
■全国100万人の読者の皆さま、お待たせいたしました。本日もあたふたと、まとまった入稿を終えるなり今度は家の中のレイアウト変更を思いついてメラメラと燃え上がり、そんなことしている場合だろうか? いいやそんな場合ではないので、ぶっとばして割烹に向かって約束に間に合い、やっとしっとり食事するはずが、一緒に食べた全く睡眠を取ろうとしないパン職人の「セルフギロチン騒ぎ」「オーヴンで顎グリエ」などの事情聴取をして笑い転げ、帰ってきたらもう校正がどどどときていて倒れそうになり・・・相も変わらず阿鼻叫喚なのだけれど、最近おいしかったものをあれこれと。
●ふぐとふぐの白子のお鍋
●白魚のフリット
●ぐじ焼き(下の写真、5人で食べて)。 先日の吹雪だった晩にいただいてしんそこ温まったこれらのお料理、この冬いちばんというほどに感激したものです。メディアティックではないし、このお店の常連の方にお連れいただいたので残念ながらどことは明かせませんが、洛中の1軒です。本当においしかったのです。実は以前に一度だけここに伺ったことがあって、「あまり縁がないかも」なんて思ってそれっきりだったのです。あー、わかっていなかったわたし。こんなこんなおいしいお店を!
●逆パターンもあります。すごくおいしいと思っていたお店に「?」がついてしまう時。うう、わからん、なんで? なんで? と悩みます。仕事柄、お店の評判もたくさん耳に入ってきますが、親しい人が食べに出かけて、その感想を聞いて初めて「そうか・・・」と思うこともあります。仕事柄、かえって見えなくなっていたことを教えられたりするのです。年々「わからんことって多いなあ」と思うようになりました。第一印象でほぼ間違いなく判断できる、という自信もあるのだけど、でもいいと思っていたお店がみんなにとってもいいわけではなかったり、今回のように、わたしがノーチェックだったところが実はひどくいいことがわかったり。
●人についても同じことが言えるかも・・・人って何層にもなっているから、わかっているつもりでもそうでなかったことをわからされる瞬間があったり。日々精進が必要です<(_ _)>

■こちらも極寒だったある晩にいただいたもの、「ルナールブルー」です。温まって、さっといただけるものを!
●エスカルゴ。エスカルゴ本体を掬い上げても皿に残ったふつふつのハーブバターがある限りパンを確保、ちぎって浸しては食べる食べる。熱々やみつき止らない!
●金時にんじのスープは甘さが際立っていました。

●フォアグラと合わせた新ヴァージョンのオムレツ。
●明石の水口さんの天然鯛を使ったカルパッチョサラダ・ライム風味。贅沢な食材使いです。
●「ルナールブルー」は、現在絶賛好評発売中の「
WaSaBi」3月号の新店コーナー「New Arrival」でもご紹介しています。どうぞ(お買い上げの上)ご覧くださいませ<(_ _)>

■新しいスペインバル、「ラ・ガジェガ」、2月14日オープンです。「ラ・マーサ」「エル・フォゴン」のキヨさん=木下清孝さんが3軒目を京阪三条のKYOUEN内に開かれました。まだお料理はいただいておりませんが、まず御祝を言いに寄せていただき、フラメンコショーの前という状態だった店内を拝見。どこもかしこも赤いのよ。きっといいお店♪