて帰ることになるだろう・・・
Posse_roses興奮をおさめるお花。京都の自宅用に先日作ってもらった「フローリストショップ プーゼ」のブーケです。赤というよりちょっとニュアンスカラーで。寺町二条本店の精鋭スタッフのひとり、キョウコちゃんの手になるものです。浦沢美奈さんのエスプリをちゃんと身に付けて、すごく上手に組み合わせてくれました。そして、「フローリストショップ プーゼ」が、すてきなポストカードセットを4月に売り出されます。こちらがその内容です。なんと宇宙航空研究開発機構とのコラボレーションという初の企画。これについては改めてお話しいたします。

2008年3月 30日, dans ★電気製品・メカ話, 京都 和食, 京都 花 |

2008年3月29日 (土)

■「ばらの木」で、スチュワード麻子さんの紅茶セミナー


1京都タカシマヤ2階の喫茶サロン「ばらの木」で、スチュワード麻子さんによる紅茶セミナーが開かれました。スチュワード麻子さんは本サイトでも以前にご紹介したこのとのあるロンドン郊外在住の紅茶研究家、正確にはシニアティーインストラクターでいらっしゃいます。2000年にスタートした紅茶スクール Infuse School of English Tea (U.K.ティーカウンシルにも登録)を主宰されています。年に何度かの帰国の合間を縫って京都においでになり、リニューアルなった「ばらの木」のゆったりした空間で紅茶の楽しみ方、おもてなしのアイデア、紅茶を巡るイギリスの昨今などについてお話しされたのです。
220名ほどの参加者は、まずウエルカムティー=麻子さんのオリジナルブレンドである「イングリッシュ・ローズ・グレイ」をふるまわれました。ローズの香るアールグレイを楽しみつつ、紅茶にまつわるお話を伺います。(以下お話の内容抜粋)おもてなしというとディナーやランチなどに家に人を招くもの。ディナーなら最低3カップル6名を招き、必ずコース形式(大皿料理なんてことはない)だが、ランチだともう少しカジュアルでOK。この頃はブランチパーティなんていうのもあり。カクテルパーティやドリンクパーティとなると食事はつまむもの程度になる。紅茶ならお招きはもっと簡単! コースの決まりもない。そもそもイギリス人はどんな時でにでも紅茶を飲む。仕事の合間/朝食時など関係ない。人を慰める時も「まあまあまずはお茶を飲んで。」楽しすぎて興奮している人にも「まあまあまずはお茶を飲んで。」つまりイギリスの暮らしにおいて紅茶は日常に密着したもの。「ちょっとお茶に来ない?」と家に招かれても、マグカップにティーバッグ紅茶、ビスケットを缶から出して、みたいのもしばしば。だから軽い気持ちでお茶のお招きはできる。けれど同時にビジネスミーティングにホテルやサロン・ド・テの本格的アフタヌーンティーが利用される、といったことも起こっている昨今。家でおもてなしをするなら、まずはテーマを明確に。季節感の演出も大事で、春はイースター、冬はクリスマスというのが最大のお祭り。イギリスではティーパーティでの誕生祝いも珍しくない。パーティオーガナイズ会社のサーヴィスが盛んで、料理の調達(イギリス人の大半は料理が苦手)からテーマ性で統一したしつらいまで全部請け負ってくれて、ホームパーティを成功させてくれる。テーブルまわりを赤なら赤でまとめてくれたり、風船ふわふわ部屋中に浮かべて、その風船の全部に「40のお誕生日おめでとう!」なんて文字を入れてくれたりする。日本茶の普及はすごいものがある。今やグリーンティなんて言う必要はなく、「センチャ」「ホウジチャ」で通じるほど。センチャにピーチやマンゴーの香りをつけたものなども普通。キワモノとしてではなく、当たり前にティーバッグで販売され飲まれている。家でティーパーティをやる時:テーブルの一番上の布はレースのクロスを。活ける花は上流になるほど、生花が好まれる。けれど、紅茶の香りを邪魔するほど香りがきつすぎる花はいけない。フォークはセットせず、手でつまめるフィンガーフードを用意する。サンドイッチの具材はきゅうりが定番。