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2008年2月 7日 (木)

■祇園の割烹デジュネ:「山玄茶」と「祇園なん波」


4今日と明日とで祇園のお昼割烹を2軒お見せします。5分と離れていないこの2軒、お昼はいずれも5500円(正確には「山玄茶」5500円、「祇園なん波」5520円)。いずれもコースで、昼夜共にご主人がみずからお料理していらして(お昼は二番手に任せるというスタイルもあります)、けれどお値段半額ほどで夜とそう変わらない構成が楽しめるから、非常なお得感があるというものです。まずは「山玄茶」から。昨年末のあるお昼に久しぶりで伺って以来、わたしはうわ言のように言い続けたのです。「白いご飯がおいしかった、あのご飯は圧倒的だった、忘れられない」と。京都セレブにして美味への探究心旺盛なカズヤさんたちが「では一度そのご飯を」ということになり、白いご飯をめざしてあるお昼祇園に集うことになりました。冒頭の写真は4皿目、黄金の皿に盛られた華麗な八寸です。○ますの木の芽焼き、○椎茸の天ぷら、○わかさぎの天ぷら、○セロリとその上に金山寺味噌(年に2回だけ開けられるもの)、○水菜とお揚げの浸し ○菊菜と大徳寺麩 ○あんこう肝チリ酢和え ○節分前で海苔巻き。中に穴子やきゅうり、いくらなど。
12酸味の先付で始まって、うるい、白魚、蒸しあわび、赤貝とにこごり、底に黄身酢。お椀はかぶらの吹雪仕立て。雲子、自家製厚揚げ、うぐいす菜。
356造りはひらめ、霜降りにした帆立にうに、しまあじ。 ここで冒頭の黄金皿の八寸が入り、続く炊きものは海老入りのひろうすに海老芋、菜の花あんかけ。そしてご飯がプレゼンされ、ご主人の増田さんがサーヴィスもしてくださいます。


78湯気湯気・・・ つやつやのご飯です。このご飯のために訪れた価値がありました! 
9_310_311_3お漬物 赤だし 釜揚げしらすをお酒と薄口醤油のみで炊いたふわふわやわらかなもの。
12_413_4このあとこのおじゃこでご飯をお茶漬けに。デセールは脚付グラスにいちごとあんぽ柿、パパイアのワインジュレ寄せ。「うちは居酒屋です。気軽に食べて飲んでわいわいやって楽しんでくださればいいと思っています。料理屋というとお高く止まっているように見える。うちは一流とは違う、0,5流です。器もしつらいも招福楼にはかないませんから。」と謙遜なさるご主人ですが、「けれど料理だけは招福楼に負けません。」と、料理への自信はしっかりと。たくさん割烹がある祇園でも、美しく味が決まったお料理がいただけて、いいもの好きの人にもおすすめできることを再確認したお昼でした。続き「祇園なん波」は明日ご覧に入れます<(_ _)>  

2008年2月 7日, dans 京都 和食08前半 |