■「健康的においしいとんかつ」をテーマに、女性にも入りやすい瀟洒なお店作りをめざしているのが「
かつくら」さんです。関西で12店舗、関東も10店舗以上、熊本にもお店を展開、幅広い層に愛されています。わたしがいつも利用するのは、うちから近い
「かつくら 四条東洞院店」 (京都市中京区東洞院通四条上ル 電話 075-221-4191 11:00~21:30LO・22:00閉店)ですが、アイドルタイムなし、定休日なしの営業で便利、さらに全席禁煙でとてもありがたいのです。最近お薦めにしたがっていただいて快哉を叫んだのがこのヒレカツサンド。「京都は牛肉の国。京都でカツサンドといったらビーフカツのことなのです」なんてエラソーに書いたり言ったりしていたけれど、このヒレカツサンドのすーっと歯が入る柔らかさ、豚肉の香りのよさときたら。「京都でもおいしい豚かつサンドがあったんじゃない!」という驚きで、友人知人に薦めまくっています。店頭販売テイクアウト用が900円、店内でいただくこともできます。ロースカツもあります。
■店内メニューも多彩です。ある日お昼ごはんにいただいたのはこんなひと皿。ヒレかつと京野菜巻きかつ膳、1440円。これは「京味膳」というシリーズで、とんかつと、京野菜を湯葉巻きにして揚げたものという組み合わせです。他に生湯葉コロッケもあります。

●デタイユです。野菜巻きの方は金時にんじん、菜の花の葉、そして切干大根を湯葉でくるりと。外側サクサク中しっとり、食感がいいのです。そしてうず高く山盛りのキャベツはごく細い千切りで、これを集中して食べるの、わたしかなり好きです。

●料理が出てくる前にまず供されるのがミニすり鉢に入った白ごま。ヘルシーです。これをごりごり擂ってソースと合わせて待機します。ソースは赤ワインやりんごなどを使って香りのよさ、上品な甘さを出したオリジナルなものです。

●全部並んだらこんな感じ。おひつには麦ご飯がたっぷりと。
●オプションでお願いしたのが「大ぶり茶碗蒸し」、450円。メニュー名の通り、ご飯茶碗ほどの大きさで供される熱々の茶碗蒸しです。おだしの味がしっかりしています。

●メニューはこんな。品数多彩です。

●東洞院のお店の奥のスペースは木村英輝さんによる壁画で飾られていて粋です。(「よねむら」さんにもこの方の壁画がありますね。)「かつくら」は京都市内では三条本店のほか四条寺町、京都駅にあり、関西では他に滋賀、大阪、神戸、伊丹空港にもお店があります。関東地方や九州の店舗案内や品書きなどはすべて
こちらにあります。