まずは絶対きゅうり。スコーンに、クロテッドクリームとジャム、どちらを先に付けるか? というのは長年論争されていること。どちらを先につけてもいいけれど、水平に切ること。タテに切ってはダメ。熱々スコーン、バターと同じでクリームをつけても瞬時に溶けて流れてしまうからジャムを先に、という考え方。アフタヌーンティーの順序としては、サンドイッチ→熱々スコーン→パティスリ。本来、食べる順に運ばれて来るもの。ティーポットは家の女主人のみが触っていいもの。「女ふたりが同時にティーポットに触ると、どちらかの女から、双子の赤毛の男の子が1年以内に生まれてくる」と言われている。\(゜o゜)/ それくらい、あり得ないことである。わーきれい、と思わせるようなテーブルを用意し、歓迎の気持ちを表すこと。(以上お話から抜粋でした。)
1112パウンドケーキ2種類と、紅茶は「インフューズオリジナルブレンド」がふるまわれました。紅茶はダージリン、キーマン、セイロンという世界3大銘茶をブレンドしていいところばかり生かしたもの。わたし自身は今まで4種類のオリジナルティーをいただいた中でこれが最もいいと思っています。
13こちらはオリジナルのティーコージーです。リバティプリントをよく見るとティーポットが円を作って丸くなったモチーフです。麻子さんの好きなブルーグレイ色、保温性と使い易さを兼ね備えたものです。販売もされています。
2122質疑応答になると熱の入った麻子さんは立ち上がってお話。姿はほっそりときれいなのに語り口は明瞭、説得力があります。イギリス在住の日本人たちの憧れとなって、多数の受講生を擁するスクールを主宰していらっしゃることがよくわかります。「お招きを受けた時の服装は?」という質問には、迎える方も伺う方も少しドレスアップして。カジュアルスマート、というドレスコードがこのごろ多い。これはジャケットありなし? ネクタイありなし? ネクタイなしでジャケット? ジャケットなしでネクタイあり?? など男の人の方が悩むところで、女性の方は自由にできるのではないか。日本人はきれいにしていると世界的に思われているし。「おみやげを持って行くか?」という質問には、それはマストなことではないけれど、夜ならワインやシャンパーニュが多い。昼ならショコラやお菓子など? お花は、活けるのが大変なものはあげない方がいいかもしれない。すでに飾られている花を邪魔してもいけない。・・・などなど、具体的なお話でした。
41楽しい雰囲気のうちにセミナーは終わり、麻子さんは外で待っていらしたご家族の皆さんと合流しました。イギリス人のご主人と3人のお子さんたち・・・絵に描いたようなハッピーファミリーです。皆さん完璧にバイリンガルで日本語を話されて、すごいことです。
3132「ばらの木」では紅茶のオリジナルブレンド4種類の他に、ティーグッズ、ギフト詰め合わせなども揃っています。
Livre_du_theこの本もあります。「ロンドン、とっておきのティープレイスへ」(河出書房新社)。ロンドンで味わえるさまざまなアフタヌーンティーが紹介されていて見飽きぬ楽しさです。「ロンドンで、どこでアフタヌーンティしたらいい?」と質問があまりに多かったから、麻子さんは途方に暮れてこの本を作られたといいます。そりゃそうです、「京都で、どの割烹行ったらいい?」という質問と同じですもんね。あり過ぎて、即答はできません。もう少し具体的にどんなお店が希望なのか教えて、ということになりますから。麻子さんはヴィジュアルで、多様なサロンやホテルを一目瞭然にしたわけです。
Rosierユーロ高で、ロンドンでアフタヌーンティーを注文したら1万円近くかかってしまった\(゜o゜)/なんていう話を聞きます。けれど、京都タカシマヤ2階の「ばらの木」なら、ひとり2310円でこんなアフタヌーンティーをいただけます。麻子さん監修のアフタヌーンティーがあるのは、ここ京都タカシマヤの「ばらの木」だけ。ひとりでも注文できますから、遅いお昼に、午後の気分転換に、夕方ちょっとお腹が空いた時に、優雅な気分を味わいつつも気軽に食べられて便利です。

