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2008年2月19日 (火)

●銀座「よねむら」のカレーランチ


11a銀座の交詢ビルディングに入ってる「よねむら」さん(本店は京都・下河原通り)に伺いました。昨秋お昼にカレーを始めたというおはがきをいただいて以来、ずっと手元で眺めていたのです。「よねむら」さんのコースの締めご飯のひとつであるカレーは、少し懐かしい味でコースの最後にもするりと入り、何ともいい感じ。それを平日のお昼のみ「カレーランチ」として出されるなんて素敵です。おはがきをいただいた時点ですぐに「祇園のお店ではしてないの?」と店主の米村昌泰さんに訊ねたけれど、銀座店のみとのこと。それ以来、東京に行ったら必ず! と思っていたのです。
34ちょうど火曜日、京都のお店は定休日。だから東京に来るよねちゃんにも会えるかもね♪ と思ってお昼に出かけました。平日だからとのんびり構えていたのだけど、12時過ぎて伺ったらすでに満席でわんわんしていました。電話はしておいたけれど、ひとりだからかろうじてすべり込めたのです。平日限定カレーランチとは、カレーの前に3皿のお料理、カレーの後はデセールとカフェ、それにパンとバターもついて3000円税サ込み。先付のひと品はフィックスされていますが、あとの2皿は「本日のランチ」(写真左・6000円)から何でも選択自由なのです。さらにデセールも6品から選ばせてくれます。
5678ひと皿目は小さな焼きおにぎりに、うに、海苔、マスカルポーネが載ったひと口のアミューズ。オリジナルな組み合わせに口の中が一瞬わっと喜びます。以下2品目と3品目が選択で、お盆に、クラムチャウダーと雲子のフライ。3品目すっぽんのロワイヤル。ちょっとしばらくぶり、このお店らしいものが食べたくてこんなチョイスです。
1011これがカレーです。なめらか、さらさら、ちょっとレトロな味で、米村さんいわく、「昔のホテルのカレーをイメージしつつ考えたルセット。女性にもおっちゃんにもファンがいる」。これは文藝春秋「CREA eats」No.7のカレー特集号でも掲載したもので、ルセット・作り方も載っています。プロセス撮影もさせていただいていますから、興味のある方は(どうぞお買い求めの上)ご覧くださいませ。わたしはこれで十分でしたが、「よかったらお代わりもどうぞ」とのこと。なんて太っ腹なのでしょう。お腹空き空きなら、限りなくいただいてしまうかもしれません。
1213アヴァンデセールに蜜柑とバーボンのソルベ。スプーンはこんな。お茶目です。器使いの華麗さ、ユニークさは変わらずです。新しいグラス(冒頭の写真)なんかも作ったそうで、少しもこの人とどまらないんだ・・・客を飽きさせず楽しませてくれます。
1415デセールは6品から選べます。これは豆乳のブランマンジェ。ほとんどお豆腐そのものピュアな風味になめらかな舌ざわり、バジルシードとタピオカがのった、定番よねむらデセールのひとつです。他に○抹茶と白玉のパフェ、○紅茶のクレームブリュレ、○苺をのせたロールケーキ、○シュークリーム アイスクリーム添え、チーズをのせたチーズケーキ。他にチーズ盛り合わせという選択もあります。食後の飲み物にアンフュージョン(カモミーユ)。 ライヴ感あるカウンターで、銀座で京都の気分が満喫できて、以上で3000円。あまりにお得でなんだか申し訳ないくらいの気持ちに。米村さんは午後から東京に移動ということで会えなかったのだけど、食事しつつメールと電話でやりとり。食べながらわたし「すばらし~!」と、くす玉絵文字を送ったりしてたんだけど、このカレーランチ、実はあまり出ていないのだそうです。(信じられない!)皆さん6000円のコースを召し上がってくださると。(これは信じられる。)せっかく「よねむら」さんで食べられるなら、「よねむら」料理のエスプリをコースで知りたいというのもわかります。「食事に来たぞ!」の方はぜひともコースで。けれど、ちょっと銀座に買い物に来た時なんかに、「よねむら料理3品にパン(とバター)、さらさらカレーにデセールとお茶。美しい器、京都の気分で3000円」っていうのも、なかなか粋なことです。この平日カレーランチは「よねむら」さんのHPにも載ってないし、まだ皆さんに知られてないってことですね。ぜひ一度!
2_3「レストランよねむら」銀座店 東京都中央区銀座6-8-7 交詢ビルディング4F 電話03-5537-6699 12:00~14:00、17:30~21:00LO (21:00以降翌2:00までアラカルト対応) HPはこちらです。 

2008年2月 19日, dans 東京 東京の京都 |