■「山玄茶」 2008年2月10日過ぎと、20日過ぎの夜(後編) |
■そして後編、同じく「山玄茶」の夜の16500円のコース、2月20日過ぎのある晩です。●胡麻豆腐。「やわらかいのに腰のある」胡麻豆腐。弾力があって、ねっとり。
●お椀は車麩、おこぜの唐揚、生姜、白髪ねぎ、丸仕立て。すべてがすっ飛ぶ美味。●造りは甘塩で昆布締めにしたぐじ、ひらあじ、車海老湯引き、さより。
●あなご寿司、からしとしば漬けがアクセントに。●まながつお塩焼き。割り醤油と。しらす釜揚げおろし和え。毎日のようにまながつお(たいていは西京漬)をいただくのですが、これは味噌漬ではなくただ塩焼き。けれどわたしにとってはこれが一番だったかも。
●八寸です。○天ぷらは、ふきのとうに金山寺味噌、伊勢海老、太刀魚、そして柿のたねを砕いた衣の白魚の天ぷら。○てっぱい ○花わさびと海老。たいていの「八寸」て・・・ここまで楽し くないです。手が込んでいるのにもかかわらず、「あ"~(嘆)」と思うことも多い。これはどれを取っても、詳細に至るまでおいしいのです。
●ふぐの白子の柚子釜焼き。スプーンじかに突っ込んで。最初と最後では柚子の香り具合も味 も違います。
●ほっき貝、赤貝、なたね、生姜酢、うど。これはさっぱりするための小さなひと品。 ●手繰り湯葉、フカヒレあんかけ。これでまた温まって、
●ご飯の時となりわくわく♪ 今日は帆立のご飯です。いい香りが立ち込め、帆立だしで炊かれたご飯のほかほかと、この世最高の幸せ的なおいしさだったことよ。
●贅沢に、帆立ご飯でうなぎ茶漬けにしている人もいました。わたしはシンプルお茶漬け。もう完結。
●三宝柑の中に、苺とゆるゆるのジュレ。●菜種のきんとん。百合根あん、中は粒あん。●お薄で締め。
●これはこの晩一緒に来られなかった人へのおみやげに。おにぎり1個。ご飯残ったら(残してでも)持って帰ってねと所望されていたのです。わずか残ったわけ。 ●稀有なご飯のおいしさに、1合でいいからどうか分けてくださいとお願い。割烹で(他のお店でも)お米を持ち帰りたいなんてお願いしたのは初めてのことです。家でもこんなおいしく炊けるかしらん? ・・・かなり近いおいしさに炊けたのです!
2008年2月 28日, dans 京都 和食08前半 | lien permanent