2008年3月 29日, dans 京都 サロン・ド・テ |

2008年3月28日 (金)

■フランス料理「à peu près (ア・プ・プレ)」でデジュネ


12下京区の的場通り、とは、五条から3筋下がった細い路地のような通りです。その的場通の、室町と新町の間のフレンチレストラン、というかカフェのようなお店に1週間ほど前に出かけました。カフェのよう、といっても「オーバカナル」のような本格フランスカフェじゃなくて、今どきの、人の家の居間のような風情のカフェのことです。まず通りがかることもないような場所なのだけど、わたしは本サイトにも何度か登場してくれているとっこちゃん=「シトロン」の山本稔子さんのおすすめで出かけたのです。なんだかとっても本気で頑張ってフランス料理をやろうとしている人がいるって、わたしも直感で感じたから。「町家」とか「カフェ風情」というだけで、わたしはまず「味より雰囲気重視の店かい?」と思っちゃうのだけど、「町家でカフェ風情」のすばらし~お店が実際いくつかあることも事実ですから、何事も決めつけてはいけません。
111213明るい自然光が差す窓際の席で、ランチをいただきました。まあお値段控えめなことです。黒板が示されて、お皿ひと皿で1200円、2皿組み合わせると1900円、いずれも食後の飲み物付。デセールは別料金ですが350円です。わたしはひと皿とデセールを注文。まずは豆のスープに gougère グージェールがついてきて、ブルゴーニュ風です。粋じゃない? パンとバターも込みなのです。バター高いのに偉い。黒板で週替わりのメニューが示されます。



2122仔牛のサルティンボッカ。もともとイタリア料理だけど、仔牛に生ハム、チーズも入れて、これは揚げたもので、外側はカリッと、中は風味豊か。この後よそで取材もあったから水を飲むにとどめたのだけど、一緒にワインをくいくい飲んだら旨かろう♪

2324どれも味わい鮮やか、野菜のおいしさがまた格別でした。千円台のランチでロマネスコまで使われている凝りようにびっくり。

3132デセールにショコラものがあれば迷わずショコラです。フォンダンショコラ、とろりと。大抵ランチの食後は「デセール盛り合わせ」が主流だけど、実はわたしはあれ全く好きじゃない。酸味も甘味も熱いのも冷たいのもいっしょくたではなく、食べるのなら、何かひとつを集中して食べたいのです。だからいつも、「何と何が盛り合わされていますか?」ってたずねて、そのうちひとつだけをお願いするのだけど、それでも彩りとかサーヴィス精神とかで何かつけてくださる・・・申し訳ないと思うけれど・・・でもわたしは本当に一種類がいい。そういう意味でも、昼でも明確にこれと注文できるのは理想的です。

3334食後にはちゃんとアンフュージョンがあるのも得点高くて、添えられる焼き菓子も本気で作っていて美味。これは夜にまた出直さねばなりません。

4142初めは恥ずかしがって出てこなかったんだけど、ちゃんと写真に写ってくれた女性シェフの竹村瑞穂さん。まだ20代の若さにして、非常にしっかりしています。フランスに憧れて通訳になろうかと思ったけれど、リヨンの辻調に行くことになり、その後ブルゴーニュに修業に向かった。パーツ仕事だけしかできないともったいない、全部の仕事を見たいと思って、あえてひとつ星のお店で修業することを希望した。Sthphane Derbord(Dijon)、Les Gourmets(Marsannay)でおよそ1年ずつ頑張った。他もたくさんスタージュに入り込んだ。合計5年ほどフランスにいた。帰国後は大阪ウェスティンで1年ほど。伊勢の出身だけどパリと似た京都に憧れて、京都でお店を持ちたいと思っていた。という人なのです。店名のà peu près ア・プ・プレというのは「およそ」という意味。だいたいこんな感じ、ということで、「およそ」街なかだけどちょいはずれ、「およそ」な気分でカジュアルにフレンチを楽しんでもらいたいという気持ちからつけた名前だそうです。料理は「だいたい」なことないとわたしは思いましたから、みんな行ってみてね。

515253築100年以上、かなり傷んだ状態だった家をほとんど自分たちの手で改修したといいます。瑞穂さんのご主人の竹村健太郎さんはフランスで美術を学んだ方で、客席のテーブルもほとんどお手製ということ。名刺やショップカードのデザインもご主人の手になるもので、独自のトーンでお店の雰囲気を作っています。そのご主人はサーヴィスも担当されているのですが、名刺をいただくと「プロンジェ」(plongeur プロンジュール=皿洗い)なんて書いてあるから大笑い。謙虚にシェフを支え、お店を支える人なのです。

フランス料理「ア・プ・プレ(à peu près)」 
京都市下京区的場通新町東入ル銭屋町249 電話 075-361-3231
11:30~14:00LO、18:30~21:00LO 日曜夜、月曜休み

2008年3月 28日, dans 京都 フレンチ |

2008年3月27日 (木)

●京都鉄板焼「ぎをん か波羅」 のインテリア、グラス、お皿・・・


D1全国100万人の読者の皆さま、京都の話題も写真も燃え出しそうなほど溜まってきていますが、本日もう1度、東京・西麻布に5月14日に開店する「ぎをん か波羅」のお話をします。およそシンプル、ミニマルが主流である昨今のレストランインテリア状況の中にあって、「ぎをん か波羅」はあえて華やかな内装を建築家の先生にお願いしています。ステンドグラスに唐紙、ぐるぐる巻き文様のタイルにマッカなソファと、お店のそこここにぱーっと華麗なものがあしらわれています。たとえばお店の中の奥の間を飾っている丸いステンドグラス(冒頭の写真)。イギリスの豪華客船に使われていた瀟洒なものです。マダムがイギリスのアンティーク商から買い付けてきて、京都で長年大事に持っていたというものです。今回場所と機会を得て東京へ移動してくることになり、「ずーっと出番を待っていたのね」と話し合っています。
D2_2京都随一の唐紙店「唐長」の唐紙もふんだんに使われています。ただ壁に張るだけではありません。唐紙がこうしてふわふわと漂っているのです。「唐長」さま(わたしたち「さま」呼びしています)を使うこと、これはわたしも最初からとても推奨していたことなのですが(だってこのサイトのタイトル部分も「唐長」さま<(_ _)>)まさかこんななってるなんて思わず、初めて見た時はきゃー!と驚きました。けれどおかげで雰囲気たっぷり、西麻布のビル地下の空間にユニークな京都風情を作り出すことに成功したと思います。
D3_3これも奥の間、入り口につけられたステンドグラスです。ヨーロッパから海を渡って来て、長年京都で年月を過ごした後、よくこんなにいい状態で西麻布まで来てくれたなあと、(わたしの持ち物でもないのだけど)よしよしという気持ちです。奥の間は秘密の隠れ家のような個室で、ひそやかなお集まりにもお使いいただけます。ガラスが入っていることで閉塞感はなく、こぢんまりと、微妙に狭くて心地がいい空間です。内観は追々お見せします。(これを撮影時、まだ工事中だったのです。)
D11D12■こちらは鉄板カウンターコーナー。ここもハデです。調理場のぐるぐるタイル模様を見つめるうちに、「えーい、いいワイン飲んじゃえ~♪」 みたいにお客さまがなってくれたらいいね、とみんなで言って笑います。初めはわたしも「よくここまでデコラティヴにやったもんだ\(゜o゜)/」と思ったものです。けれど通って慣れてくるほどに好きになってきました。ハデハデテイストはもともと好きだし、ハデっていうのは、人が意識して、目指してこそできるものです。自然なもの、ナチュラルなものなんてつまらんとわたしは常々思っています。たとえば「大自然」なんて言葉からして全然憧れないけれど、人が作った嘘の自然である池泉回遊庭園とか、町家の中の坪庭なんかは大好き。そこに何かを作ろうとする人の意思が染み通っているからいいのです。で、「自然は好きじゃない」とか言いつつ、おいしい野菜や山野草は大好きなんだから実に勝手なもんなんだけど、(それ以前に話がえらい脱線しているんだけど、)とにかく確かなことは、「ぎをん か波羅」ではハデ空間の中、気持ちも盛り上がっていただき、そこでおいしい料理を召し上がっていただきたい、ということなのです。
G1G2わたしがいつもメラメラ熱くなり過ぎて騒いだり、文を書き出すなり止まらなくなったりするのと正反対に、いつもクールで大人の落ち着き、わたしと誕生日同じなのだけど2歳年下ってのがいまだ信じられない西田稔さん。京都を代表するバー「K6」「Kugel」の店主です。クールな西田さんが涼しげなグラスをあれこれ試しています。今回バースペースも設けられ、西田さんは月に2度ほどお店に入られます。東京の西田さんファンの皆さま、西田さんに会える時もあります! ご来店お待ち申し上げております<(_ _)>
Sara1Sara2お皿いろいろ。グラススタジオの品・・・
Sara3Sara4こちらは塗り。蓋には「か波羅」のロゴマーク。
Sara5Sara6信楽へも、カズヤさんこと代表・上田一八さんと店長・山本一毅たちは何度も通ったのです。深いるり色こそ実は信楽の色、そしてご飯を炊くのはもちろん雲井窯で。
De1De2デセールの一部をお見せしましょう。強力兵器パコジェットを備えたわたしたち、何でもぐいーんと一瞬で! ショコラ風味、抹茶風味に、ほうじ茶味やらフルーツそのもののジェラートを試食。
De3De4De5黒酢でグラニータ・・・これがびっくりのおいしさね♪ そして竹筒には美山の卵を使ったプリン。これちょっと、わりとかなりすごく名作です。なんて文章を、ライターが書いていていいのか? けれど本当にそうなのだよ~。カラメルではなく黒蜜でアセゾネするってのも粋な、オリジナルプリン・・・わたし今度どんぶりでこれ食べるんだ♪ 皆さまもこれを必食と心得て、ご来店の際は食後に忘れず召し上がってくださいませ<(_ _)>
★予告:明日は京都のかわいいフレンチの話をします!

2008年3月 27日, dans 東京 「ぎをん か波羅」 |

2008年3月26日 (水)

●京都鉄板焼「ぎをん か波羅」 で試作と試食


01全国100万人の読者の皆さま、東京・西麻布でこんな野菜が食べられるようになるのです!開店準備中の 「ぎをん か波羅」のグランドメニューより、京都の大原や美山の野菜を多彩にたっぷりと、これはバーニャカウダで。サラダで、鉄板焼きで、そしてこんなスタイルでと、さまざまなメニューを用意しています。これら美しい野菜には入手困難なものも多種あります。京都が誇るトップの料理人やシェフの方々のお知恵も拝借して、質のいい、ごく新鮮なものが定期的に送られるように周到に準備しているのです。
02金目鯛をスモークして、野菜と合わせて前菜に。泡泡のあしらいもあります。これはレセプションのアミューズ用に小さく作ってみたもの。グラススタジオのお皿もあれこれ取り寄せて盛り付けてみてテストです。0304↓アミューズです。ある日はイタリアンテイスト全開状態、違う日は完全おばんざいヴァージョン。「イタリアン過ぎないか?」「これがお好み焼きにつながるか?」「ここまで種類要るか?」「ご飯食べのわたしたちはいいけれど、お酒飲みの方のためには、もちょっと塩気を?」スタッフはお酒飲みとご飯食べ半々ですから、いいバランスだと思います。そして料理人もイタリアン出身に和食系と取り揃えているのです。0506調味料を試すのは楽しいことです。テーブルの上に林立する瓶瓶瓶。「あそこでこういうもの食べたよ。」「あの時のあの味、覚えてる?」「どこで売ってた?」長年食べ歩いた蓄積、飲食業に長く携わってきたみんなの経験が、今回最大限に生かされるのです。0708調味料を少しずつ出して生野菜に付けて味見をしたり、塩をどうするかということも真剣に。「モンゴルやらネパールやら言わんでもいいよね」という意見があったり、「本当の本当の国産塩って実はごく稀少なものなのだよ」なんて話とか。111213塩を並べてデギュスタシオン。塩においても当然、名前やイメージはクオリティと同様に大事です。いや、名前やイメージがしばしばクオリティまで決めちゃったりもするのよ。2122まだ動いてるような伊勢海老、食材として見るからいいんで、これうちに帰っていきなり仕事机の上で歩いていたら、ぎゃーって\(゜o゜)/こわがると思う。それくらい、いきがいいのです。そして京都肉です! 浄土寺「さのや」さんが「ぎをん か波羅」のために特別に出してくださる稀少な京都肉。荷物の中にポスターまで入れてくださって京都肉のよさがアピールされていました。軟らかで口で溶けるようなフィレとロース肉、いくらでも焼きます! どんどん注文してください。
2324ポスターを持っているのは「ぎをん か波羅」で料理長をつとめる藤本慶輔。国内外のイタリアンの名店で修業を積んできた若き俊英です。今まで何度か後姿を見せてきましたが、皆さま今後、どうぞよろしくお願い申し上げます。ピンチョス牛にしちゃったのは、レセプション料理の試食のため。塩味でパクッと、じゅわっと肉汁しみ出ておいし♪ 通常メニューでは大きいかたまりで焼きます。皆さん召し上がってくださいね。3132そして京都素材です。「京豆腐 服部」の豆腐、おいしいですよ。このおぼろ豆腐、こくがあり香りよくなめらか。間違いなく京都が誇れる名作のひとつです。生麩田楽です。ちょっと焦げめがつくまで鉄板で焼いた生麩(もちろん「半兵衛麩」です!)に、お味噌2種類で。味噌の試食もあれこれとして、木の芽味噌やら山椒味噌やら、ヴァリエーションやりましょうということに。試せば試すほどに意見がたくさん出ますが、「決め込み過ぎず、お客さまの反応も見ながらまた変えていきましょう」ということなのです。

2008年3月 26日, dans 東京 「ぎをん か波羅」 |

2008年3月25日 (火)

●京都鉄板焼「ぎをん か波羅」 開店準備は着々と!


Kahara1全国100万人の読者の皆さま、5月14日、東京・西麻布にグランドオープンする京都鉄板焼「ぎをん か波羅」の開店準備は着々と進んでいます。調理のスタッフは試作を重ねています。わたしたちまわりを固めるメンバーも試食や材料・備品の調達、そして10日以上に及ぶレセプションの準備に明け暮れる毎日です。わたし自身は今までさんざん食べ歩いたし取材もしてきた人生ですが、お店オープンに関わるのは初めてのこと。それも、長年暮らして愛着のある東京で、京都の人たちと共に京都のよきものをご紹介できるわけですから、こんなにうれしい仕事はありません。
1京都の地ソース勢揃いです。こんなにあったのか~! \(゜o゜)/ 関西ソース味文化圏のわたしたち、とてもとてもソースにうるさい。東京在住関西人の皆さんも同じだと思うし、関西人でない方にも当然最高のソース味を召し上がっていただきたい! というわけでわたしたちのソースデギュスタシオンは本格的です。もちろん、これらのソースをまんま使うのではありません。まず味を網羅的に知る。そして、魔法がかかったソースを作るのです、わたしたちの手で!
23メニューにのせるお好み焼きとねぎ焼きです。これね、もちろんソースなり醤油ベースのたれなり付けて食べるのが前提なのだけど、すごいのは、何も付けず、ナチュールで食べてもおいしいということ。味にうるさい関西人たちが寄ってたかってハフハフ、絶句して食べたのです!
45「K6」「Kugel」のマスター、わたしたちが絶大なる信頼を寄せる西田稔さんにもソースデギュスタシオンをしていただいていまです。カクテルの味を見るように真剣にソースの味見をなさる西田さん。わたしたちの試食がどれだけ本格的かわかってくださいますね? さらに今回、西田さんは、実は昔お若い頃にお好み焼きやさんでアルバイトしていらしたことがあったと判明したのです!
67わたしたちも何種類かずつソースをお好み焼きに付けてデギュスタシオン。そうしている間も、厨房でシェフは料理を作る作る作る。
8こちらでわたしたちは試食です。とにかく絶対おいしいお店にしよう! とみんなで燃えているのです。すごくいい材料を使っています。京都の総力結集なのだから! 右の眼鏡の方が京都セレブにして風流人・カズヤさんこと上田一八さん、「ぎをん か波羅」プロジェクトを率いる代表です。左が山本一毅(かずき)、「ぎをん か波羅」で店長をつとめます。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
910オープン後のメニューを作りつつ、レセプション用の料理も試作です。鉄板焼き素材もピンチョスで食べやすく、と伊勢海老やあわびをピンチョスで。けれど絶妙な火入れでお出しして最高の状態で召し上がっていただきたい伊勢海老はピンチョスにならないのではないか・・・などとみんなで意見を出し合い、午後いちばんに始まった試食は夜にまで及んだのでした。
11京都素材ももちろん前面に出してゆきます。「やよい」さんのおじゃこを使ったおにぎり、信楽の釜で炊いた最高のご飯によく合って、「これおいしいよね♪」とみんなで笑顔に。大丈夫、いいお店ができると確信したのでした。他にも、調味料やらお皿やらグラスやら吟味に吟味を重ねているもの、そして今どきびっくりのハデハデ華麗なインテリア、これからだんだんにお見せしてゆきます。

2008年3月 25日, dans 東京 「ぎをん か波羅」 |

2008年3月24日 (月)

●六本木ヒルズ 「八坂通り An 京割烹」


1_22_2昨日の予告編に続き、「八坂通り An 京割烹」、カウンターでの夜コースです。
3_24_2お箸とコースターはこんな。
11_212_2いいだこの早煮。花わさび、みる貝、すだちジュレ。あぶらめのお椀。うすい豆の豆腐、酢漬けにしたみょうが、にんじん。
2122カウンターを仕切るのは木田さん。所作も美しい木田さんは京都の誇りです。佐々木さんはお客さまのお相手をする以外は包丁も持たずヘルプしているという風情で、いつもと様子が違ってなんだかおかしい。
3132熱い岩海苔に冷たいうに。まな板皿に向附。
41424344勝浦のとろの寿司。220キロだそう。鹿児島の天然のしまあじ、房総の金目鯛。三重のとり貝。とり貝は格別おいしかったです。先日の京都のよりよかったと思うくらい。づけの寿司。
51525354もろこは佐々木さんが今日ご自身で運んでいらしたものです。テーブル席のために、焼き台で佐々木さんが焼きます。見せ場を考えているのです。もろこ3尾。これはほくほくと、香りも口当たりもよくておいしかった。
6061ここでみんなはあわびなのだけど、わたしは野菜に差し替えてもらいます。あわびとたこ、味は嫌いじゃないけれど食感が好きじゃない。お手間かけてすみません。
7172最後のぐつぐつははまぐりです。筍にせり。はまぐりはバカでかい・・・わたしはひと切れしか食べられずでした。<(_ _)>お漬物が出てきたらご飯です。
8182一斉スタートじゃないから、「ご飯のどかーんとプレゼン」はなし。というわけで、京都のように、客席が一体となっての盛り上がりはありません。けれど、こうして客ごと炊き込みご飯が用意されています。桜海老ご飯。海老とご飯の比率、半々くらいか? というほど海老がたっぷり。ハデハデテイストは生きています。
9192デセールはバーコーナーのテーブルに移動していただくのですが、こちらはたばこ可能なスペースなのでわたしにはつらい。カウンターでまんまいただけば安全です。京都と同じカスタードアイスクリームとフルーツ。このアイスクリームおいしいです。白ワインの他にわたしは水を所望したのですが、なんとシャテルドン置いていると聞いて、迷わず注文。微発泡で、すっきり高貴な味。と思っているのだけど、値段に気持ちが左右されてるのかなあ? (どこでも1000円以上だから。)
101102
デセールをいただくコーナーは
←こんなです。
八坂通り An 京割烹 六本木ヒルズ HILL SIDE B2F 毛利庭園前 
03-5772-0067 ほぼ無休 

2008年3月 24日, dans 東京 東京の京都 |

2008年3月23日 (日)

●六本木ヒルズ 「八坂通り An 京割烹」 予告編


12六本木ヒルズに3月10日にオープンした「八坂通り An 京割烹」は、「祇園さヽ木」の佐々木浩さんプロデュースによるお店です。ヒルズで「祇園さヽ木」のお料理というのがどうしてもイメージし難かったけれど、とにかく一度行かねばなりません。毛利庭園向かい、お店はガラス張りで、なんとすぐに目に入ったのがお造りを引く木田康夫さん。京都のお店でなくてはならなかったあの姿が見えます。なんだか目えがうるうるするような感じ。10年以上前、5席のカウンターの頃からイケイケの佐々木さんに忠実につかえて着実に仕事を支え、少しも出しゃばることなく、でも客にとってもなくてはならいない存在だった方です。京都から連れてきたスタッフがいるとはいえ10人以上の東京のスタッフに「佐々木流」を教えていかねばなりません。
34向附をずっと用意しています。他のスタッフを教えつつ。本日日曜日は佐々木さんもいらしてカウンターに入っていらっしゃいましたが、包丁を持つことはない。佐々木さんは木田さんに委ねきっているのです。
56とはいえ佐々木さんは「エグゼクティブシェフ」としてどかーんとエントランスにプロフィールが出ています。生佐々木さんもこの通りやっぱりイケイケパワフル、この勢いで東京まで来たわけだ。この晩のほとんどは、京都へ通っている東京のお客さまだったということです。今後佐々木さんは最低月一度くらいの割でこのお店へいらっしゃるとのこと。
78カウンターとテーブル、お部屋もあって、バーカウンターもあります。中川一辺陶さんに作ってもらったという茶釜も見えています。
9お料理はまったく「祇園さヽ木」そのもの。違うのは、ピッツァ釜がないことと、本店のように18:30一斉スタートではないため、ご飯を小さい土鍋で客ごとに炊くことくらいでしょうか。お料理については改めて詳しく掲載します。なんせ150枚写真撮ってしまって、選ぶのも ca fait un boulot....
1112東京行きの新幹線が激混みと考えていなかったのは浅はかでした。ほぼ4連休状態だったのですよね~。駅に着いてからも何本も見送らなければならなかったほど。で、いつもの一番前の席を確保できず、前の人のシートが倒れてきて狭くなるというわたしがものすごく避けたいパターン。(ちなみにわたし自身はシート倒しません。)さらにテーブルが折りたたみ式で、コンピュータも安定して置けない(T_T)。あ"~。N700でなくてもいいのだけど、やっぱり新型車両に乗らなくちゃ!
13「An」の前に広がる毛利庭園はこんな。春です! 西麻布 「ぎをん か波羅」 のメニュー試食と、10日間に及ぶレセプションの打ち合わせでぎっしりの2日間です。

2008年3月 23日, dans 東京 東京の京都 |

2008年3月22日 (土)

■4人で夜遅イタリアン、「京都ネーゼ」


1_22_2時間がたってしまったけれど、3月初めに4人で出かけた「京都ネーゼ」。夜遅OK(24:00LO)、アラカルトで好きに食べられてどの皿も的確に美味、センスよくて居心地よい、そして完全禁煙♪ ・・・というわけで無条件降伏、隙あらば行きたーいと思っています。直前に電話しても(早い時間はとりわけ)席がないから、ちゃーんと前もって予約して。カズヤさんこと上田一八さん率いる東京・西麻布「ぎをん か波羅」チームと共に、打ち合わせがてらの夜遅ごはんです。タレッジオチーズのソテ。グリーンサラダ。
3_24生ハムやサラミの盛り合わせ。甘鯛のカルパッチョ。
56じゃがいもとさつまいもとチーズの豆乳グラタン。グリーンオリーヴ、和牛、イベリコ豚のパン粉揚げ。
910淡海地鶏の内臓のスパゲッティ。手打ちキタッラ パンチェッタとトマトソース。
11_212_2スパゲッティ きんかんのカルボナーラ。シャラン産鴨胸肉 炭焼き。
13_214_2